デザイン・工芸科 2019

岩佐マリア さん

東京
都立桜修館中等教育学校 卒

合格大学:
東京藝術大学 デザイン科
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
多摩美術大学グラフィックデザイン学科

「多少無理してでも明るい気持ちで」

私が美大受験を目指したのは21歳の春でした。高校を卒業してから紆余曲折を経てようやく自分のやりたいことを見つけ、そのために数ある予備校から、なんとなく受付の電話対応が一番優しかったすいどーばたを選び通い始めました。初対面の講師や助手さんが良い雰囲気で対応して下さり、安心したのをよく覚えています。
けれども、全くの初心者の私がそう簡単にうまくいくはずもなく、課題文の日本語すら理解できず、周りを見る余裕もなく、見事打ちのめされました。うまくいかないことはやはり面白くなく、はじめの年の予備校生活は体調不良やストレスでボロボロで、当然一次試験で不合格。後悔と悔しさで涙が出てきました。
涙が出るくらいには本気だったんだなぁ、とようやく気づいて、二度目の浪人生としての春を迎えました。一度失敗したことは体がよく覚えています。チャンスとしても今年が最後、想像するのは藝大生になった私だけ、と、気持ちを前向きに方向転換しました。経験が浅く成功体験の少なかった頃にはできないことでは、と思うかもしれませんが、不思議なことに明るい気持ちになると成功体験が少しずつ増えていくみたいです。そうして少し余裕ができると、周りの人達を見回せることができるようになりました。そこで気づいたのは、予備校に通う大きなメリット、自分以外の作品を知れる機会が毎日訪れることです。
予備校の仲間の作品を、敬意を持って見てみてください。自分にはないもの、自分が素敵だなと思うところを全員分探してみてください。私は講評の時間に全ての作品を見ながら「良いところ」を言葉にできるようにしていました。良いところ見つけるのが上手くなると、自分の価値観も豊かになる気がして、受験課題もだんだん楽しくなりました。
自分の作品のいいところはなんだろうな、と先生にたくさん相談しました。すると今度は自分の「できないこと」も見えてくるものです。自分を知ると、作品との向き合い方がだんだんわかってきます。課題に対する答え方に100パーセントの正解はありませんので、自分なりの向き合い方がわかると、自ずと独創性につながるのではないのでしょうか。すいどーばたの環境は、明るい気持ちでいると本当に暖かく豊かな空間になるので是非すいどーばたの環境をフル活用してください。
改めて、先生方、助手さん方、同じ年で一緒に頑張った友人の皆、本当に本当にありがとうございました。浪人生としての最後の1年は、今後の生き方にもつながる発見ができたように思えます。
PS:学科の勉強は軽んじずに、後悔なく取り組んでくださいね。

遠藤朱梨 さん

東京
私立大妻高等学校 卒

合格大学:
東京藝術大学 デザイン科
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科

「どばたとの出逢い」

すいどーばたを訪れたのは高1の春。
道具の使い方も分からず、ぎこちなく描いたデッサンは素人目でも上手いとは言えませんでした。
初めてだったため、どんな評価をされるのかと不安な中、先生は「君は本当に楽しそうに描くね!」と言ってくださいました。
その言葉が嬉しくて、どばたに入るきっかけとなりました。

はじめは基礎科で学び、その後藝大を目指して受験科に進みました。
より試験に向けた課題を受けることで刺激的な日々でした。
しかし現役は残念ながら一次落ちでした。

一浪は一日中絵に集中することが出来、またたくさんの出会いや発見がありとても長く濃い時間でした。
上手な人が多くとても勉強になりました。

受験時代、特に大事にしたことは分析です。
自分の得意不得意を見直し、何が分からないのか、どんな風に分からないのかを明確にしました。
苦手なところは特に調べて、何度も描いて練習したり制作中に意識するようにしたりしました。
また自分ひとりでなく、友人や先生方にも相談し第三者の意見も重視しました。
そうすることで『自分が欠点だと思っていたところが、周りから見ると長所だった』などのズレがあることが分かりました。

本番は先生から頂いた手作りのお守りのおかげで落ち着いて描けたと思います。

どばたに通って学んだことは数えきれません。
先生方は親しみやすく安心して話せました。
講評会での面白い話や面談時にかけてくれた言葉、一つ一つが心に残っています。
毎日悩んだり楽しんだり忙しくも充実した受験生活でした。

先生方、助手さんにはとても感謝しています。
4年間ありがとうございました。
どはたに来て本当に良かったです!

木間衣里 さん

東京
都立武蔵丘高等学校 卒

合格大学:
東京藝術大学 デザイン科

「いちばんは楽しむこと!」

1浪はいろんなことを試して失敗ばかりして、楽しく制作できないいちばん辛い時期でした。なので2浪が決まってどばたの春季講習に来たとき、目標を「楽しむこと」に決めました。
いちばん変わったのは平面構成です。平面構成の枠に囚われすぎず、自分の好きなことをばんばん出していこう!と思って取り組んでいたら、自分は色や細かいイラストやマチエルに興味があると気付きました。なのでそれらに最もこだわって制作しました。嬉しかったのは、私の絵を見るだけで私の絵だと気付いてくれる人がいたことです。平面構成を自分の世界に落とし込めてる!ってことがとても嬉しかったです。立体も同じで、毎回エスキース帳に書く“気にすること”の項目に「楽しむこと」を必ず入れていました。あとは、「素敵だな」とか「可愛いな」とか何か感想を持ってもらえるような作品を毎回目指していました。でもそのことで、モチーフ無視しすぎかな?身勝手すぎるかな?と悩んでしまって描くのが辛くなったときもありました。そんなとき先生が「自分の世界は壊さないでいい、このままでいい」と言ってくれたのはとても心の支えになりました。明度計画と構成を気にして、あとは自分の好きなことを存分に押し出そうと決めた入直の何日かは、いちばん成長できた時期だと思います。先生方が生徒一人一人のクセや良いところを理解してアドバイスしてくれる。それがとてもありがたかったです。
先生方、あとどばたに来たばかりでぼっちだったときに話しかけてくれたみんな、作品に感想をくれた人たち、とても嬉しかったです。ほんとにほんとに心の支えでした、ありがとうございました!

本間賛 さん

東京
私立女子美術大学附属高等学校 卒

合格大学:
東京藝術大学 工芸科

「発見」

藝大受験を通して得られたものは、描写力や観察力だけではありませんでした。
二浪が確定した時、私は万全の状態で次の入試に臨もうと決め、自分の限界まで努力しましたが、結果はまたしても不合格。
しかし不合格となったと知っても、不思議なほど、悔しさや悲しさを感じることはありませんでした。これ以上ないくらいに一年間、頑張りきれたからこそ、結果をすんなり受け入れられたのだと思います。これは自分の中で大発見で三浪目もこの先、役立つような発見があれば、もしまた報われなかったとしても、浪人した意味があったと思えると考え、合格することの他に、また新たな発見をする事を目標に設定しました。
合格以外の事も意識しだすと、自然と視野が広くなり、周りの意見も以前より受け入れられるようになっているのを感じました。
三浪目は多浪特有の悩みも多く、それまでになかったような辛い事も沢山ありましたが、視野が広くなったことで物事をより客観的に捉えられるようになり、二浪目よりもずっと多くの発見がありました。
他の人よりもスタートは遅れてしまいましたが、無駄な事なんて1つもありませんでした。
目標達成に時間がかかっても真剣に向き合っていれば、何かが無駄になる事など、ないのかもしれません。
周りよりもずっと下手で毎日が苦しかった現役、とにかく自信が無かった一浪、がむしゃらに努力した二浪、自分なりに沢山悩んだ三浪、どれも私にとって大切な宝物です。
頑張ってください。

武田伊久美 さん

東京
都立三田高等学校 卒

合格大学:
東京藝術大学 工芸科

仮面浪人をした三浪目の冬期から入直まですいどーばた美術学院に通いました。
普通に浪人していた頃は、試験が近づくと、混乱しながら昼間部やって夜間部やって家で描写練していましたが、二浪目で精神的につらくなり、受かっていた私立の大学に通うことにしました。
ところが、私立の大学にはやりたい専攻が無かったのと学費もめちゃ高いので、親に相談してお許しをもらい、もう一度受けることにしました。
私立大学は10月くらいから冬休みに入り、ほぼ連続して春休みに入るので予備校には冬季から通わせてもらうことにしました。
大学で友達と楽しく課題をやって、冬季から予備校に行くと去年までモヤモヤしてた不安がだいぶスッキリしていて前よりは課題が理解できるようになってました。
浪人して受験中心の生活を試験まで続けているともたないので、受験以外の生活の軸も持った方がいいかもと思います。

野本修平 さん

神奈川
県立横須賀高等学校 卒

合格大学:
東京藝術大学 デザイン科

「受験を終えて」

一浪で藝大に落ちた去年の春、初めてすいどーばたに足を運んだのはちょうど一年前でした。今思い返すとあっという間の一年でしたが、良い仲間と充実した密度の濃い時間を過ごせていたなと感じます。

試験を受けて一番印象に残ったのは、結局試験場では自分の判断力しか頼れないということでした。
その人が、今まで予備校でどんなに良い絵をたくさん描いていたとしても、その作品の評価は試験には持ち込めないし、それはかえって現場の判断を鈍らせてしまう可能性もあります。
そして、そのような予備校での成功体験よりもはるかに、失敗や上手くいかなかった時の経験が試験中の自分を助けてくれました。
思うように描けない、うまく作れない、評価が上がらない、そんな壁にぶつかった時にその状況を打開しようと自分の頭で考えていたこと、変わるきっかけになった言葉、その経験の全てが揺るぎない自分の力になるはずです。
美術予備校は単に受験のために絵が上手くなるための場所ではなく、モノ作りをする人間として最良の失敗と成長ができる場所です。

最後に、生徒と作品に真摯に向き合って指導してくださった先生方、ライバルであり尊敬できる友人達、その他すいどーばたを通して関わってくださった全ての方に感謝しています。ありがとうございました。

小島かおり さん

九州
私立九州産業大学付属九州高等学校 卒

合格大学:
東京藝術大学 工芸科

「一歩一歩」

浪人すると決めて地元を離れ、1年間どばたに通いました。

休まずに行って、きちんと制作することを目標に過ごした1年。どんなに落ち込んでいても、体調が悪くても、やる気がなくても、朝起きたらとりあえずどばたに向かっていました。

春の時点で上手い人が多かったので、私には到底敵わないなと思いつつ、それでも負けたくないという思いでいました。
自信がなくてそれが作品に影響してしまう時期。不安になって落ち込む時期。自分の癖がなかなか治らずに苦しむ時期。
他の人と比べて過ごして、とにかくずっと劣等感がありました。
それでも、4月からの作品と見比べていくと、確実に一歩一歩成長している。完成形だけでなく、制作する過程や、制作する時に意識していたこともかなり変わりました。

自分の積み上げたものに、やっと自信が持てるようになってきた入直。作品をつくることが今までよりずっと楽しくなりました。自分が好きだと言える作品を提出できるようになりました。いつの間にか、敵わないなと思っていた人たちの隣に自分の作品が並ぶことが増えていました。

ここまで成長できたのは、親身に指導してくださる先生方、一緒に制作した仲間、いつも応援してくれた家族のお陰です。本当にありがとうございました。

まだまだこれから。
これまでの自信を持って、大学でも頑張ります。

澤 優希 さん

兵庫
県立明石高等学校 卒

合格大学:
東京藝術大学 工芸科

「やりきること」

三浪目は好きなことをやろうと決めていました。
好きなことというのは、美術だけではなく、趣味や遊びのことです。
受からなかった年の私は中途半端に真面目で「受験生だから遊んではダメ!休んじゃダメ!」等、世間が言うルールを中途半端に守っていました。
この、「中途半端」というのが本当によくありませんでした。頑張ったことも遊んだことも全て「中途半端」にすることでどちらも自分の引き出しに残らず、武器がない状態で戦うことになります。
やる時はやる、遊ぶ時は遊ぶ。趣味や遊びにも全力を尽くすことで、生活にメリハリがつきました。それに、自分が好きだと思えるものをはっきりさせることは作品を制作する上でもとても大切だと思います。

どばたでは、やりきることの大切さを学びました。しかし実際は自分の努力の方向が正しい方向に向かわず、やりきれないことが本当に多かったです。長い間葛藤を繰り返し、少しずつ現実と向き合う力をつけました。

本当に、ひたすらメンタル勝負でした。
入直を越えいざ当日になると、落ちることよりも、今ここでやりきれないことの方が怖いと感じました。
試験中は「やりきること」「絶対に妥協しないこと」「二次課題は普通のことをする勇気を持つこと」を守り、今自分が制作している作品が、合格者作品として藝大説明会に並べられそうかどうかを基準に描き進めました。現役から受験用の絵はたくさん描きましたが、最後の試験の作品が、今までで一番"描いている"実感を持てました。
もし今現役生で浪人を考えている人がいたとしたら、なんとなくで決めないでほしい。相当な覚悟をもってしないと、落ちる可能性が高くなることを知っておいてほしいです。

お世話になりました。拙い私を合格するまで親身になって指導していただき、ありがとうございました。朝早くからモチーフの準備をしたり、サポートをしてくださった教務の方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。また、ライバル・友達として一緒に頑張ってきた仲間や応援してくださった先輩方、両親にも感謝しています。
今まで出会った全ての人達に恩返しするつもりで、引き続きたくさん絵を描きます。

亀岡 信之助 さん

東京
私立明星学園高等学校 卒

合格大学:
東京藝術大学 工芸科

「どばた」で正解でした

一年前、東京藝術大学に落ちて、数ある予備校の中から「どばた」の門を叩くことに決めました。
当初はパンフレットに載っている様な作品が自分にも作れる様になるのか非常に不安でした。
しかし全て全力で取り組んで上段(優秀作品)に上がれる事を目標にしていきました。
もちろん途中、全く上手くいかないスランプも何度もありましたが、多くのレベルの高い仲間に恵まれ切磋琢磨して実力を付ける事ができたと思います。
また先生方は、いつでも親身に対応して下さり自分に最も合った指導をして下さりました。
更に、工芸科の試験では出題されない様な難易度の高い課題も数多くこなし、これらの経験が試験に必要な対応力が付いたと思います。
おかげで念願の東京藝術大学工芸科に合格することができました。
「どばた」に来て正解だったと思います。
本当にありがとうございました。

時松春佳 さん

東京
都立総合芸術高等学校 卒

合格大学:
東京藝術大学 工芸科

「どばたで過ごして」

現役の冬季から1浪までの一年ちょっとをすいどーばたで過ごしました。
元々地元の小さな予備校に通っていましたが、大人数のどばたでは1つの課題に対して沢山の答えを見られること、雰囲気が穏やかで授業外でも気軽に先生と相談出来ることが魅力的でした。
特に二次では表現や発想が求められたので、いろんな考えに触れて疑問に思ったことをすぐ聞ける環境は、自分の方向性に悩んだ時とても大切に感じました。
デッサンは日本画にいた頃からの思い込みで、緻密に描き切る事ばかり頭にありました。癖っぽくて工芸ではなおさら評価されないものだったと思います。ここに通い始めて工芸の先生方の指導はもちろん、一緒に描いていたデザイン科のデッサンもかなり参考になりました。遠目で、客観視で、という大前提をようやく理解できた事は大きかったです。
浪人の後半戦は、思い当たる事をやってみては良くなったり悪くなったりの地道な時間でした。グンと伸びる手応えも少なくなってきて、自信が持てずに塞ぎ込む事もしょっちゅうありました。それでも最後に耐えられたのは先生方に支えて頂いたおかげです。本当にお世話になりました。苦しかったけど楽しかったです。

山本一葉 さん

京都
京都市立銅駝美術工芸高等学校 卒

合格大学:
東京藝術大学 工芸科

「適度に」

"絶対に現役で合格する"
ただそれだけを目標にがむしゃらに走った私は、1浪が決まってから現役のときの情熱が何処か行ってしまって、ぐだぐだしたりサボったり逃亡したり、うろうろして、いろんな人に迷惑をかけました。ほんとに全てやめてしまおうと、何度も迷って、迷って、ようやく合格することができました。浪人中に気がついたのは、真面目すぎちゃダメなんだということです。浪人してからは真面目にやっても評価されないことに悩み、なぜか休み明けやコンクールに良い作品が描けることに気がつきました。出来ないときは無理して頑張ろうとしないで、適度に力を抜いてやると、自然と自分の好きな作品を作っていることに気がつきました。どうしても描けなくなったときは1度絵から離れて別のことをやるのも良いと思います。入直で絵が描
けなくなったとき私はコジコジを読んで癒されていました。皆さんも迷ったときはコジコジを読んでみて下さい。
最後に、現役のときからお世話になった工芸科の先生方、親戚や家族の皆、有り難うございました。これからも宜しくお願いします

重富彩花 さん

東京
都立総合芸術高等学校 卒

合格大学:
東京藝術大学 工芸科

「入試直前講習に来て良かったこと」

すいどーばた美術学院に来て1番良いと思ったことは自分のレベルが分かることです。
私は入試直前講習が始まるときに、他の画塾から講習を受けに来ました。
もともといた画塾は人数が少なくて自分のレベルが分からないことが多かったけど、すいどーばた美術学院に来てから色んな人の作品が見れて得られるものが多く、表現の幅も広がったと思います。
講評の時も、講師の先生たちが評価の高い作品を数枚選んで全体の前で講評したり、全体に行かなかった作品も下段中段上段で分けるので、自分が今どのレベルにいるのかがパッと見で分かって現状を把握することができました。
また、授業が終わった後も描写練習や模刻の練習ができるのも良かったです。
貸し出しではなく支給のモチーフもあるので、授業で描いてアドバイスをもらったその日のうちに復習できるので、身につきやすかったと思います。
直前で画塾を変えるのは心配もあったけど、すいどーばた美術学院に通ってみて良かったです。

門脇一史 さん

埼玉
私立城西川越高等学校 卒

合格大学:
東京藝術大学 工芸科

僕が受験期にやったこと、感じたことをまとめます。
僕は、自分の実力が上がるきっかけとなったことをはっきりと覚えています。
それは、それぞれの課題で自分ができなかったことをノートにまとめ、次の課題が始まる前にそれらを必ず振り返るというのを習慣づけたことでした。講評ノートに書いてもそれを覚えていなければ意味がありません。なので、体が覚えるまでくりかえし何度も読み返しました。そして、自分の苦手なことは何なのかを明確にし、常にそれを意識するようにしました。
次にメンタル面について、予備校で課題をこなしているとどうしても周りと比べられ、自分が納得いかなくて落ち込むことも多くありました。でも僕はそれをむしろ自分の弱いところを理解し、次に活かすチャンスだと、ポジティブな方向に考えるようになってからは、気持ちも楽になり、成績も伸びていきました。
最後に、僕は浪人しても良かったと思うことが沢山ありました。なので、万 が一浪人することになったとしてもネガティブに捉えないでほしいと思います。

E.K さん

東京
私立豊島岡女子学園高等学校 卒

合格大学:
東京藝術大学 工芸科

「一日一日を大切に!」

現役生の時、絶対後悔しないようできる事全てをしましたが結果は不合格。
一体他に何をしていれば合格できたのか分からない事が辛かったです。
しかし、一浪してどばたに通い、色んな新しい経験をする内に、「入試に受かるにはどういう作品を作れば良いんだろう?」という事ではなく、「藝大が入試で測ろうとしている力がどのような物か」を理解することが一番重要だと気が付きました。
美大受験は、「自分ができない事」を発見して、しらみつぶしに解決していくしかありません。
それを効率的に行うために、毎日授業に全力で取り組む事、自分以外の講評も聞く事、授業以外の時間も受験のために有効活用する事が大切だと思います。
一年後、継続した努力は塵も積もれば山となります!

精神面や健康面の管理も含めてが受験だと思います。辛い時メンタルに一番良いのは家に帰ってから受験対策をする事でした。
入試前、不安や苛立ちに一人で悩んでいましたが、どばたの先生に「周りに喋ってドンドン吐き出すと良いよ!」と面談で言って貰いそうしてみたら冷静になれたので、本当に感謝しています。
本番は周りを見て不安になってもどばたの先生達の評価基準が正しいので焦らずに頑張ってください!

今まで出会った皆さん、お世話になりました。本当にありがとうございました!

小林凜 さん

東京
都立石神井高等学校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科
武蔵野美術大学 デザイン情報学科
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
多摩美術大学 情報デザイン学科

「受験を終えて」

私は高3の夏季講習で初めてすいどーばた美術学院に来ました。高2の後半から学校で美術の先生に教わっていたのですが、なかなか塾が決められずかなりの遅れをとりました。最初は油絵科を志望していて2週間の講習を受けたのですが、やはりデザイン系に興味があったので夏休み後半にデザイン科に変更しました。
始めるのが遅い上に、急な学科変更で不安しかありませんでしたが、絶対に受かってやるという気概で耐えました。その後10月に入塾し、最初の方は下手くそすぎて反吐が出るような作品しか出来ず、心が折れそうになりましたが、心の中で色んなことに毒を吐きながら昨日より上の段に行こうと躍起になっていました。上手くいく時と行かない時の差が激しく相当精神に来ました。コツを掴んだと思ったのは冬期講習から入試直前講座だったのでギリギリでした。
入試では入試日が1週間以上連続でしたが、何とかやれて運良く全部受かったので人間って凄いなと思いました。私のように始めるのがみんなより遅くても大丈夫だったりするので安心して全力を出してください。ポジティブとネガティブのバランスをとるのがミソです。
すいどーばたは参考作品も多く、生徒も多いのでしのぎを削るにはもってこいの場所でした。恐らくほかの塾だったら全落ちしていたと思います。感謝しています。ありがとうございました。

佐藤由実 さん

茨城
県立水戸第三高等学校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科
多摩美術大学 統合デザイン学科
東京造形大学 グラフィックデザイン専攻
東京造形大学 インダストリアルデザイン専攻

「自分と本気で向き合う!」

私は中学の頃から美大に行きたいと思っていてそれと同時に中学時代部長を務め全国大会にまで進んだ吹奏楽も、本気で続けたかったため 吹奏楽が盛んな県立高校を選びました。部活を全力でやりつつ美大の対策を考え 昼休みに学校でデッサンをし始めたのが高2の5月、すいどーばたに初めて足を運んだのは高2の秋頃でした。美大対策において、都内に住んでいない私は常に焦りを感じていて 高2の冬に 顧問に怒鳴られながら部活を辞め 高2の3月だけどばたの通信を受講しました。
家からどばたまで2時間半以上かかるため夜間部を受講することはできず、それでも高3の4月からは日曜コースに朝5時台のバスに乗って毎週通いました。
もともと目標にしていたのは藝大でした。しかし冷静に考えて無理かな とか やっぱり頑張ってみようかな とか、私はよく志望校や学科に迷う人でした。それでもこんなに優柔不断な私に どばたの先生方はしっかり向き合ってくださり、前向きな気持ちでいることができました。迷うのは不安だからだ、私はとりあえず今の時間無駄にせず全力で頑張ろう という気持ちで、どばたで過ごせる一日一日を大切にしました。高3冬期は どこにも受からないことを恐れ、私大平面系に専念しました。初めて視デ・多摩グラの課題に取り組んだのも高3冬でした。結果藝大と多摩グラは落ちてしまいましたが、自分の持っている力は出し切れたので春から胸を張って大学に通いたいと思います。今まで指導してくださった先生方、そして私の受験を全力で支えてくれた両親に 本当に感謝しています。ありがとうございました!

寳田楓華 さん

東京
都立晴海総合高等学校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
東京造形大学 アニメーション専攻

「どばたで学んで」

私は高校3年生の4月からどばたに通い始めました。
どばたを特に苦と感じることはなかったものの、自ら質問しに行くことが出来ず淡々と課題をこなす毎日でした。
そんな私が、合格することができたのは、講評会や製作中の先生方のわかりやすく丁寧な指導があったからこそだと思います。
そして、どばたの先生方が大学のことを心底楽しそうに話しているのを見ると、自分の受験へのモチベーション上がってきたのを覚えています。
どばたは技術だけではなく、デザインや大学がいかに楽しいものなのかを教えてくれました。
あまり自分から進んで聞くことができなかった私にも優しくわかりやすく指導をしてくれた先生方や、1年間一緒に課題に取り組んできたどばた生の皆さんのお陰で受験当日も比較的落ち着いて製作できていたなと感じています。

丁寧に教えてくれたどばたの先生や、不安や愚痴を聞いてくれた高校の友達、親には感謝しがありません。
1年間ありがとうございました。

山科友佳莉 さん

東京
都立昭和高等学校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科

「合格までの道」

私はムサビが近所にあり、小さい頃から絵画教室に通っていたことがきっかけで中学生の頃には美大を目指していました。
高校に上がってからは先輩と地元の美術予備校に通い、高二の夏からは長期休みの度にどばたの講習会に参加し始めました。 講習会では長い間絵を描き続けていたので褒められることが多く、きっと受かるだろうと高を括っていました。しかし、高三の冬期講習が始まるとその自信は見事に打ち砕かれます。
浪人生はもちろん、現役生の追い上げが激しく、その頃勉強面でも思うような結果が出せていなかった焦りから、制作中に浪人生の姿を見るだけで手が震えたり頭が真っ白になってしまうスランプ状態が続きました。
そこから入直までの間は、このままではダメだと思い上手い人と自分の作品を徹底的に比べ、講評で言われてきた弱点を洗い出しました。そのお陰で入直では毎回弱点を一つ一つ潰していくつもりで作品を作り、本番でもそこで培った冷静に作品と向き合う力を存分に発揮できました。
私にとってどばたは、レベルの高い人々と出会い、作品を比べ合いながら今までの努力の成果がここまで通用するんだということを実感をさせてくれたとても大切な場所でした。ここを勧めて下さった先生、アドバイスをしてくれた講師の先生方、そしてずっと支えてくれていた両親に感謝してこの先も頑張っていきたいと思います。

千代雄大 さん

埼玉
県立松山高等学校 卒

合格大学:
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科

「俯瞰視点」

自分がすいどーばた美術学院に通い始めたのは、高3の夏季講習からだ。右も左もわからずも、もがいて挑んだ現役受験ーー不合格だった。
一浪時代。自身も手応えもあったーー不合格だった。
2度の挫折に完全に心が折れた。
もう諦めようとも思ったが、両親の励ましを受けもう1度だけ美大受験に挑戦しようと決意した。
2年目の浪人生活の始まり。まずこれまでの自分を“俯瞰的”に振り返った。以前は殻にこもりがちで、頑固で偏った考え方で自分を縛っていたことに気づいた。
まずそんな自分を変えようと思い、初心に帰ることにした。
そして先生の下へ積極的に質問に行ったり、それまでやってこなかった自主練習もしてみた。それらの努力が報われ始めたのは、それからかなりたった秋頃だった。
どばたで行われた私大のコンクールの平面で1位を採れたのだ。それまでなかなか評価が安定しなかった自分にとってこの結果は大きな自信を与えてくれた。
それからも精神的に辛い時もあったが、浪人中にできた友達や先生方そして家族に支えられ、そしてこれまでの自分を信じて受験本番を乗り越えることができた。
自分は二浪した。
しかしこの2年間どばたで過ごして得た経験は、実技以外に精神面でも大きな成長をもたらしてくれたと思っている。これからもこの経験を活かしていくつもりだ。
最後にここまで支えてくれた家族、先生方そして友達たちに深く感謝を告げてこの体験記を終わりにする。
これまで本当にありがとうございました。

抜井文人 さん

埼玉
私立栄東高等学校 卒

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
多摩美術大学 統合デザイン学科
早稲田大学 文化構想学部

「受験を終えて」

僕は春から第2志望の大学に通うこととなりましたが、とても楽しみです。浪人中、第1志望以外は行きたくないとまで思った事は何回もありましたが、今では大学受験を満足して終わる事が出来るかどうかは自分次第だと強く感じています。
「努力は裏切らない」という言葉がありますが、受験において こう置き換えられると考えます。
「努力は嘘をつくが無駄にはならない。」
いくら努力しても報われない時は必ず来ます。でも、その時を無駄にするのではなく努力の方向が間違っていたんだと考えてもう一度一から頑張る、という考え方が長い藝大・美大受験生活を乗り切るためには大切です。
私大の受験が終わってからそのことを考え続け、当時伸び悩んでいた評価もかなり安定しました。
どばたで学んだ時間や、得た実力と知識、そして親身になって教えてくださった先生方、日々競いあった友人達は僕にとってかけがえのないもの、かけがえのない存在です。1年間ありがとうございました。

榊花菜 さん

東京
私立啓明学園高等学校 卒

合格大学:
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科
多摩美術大学 工芸学科
女子美術大学 工芸科

この一年で私が変わったことは画力が上がったとか、精度が上がったとか、細かいことを挙げればキリがないです。もちろん大学に受かりたくて、浪人を決めてから過ごした一年間だったので、目標に掲げていたことは"大学合格"だし、その為の1年間ではあったけれど、結果的にこの一年で得たものはそれだけではありませんでした。浪人には向いてる人と向いてない人はいると思うし、必ずしもそうかは分からないけど、少なくとも私は浪人生活があって救われたなと思ってます。作品制作には自分の意思が必要不可欠で、それでいて浪人は生活のほとんどがどばたで過ごす時間が多かったので、今まで生きてきた中で一番"自分と向き合う時間"が多い一年でした。というよりは、自分と向き合うことに時間を使わざるを得なくて。今までにないくらいに自分との会話が本当に多くて、自分との仲が深まった一年でした。単純に物事に対する考え方とか価値観たかがだいぶ変わりました、それもどれも良い方向に。だから、最後の方は合否がどうであってもこの一年は無駄じゃなかったなァと思えるようにまでなってて。むしろあって良かったなァとまでなってて。今は合格することが出来て、その事を胸を張って言う事が出来るようになったのが嬉しいです。浪人してよかったーーーー!!!!!!!本当に浪人がある人生でよかった。本当に出会えた人がみんな良い人で、浪人しなかったら出会えなかったと思うと、浪人してよかったと思う。藝大コース工芸も、私大の立体系もどっちもアットホームな空間で。最高な1年間だったと思います。

増田佳奈 さん

埼玉
川口市立高等学校 卒

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科

「実りのある一年」

私は現役のときからずっと藝大を目指してすいどーばたで日々勉強していました。
私大受験を考え始めたのが去年の秋ごろ。多摩美に魅力を感じたのです。
本格的に私大対策をしたのが今年の入試が始まる2週間くらいです。今まで藝大コースにいたので全くやり方が分かりませんでした。入試までの日にちが少なく、焦る気持ちで対策しました。
その時心の支えになったのは友達や先生です。不安な事があったら相談できる人って大切なんだなと感じました。
藝大の話と多摩美の話を同時期に聞けたのは今考えると贅沢な事ですね!
藝大は残念ながら落ちてしまいましたが、多摩美に合格する事ができてとても嬉しいです。
切磋琢磨してきた仲間たち、温かく見守ってくれた家族、的確なアドバイスで合格へ導いてくれた講師の皆様本当にありがとうございました。
この一年、自分と向き合ういい機会になりました。私は二つの学校を受けた事で、昔よりも視野が広がり、考え方も柔軟になったと思います。技術のことばかりでなく、インプットの仕方、発想の転換の仕方などなど…も沢山学びました。
併願するとそれぞれにかける時間が少なくなって嫌だ!と考えてる後輩の皆さんも少し考えてみるといいかもですよ。得るものは大きいです。

木村真子 さん

熊本
県立第二高等学校 卒

合格大学:
多摩美術大学 工芸科

「ありがとうございました」

高校の美術科でクラスの最底辺だった私が、どばたで成長できました。
どばたに来たことでもっと上手くなりたい、自分はこれが好きだ、自分はこうしたいんだと思えるようになりました。
体調崩していろんな人に迷惑をかけて申し訳ないこともしたなと思います。
苦しい2年間の浪人生活でしたが、得たものは大きかったと思います。
最後に、2年間の浪人を支えてくれた家族と、最後まで指導し励ましてくれた先生方に感謝します、ありがとうございました。

小林千恵 さん

東京
私立トキワ松学園高等学校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科
多摩美術大学 統合デザイン学科
東京造形大学 グラフィックデザイン専攻領域
女子美術大学 ヴィジュアルデザイン専攻

「どばたが好きです。」

私が一番苦労したのは大学入試にして初登場してきた平面構成です。
私は高校入試で実技試験がある高校を受けていたのでデッサンは経験していましたが、平面構成のことはまるで何もわからず、いくら回数を重ねても、いくら説明を聞いてもどうすれば良いのか掴めないまま、どんどん時間が過ぎて行きました。
そんな上手く行かない状況の中、助けをくれたのは先生方の何気ない一言でした。
私は先生方のアドバイスや講評中の言葉をエスキース帳がびっしり文字で埋まるくらいに、いちいちメモを取るようにしています。
それは自分に対するものだけでなく、他の人に対するものもです。
この先生方がくれた言葉達は、上手く行かない時、不安な時、泣きたくなる時、助けや元気、安心をくれました。
私が受験を乗り越えられたのは、温かい先生方のおかげだと思います。
どれだけ感謝してもしきれません。どばたに来て本当に良かったです。ありがとうございました。

横澤武竜 さん

東京
都立江北高等学校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科
多摩美術大学 情報デザイン学科
多摩美術大学 統合デザイン学科
東京造形大学 グラフィックデザイン専攻

「支えてくれた先生達」

私は高校生になって少しした時期に大学というものを意識するようになってから絵が好きだったので美大を目指そうと決意しました。
高一の頃はどばたの基礎科の夏期講習に、高二の頃は私大対策の中期にお邪魔しました。
そこで私はどばたの先生方の親身な教え方に惹かれどばたに通うことを決意しました。
高三では私は学校で部活、体育祭の応援団、文化祭実行委員をやっていたのでどばたには夏期までは日曜日しか通うことができず二学期から夜間に通い始めました。
しかし、通い始めたのが遅かったので友達がおらず、毎日心細い日々でした。
その時そんな私に気をかけ支えてくださった先生方がいたからこそ、ここまで頑張ることができ、合格することができました。
私は誰にでも優しく教えて支えてくれるどばたの先生が大好きです。
本当に今までありがとうございました。

南光世 さん

東京
都立雪谷高等学校 卒

合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科

「合格体験記」

私は昔から絵を描くことがとても好きでした。母がもともと武蔵美工デ出身の者だったので、物作りも小さい頃から母に教わってよくやってたのを覚えています。
その影響もあって、高2の初めの頃に美術系の進路に進むことを決めました。

しかし、私は当時陸上部棒高跳びをやってたので美術に時間をさくことができず、結局部活を引退してから美術に本腰を入れました。

夏期講習からどばたの芸大コースに参加したですが、その時でさえ皆本当にうまく、始めたての私は講評に作品を提出するのも嫌だったのをよく覚えています。
しかし、部活をやっていた為、人よりメンタルは強かったので「ここで逃げたら上手くなるもんもならない!」と自分に言い聞かせ、一種の自己暗示で闘争心を燃やし続けました(笑)。

かといって、そんなにすぐに成長するものでもなく、時々「何故自分はこんなに下手なんだろう」と落ち込むこともありました。
そうゆう時こそ初心に帰って「私が将来やりたいことは何?」と自問自答し自分を見つめ直していました。

結果として一浪で、本命の芸大デザイン科には落ちてしまったのですが、そういう運命だったと受け入れ、視デで精一杯に頑張って自分の好きな事をどんどん突き詰めていきたいと思います。

村田玲奈 さん

東京
都立高島高等学校 卒

合格大学:
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科
多摩美術大学 統合デザイン学科

「成長できた2年間」

私が私大コースに入ったのは現役の夏期講習からでした。
元々絵を描くのは好きだったのでデッサンはそれなりに感覚を掴めましたが、デザインには全く触れてこなかったので平面の評価は特に酷かったです。
学科の成績も悪く、残念ながら現役は不合格。他の大学の二次募集などもありましたが、当時の実力で大学に入ってやっていける自信はなく、泣きながら浪人を宣言しました。
浪人を始めると同時にバイトを再開し、どばたに通いながらどばたと大学に行く資金を必死に貯めました。
精神的にも体力的にもギリギリでしたが、先生や友達がいつも傍で励ましてくれて、私を支えてくれました。
なにより、自分に味方してくれる人達がこんなにいる、という事が強い自信になりました。

実技面では、どばたは生徒の個性を否定せず、一人一人に合った指導をしてくれるので徐々に自分の好きな画面を作れるようになり、制作中もワクワクしながら描けました。
浪人してよかったことは沢山ありますが、浪人中に習得した課題に挑む姿勢や技術は1番の宝です。
これからの大学生活でも、この2年で学んだ事を元にどんな課題にも一生懸命向き合っていきたいです。
2年間、いつも私の味方でいてくれて、成長させてくれてありがとうございました。みんな大好き!!!!!!!

望月星吾 さん

東京
私立獨協高等学校 卒

合格大学:
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科
多摩美術大学 プロダクトデザイン専攻
多摩美術大学 統合デザイン学科

「とても長い一年」

私はどばたで浪人を経験した。結果、三年近く予備校に通っていたわけで普通の高校とそう変わらない時間を過ごした。
特に浪人の一年間はとても濃く何より楽しかった。
それというのも1日のうちの膨大な時間を絵に向けることができ、寄り添ってくれる先生が居て、周りには大学という点では同じ目標を誓い合いつつもその先について全く違ったビジョンを描いている仲間が多くいたからである。
さらに言えば浪人の一年間は考える年だっただと思う。
もう一度自分を問い本当にやりたいことに真摯に向き合う時間にするもよし、目標を再設定するもよし、過去を見つめて改善するもよしなどこの一年で考えたことは数え切れないし、そこで過ごした時間はこれからも私の人生において大いなる意味を持つだろう。

関理沙子 さん

東京
私立十文字高等学校 卒

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
多摩美術大学 統合デザイン学科
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン

「自分らしく、楽しんで」

毎日の制作が楽しくて大好きな時間だと思えたのは自分の好きな画面を作り、先生方がそれを受け入れてくださったからです。
結果が思うように行かなかった時は私が表現したかったことは否定せず、自分らしさを更に強みにできるようになるようなアドバイスをしてくださいました。
そのお陰で、「私が伝えたいことはこれ!」と自身が持てる作品創りができました。
また結果を気にしすぎて制作を楽しむことができず、挫折したこともありましたが、そんな時に優しく支え「自分らしく」を取り戻させてくれた先生方には感謝しかないです。
浪人生活がこんなにも充実して楽しい一年になるとは思ってもいませんでした。
現役の頃から温かく見守り、最高の制作環境を整えてくださったすいどーばたの先生方、モチベーションを高めあい、制作時間外には他愛もない会話で元気付けさせてくれた友人、そして絵を描くことが昔から好きだった私をずっと応援してくれた両親に心から感謝いたします。
ありがとうございました!!

照沼大資 さん

埼玉
私立狭山ヶ丘高等学校 卒

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科

「感謝感謝雨霰」

まず言いたいのは、「ありがとう」という言葉です。
自分が第一志望の大学に合格できたのは、すいどーばただったからこそだと思っています。

親身になって的確なアドバイスをしてくれる先生方や、共に切磋琢磨し、腕を磨いていった仲間達は、本当にかけがえのない人達ばかりです。

高3夏にすいどーばたに入り、最初は自分本意で全く周りに興味を持たずに、成果が十分にあげられないまま受験にも失敗しましたが、浪人で周りの上手い人を参考にしたり、先生の助力もあって、自分的にはかなり上達できたと思います。

決して生徒を否定せず、かつ丁寧に個人に合わせて教えてくれる予備校はすいどーばたしかないと思っています!!

本当に、すいどーばたの先生方、そして共にこの1年を駆け抜けた皆んな、ありがとう!!!!!
どばた最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!

旭朋子 さん

東京
都立武蔵丘高等学校 現役

合格大学:
多摩美術大学 テキスタイルデザイン専攻
東京造形大学 テキスタイルデザイン専攻

「ありがとうございました。」

私が初めてどばたに通ったのは高3の夏季講習でした。それも前期だけで、周りのレベルに圧倒されつつも「なんとかなるだろう」という浅はかな気持ちで中期~9月は部活や文化祭の準備に打ち込み、勉強という勉強もほとんどせずに気がつけば10月になっていました。

やっとどばたに通い始めた頃には当然のごとく皆上達していてこれに追いつかなければいけないと思うと憂鬱でした。

ですが、どばたの人たちは皆フレンドリーで、同じ学校の友達のお陰もあり徐々に仲良くなり、毎日一緒に帰ったりお昼ご飯を食べたり大学の学園祭に行ったりして「受験勉強」ということを忘れてしまうくらい楽しい毎日を過ごすことができました。

冬季講習に入り自分が受験する学科を決める時、最初は工デや工芸も受けようか迷っていましたが、第一志望のテキスタイル1本でいこうと決めました。
その方が自分の性格に合っていると思ったからです。

それからはひたすらテキスタイルの対策をしました。参考作品をとにかく眺め、同じ対策をしてる人にライバル心を燃やし、授業後は先生に加筆してもらったりしながら段々と、自分なりに良いものを描けるようになっていきました。入直で先生に「ここまで描けたらいけるよ!」と言われた時はすごく嬉しかったです。

入試本番ではデッサンが午前中上手くいかず心が折れかけましたが、お昼にどばたの友達や先輩と話したりご飯を一緒に食べたりしたことでリラックスでき、気持ちを切り替えてなんとか描き切ることができました。

自分がここまでこれたのはどばたの仲間や先生方のお陰だと思います。本当に感謝しています。短い間ではあったけれど、どばたで学べて良かったです。

飯島彩香 さん

埼玉
県立和光国際高等学校 卒

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
多摩美術大学 統合デザイン学科
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科

「どばたで学べたことが誇りです」

高2の夏、白紙のままの進路希望調査に焦りを募らせていました。
両親にどうするつもりなのかと詰め寄られ、反対覚悟で苦し紛れに言い放った、受験勉強が直接的な内容になる進路にしたい、たとえば、美大とか……今思い出しても拍子抜けしてしまいますが、これがわたしの進路確定の瞬間でした。

実際に通い始めたのは、高3の夏季講習からです。当然ながら既にハイレベルな周囲にくらくらしました。
結局現役の半年は、何も掴めないままに試験日を迎え、よく分からないままに落ちました。
すべてのことに対して理解が足りていないことがひしひしと感じられ、このままじゃ終われないと両親に浪人の許しを請いました。

浪人生として過ごした一年間、気づけば頭の中は一日中、デッサンや平面構成のことで埋め尽くされていて、取り巻くすべてから何かを得ようと貪欲になりました。
今までに経験したことのないつらいこともたくさんありましたが、いつしか努力し続けることが楽しくなっている自分に気づきました。
浪人生になったからには、何もかも完璧になってやろうと意気込みはじまった一年間は、重要な価値観をいくつもかたちづくるほどに人生において不可欠なものとなりました。

最後に、わたしを信じて、チャンスを与え、支えてくれた両親、学科試験で大いにアドバンテージを与えてくださった高校の先生方、そして熱心に指導をしてくださったどばたの先生方に心より感謝を申し上げます。ありがとうございました!

石川穂乃果 さん

東京
私立山崎学園 富士見高等学校 卒

合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科
武蔵野美術大学 情報デザイン学科
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
多摩美術大学 デザイン情報学科

「充実した時間」

私は高3の春季講習からすいどーばた美術学院に通い始めました。
通い始めは周りの方たちのレベルの高さに圧倒され、何も知らない自分にとても不安を感じていました。
そんな中、先生方が道具の使い方等分からない事は1から教えてくださり、次第に安心して授業を受けられるようになりました。

又、講評では分かりやすく理由も込めて教えてくださるので、1枚1枚自分の改善点を把握する事が出来ました。
私は現役時は残念な結果となり浪人しましたが、浪人生活は充実した時間を過ごす事ができたと思います。

上手い人のお話を聞いたり、間近で制作を見させて貰った事は自らの成長に繋がりました。
家では講評で言われた言葉の意味をちゃんと理解できているか書き出して確認したりしました。
自分の好きなことも少しずつわかり、楽しい事も沢山ありました。

入試直前まで悪い結果が続いていた私を先生が励ましてくれたおかげで本番を焦り過ぎず迎える事が出来ました。
2年間のどばたの講評で言われた事をまとめたファイルは入試会場で大きな心の支えとなりました。
メンタル面、実技共に支えてくださった先生方、両親に心から感謝しています。

東 環 さん

東京
都立竹早高等学校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科
多摩美術大学 工芸学科
東京造形大学 グラフィックデザイン領域
東京造形大学 インダストリアルデザイン領域

「1年間どばたに通って」

私がすいどーばたに通い始めたのは高校3年の春からでした。
小さい頃から絵を描くことが好きでしたが、高校は普通科で専門的な知識や技術も無く、私にとってどばたは未知の世界でした。
そのため不安は大きく、夏休み前まではただただ目の前の課題をこなすのに必死でした。

力がついてきたのは夏期講習。毎日の製作の中で、必ず講評の内容をノートに書き留めるようにしていました。
また、どんな小さいことでも分からない時は絶対に聞くことを心がけていました。
そして書いたこと、聞いたことを全部自分の武器にすることで、製作に対する自信にも繋がりました。

もう一つ大切なのが、絵を描くことは楽しいという気持ちを忘れないことです。
私も毎日受験のことばかり考えて、焦っていましたが、製作の時は必ず楽しんで描くようにしていました。
自分の好きな構図や色を使って、少しでもモチベーションを上げつつ描いていくうちに、自ずと技術も向上したと思います。

最後に、合格を掴み取るまで指導して下さった先生方、日々切磋琢磨し合った友達、そして何より、私を支え続けてくれた家族に本当に感謝しています。
私にとってこの1年間は、とても貴重な経験でした。本当にありがとうございました。

小島幸菊 さん

東京
私立女子美術大学付属高等学校 現役

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン
多摩美術大学 情報デザイン学科 情報デザインコース
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科

私は高2の2月から3月まで基礎科へ通い、その後受験科へ通い始めました。
最初の頃は、まだ画塾というものに恐怖心を抱いていましたが、とても優しい先生方や、先輩や同輩達のおかげで楽しく学ぶことができました。
先生方は描いているときのアドバイスや、講評のときだけでなく、授業後に質問をすると、丁寧に教えてくださったり、加筆してくださったりしました。
そのおかげで比較的順調に実力をつけることができました。
しかし冬季講習あたりで、私はスランプに陥ってしまいました。入試が近かったので心配で不安な気持ちになりました。
先生に相談すると私の話を親身になって聞いてくれたり励ましてくれました。
試験本番の時も自分の不得意そうな課題が出てしまったので、かなり焦りました。
その時、今までに勉強してきたことや、先生の言葉を思い出し、今するべきことは何かを落ち着いて見極め、実行することができました。
今、受験期間を振り返ると、どばたで勉強していなかったら現役で受かることはできなかったと思います。本当にありがとうございました!!!

井窪羽菜 さん

埼玉
県立所沢西高等学校 卒

合格大学:
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン
武蔵野美術大学 空間演出デザイン

「学んだこと」

私は高3の夏からどばたに通い始めました。デッサンも平面構成も何もわからず困り果てた私を先生方は1から優しく教えてくれました。
ですが、残念ながら補欠、悔しくて今年また挑戦することを決めました。

この1年の私の目標はやりたいことをして、自分と向き合い、視野を広げることでした。

去年はただがむしゃらに課題をやっていましたが、今年は自分と向き合ってダメなところと良いところをしっかり考えて大切に課題に取り組みました。
そうして取り組んでみると自分の好きな画面を作れるようになり、評価も上がっていきました。
それを実感した時は制作するのがとても楽しくて仕方なくなりました。
良い画面が描けずに悩んだこともありましたが、先生や友人が相談に乗ってくれました。

どばたのおかげで狭かった視野が広がり、これから大学でどのようなことをしたいか、できるかもしれないのかが明確になりました。
そしてなにより、互いに語り合える大切な仲間に出会うことが出来ました。

正直浪人が決まった時はこんなにも充実して実りある1年を送れるなんて想像もしていませんでした。

こんな1年を送らせてくれた両親、先生方、友人には感謝してもしきれません。

これからもこの感謝を胸に夢に向かって頑張って行きたいと思います。

本当に2年間ありがとうございました

檀実のり さん

東京
私立東亜学園高等学校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン
武蔵野美術大学 空間演出デザイン
多摩美術大学 生産デザイン学科 テキスタイルデザイン

「美大受験を終えて」

平面で伸び始めたと感じた時期は12月の終わり。
きっかけは先生と面談をしてからで、自分の過去の作品で良い評価を受けた平面は全て青系で統一していた。
特別な色彩感覚はいらず、青で明度を変えるだけ。それに差し色を入れるという描き方。
自分はモチーフによって色を変えられるような臨機応変性も必要だと考えていた。
だが先生に青系で行くことを進められてからはどんな課題が出ても落ち着いてエスキースも迷うことなく決めることができた。
本番ではなるべく自分が上手く描けた平面の色を丸々思い出し、全く変えることなく描いた。

デッサンでは画面に黒があまり乗らないという私大のデッサンでは大切なことが出来なかった。
そのことは最後の塾の授業でも注意された。
その時も先生に相談し、本番では構図を大胆に大きくし描くものを減らし、一つのモチーフに時間をかけることを決めた。
本番でも誰よりもアップで描いてしっかり描写ができた。
魅力的な色味の平面構成や構成力のあるデッサンには敵わないかもしれないが、自分が出来ること最大限に活かせたことが合格への鍵だったと感じた。