創造することは、人間に与えられたすばらしい能力であり、喜びでもあります。
ことに美術においては、視覚に訴えることによって同時的に多くの意味を表し、見るものの想像に働きかけることは、文字や音による表現にない豊かさとひろがりを与えてくれます。
しかし、現代において、本格的に美術を学ぶには、美術系大学の門を敲かなければなりません。実技勉強を中心とした美術系大学の入試で求められるものは、かなり高度なレベルをしめしています。 このハードルを超えるには、美術の基本を身につけ、感覚を豊かに育むことが必要とされます。
そこで本学院では、油画、日本画、デザイン・工芸、彫刻、他各科とも、基礎勉強の徹底と、一人一人の個性に応じた展開をめざし、経験豊かな指導スタッフが、美術を志した若者とのふれあいを大切に、情熱をもって指導にあたります。
(中略) 既成の受験勉強にとらわれることなく、斬新な指導体制を確立しました。
このような教育方針のもとに、めざましい実績をあげてきましたが、従来の成果と伝統にのみ安住することなく、美術の持つ意義の深さを思い、新たな道を拓きたいと考えます。
創設者 髙澤 節 (1981年の言葉抜粋)
高澤学園沿革
1957年(4月) | 東京都文京区水道端(現水道)に髙澤節(前理事長)が個人立の美術研究所「すいどーばた洋画会」を創立 |
1959年(4月) | 彫刻科を新設 |
1964年(7月) | 東京都豊島区池袋(目白)に移転、デザイン科(現デザイン・工芸科)を新設 |
1965年(12月) | 個人立の各種学校として認可を受け「すいどーばた美術学院」と改称 |
1966年(9月) | 「学校法人髙澤学園」設置認可、法人立の「すいどーばた美術学院」となる |
1967年(4月) | 通信教育を開始 |
1969年(4月) | プロフェッショナルコース造形科、版画科(現創形美術学校)新設 |
1972年(4月) | プロフェッショナルコース(造形科、版画科)に研究科を新設 |
1972年(12月) | プロフェッショナルコースが独立し、「創形美術学校」として、国立市に校舎(地下2階付、4階建)を建築し、各種学校として認可「修復研究室」(現有限会社 修復研究所21)を併設 |
1976年(6月) | 「創形美術学校」は、美術造形専門課程の専門学校として認可 |
1981年(4月) | 専修学校制度による専修学校として「すいどーばた美術学院」が認可される日本画科および日曜受験講座(現日曜コース)を新設 |
1985年(7月) | 5号館校舎(3階建)を新築 |
1985年(11月) | 5号館アネックス校舎(2階建)を新築、全国公開実技コンクール開始 |
1989年(12月) | 4号館校舎(3階建)を新築 |
1991年(4月) | 「創形美術学校」にグラフィックデザイン科新設 |
1991年(6月) | 本館校舎(地下1階付3階建)を新築 |
1995年(5月) | 「創形美術学校」の造形科・版画科をファインアート科に、グラフィックデザイン科をビジュアルデザイン科に名称変更 |
1996年(11月) | 5号館アネックスⅡ(3階建)を新築 |
1999年(4月) | デッサン基礎コースに高校受験クラス(現中学生クラス)、を新設 |
2000年(4月) | 「創形美術学校」東京都豊島区西池袋に新校舎(地下1階付9階建)を建築し、国立市より移転、本課程に映像科を新設 |
2001年(10月) | 「修復研究所」(現有限会社 修復研究所21)が学校法人髙澤学園より独立 |
2002年(4月) | UCA芸術大学(英国)との提携による海外美術大学留学コース新設(現海外美術留学準備コース) |
2004年(4月) | 本課程映像科(昼間部)を廃止 |
2007年(9月) | 「すいどーばた美術学院」創立50周年 |
2014年(4月) | デッサン基礎、基礎コースを基礎科に再編。基礎指導部門の充実を図る。 |
2017年(9月) | 「すいどーばた美術学院」創立60周年 |
2018年(4月) | 国公立、短大、美術系コースより外国人留学生科を独立 |
2018年(7月) | 校舎(3階建)を新築(3号館) 全アトリエ照明をLED化 |
2019年(9月) | 「創形美術学校」創立50周年 |
2019年(11月) | 1号館アネックス、2号館を解体し、校舎(3階建)を新築(2号館) |
2020年(4月) | デザイン・工芸科を工芸科、デザイン科に分科し、専門指導の強化をはかる。 |