デザイン科 2021

佐藤 鈴子さん

東京都
青稜高校

合格大学:
東京藝術大学 デザイン学科

立ち止まってる暇はない!

春から藝大に入学させていただく佐藤鈴子です。
私は高校二年生の基礎科からどばたに通っていました。
最初のデッサンが全く分からない時から先生に丁寧に教えていただき、そこからどんどんデッサンについて基礎から学んでいくことができました。

学科は夏から本格的に始めて頑張りました。スタートが遅かったので必死にやっていました。学科は当たり前ですが、早く始めた方が良かったです、、。

受験科では、レベルの高い周りを見て圧倒されながらも良い刺激を受けることができました。
日曜日以外毎日あるので絵に常に真摯に向き合えることができて楽しかったです。
駄作を生み出すことも多々ありましたが、失敗から学ぶことも多くそれが合格に繋がったのかな、と思います。
また、特に冬季講習、入試直前講習で学ぶことがとても多くありました。短い期間ではありますが、1日一作品作る大変さを知りながら大量に絵を描けるのでかなり疲れましたが、かなり楽しいです。
そして、なによりどの先生も、分からないことから、知っておいた方が良いちょっとした豆知識までたくさんのことを真摯に教えてくださります。また、自分に合った教え方を模索して、とても丁寧に一から教えてくださる先生もいます。
どばたの2年があってこその今の自分です。
本当に2年間ありがとうございました!

帖佐 小雪さん

静岡
浜松市立高校

合格大学:
東京藝術大学 デザイン学科

アドバイスと自己分析

うまくいかない時成長するには、問題を冷静に分析して、その解決策を自分なりに考えて行動に移すことが大切。
頭ではわかっていてもうまくいかない時は辛いしどうしても感情的になってしまいがちです。私は考えているつもりでも漠然と悩むだけで問題を放棄しがちでした。また分析したつもりで極端な答えを出して成長しなくなった時もありました。
ただその度先生方に建設的なアドバイスを頂くことで問題から目を背けていたことに気付き、冷静になって自分を分析することができました。

問題に直面した時、自分で考えることと、周囲の人からの意見を受け入れること、どちらも大切だと学びました。
一年間を通して沢山の方からいくつものアドバイスを頂いてきて、それらを自分のフィルターを通して取り入れたり取り入れなかったりしてきました。それらの集積によって今があると強く感じます。

色々な面で、周囲の方々の支えが無ければ出せなかった結果だと実感しています。ありがとうございました

福田 穂乃香さん

東京
大泉桜高等学校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科

支えられての今

私は高校3年生の夏から日曜日コースを受け始め、二学期から夜間部の平日コースに移籍しました。当初から武蔵野美術大学の工芸工業デザイン学科を受験したいと考えていて、学校から無理なく通えるすいどーばたで受験対策をすると決めました。美大に進むかどうかは3年の春まで悩み、悩んだ上で武蔵野美術大学がダメだったら諦めようと決意しました。
すいどーばたの先生や助手さんがとても良く教えてくれ、更には講評の時や描いている時に「〜が上達したね」や「前より出来てる!」とおっしゃってくださり、気持ちの向上に繋がりました。また、講評では当然ですが多くの上手な人達がいて、それを間近で見られることは自身の上達に繋がります。
直前まで不安で仕方なかったですが、直前対策講座では、先生方が励ましの言葉をかけてくれて自信にも繋がりました。
とてもよくしてくれた画塾の先生や助手さん、家族に友達と、たくさんの人に支えられました。感謝してもしきれないです。本当にありがとうございました。

金子 美緒さん

埼玉県
県立伊奈学園総合高校 現役

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
多摩美術大学 情報デザインメディア芸術コース
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科

高校とは違う予備校の強み

夏期講習で初めてどばたに行き、通い始めたのは9月からでした。
私は高校で美術を中心に勉強していましたが、それ以上にどばたでは様々なことを学べました。
高校と決定的に違ったのは自分の志望校について具体的に、いろんな人から話を聞けることです。
また、同じ目標の人が大勢いる中で学べるのも良かったです。
いい作品と比べて、自分の作品は何が足りないのか。
いい作品に共通するポイントはどこなのか、それを自分の作品に落とし込むにはどう描けばいいのか。
そのような研究の積み重ねがきっと私の力になったんだろうし、それができるいい環境でした。
最後に、私に一番力がついたのは入試直前講習でした。
受験は最後までどうなるかわかりません。
大事なことは続けることだと思います。
これから試験に向けて勉強していく皆さん頑張ってください!
そして今まで支えてくださったすいどーばた美術学院の皆様、本当にありがとうございました!

田中 佳緒さん

埼玉県
埼玉県立蕨高等学校

合格大学:
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科
多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科
多摩美術大学 劇場美術デザインコース
多摩美術大学 環境デザイン学科
桑沢デザイン研究所 総合デザイン学科

受験を通して身につけたものは

私は約1年間を通して受験としての絵の描き方を最短で正しく学ぶことができたと思います。
そう考える理由は、実際に同じように受験を経験した先生方に直接教えていただけることで、自分に何が足りないのかを的確に知ることができたからです。また、これは何よりも自分のモチベーションに繋がりました。具体的には、絵の描き方•テクニック以上に作品を作るときの考え方、良い作品を作るための理論を教えてもらい、それを自分の作品と照らし合わせて、自分なりに考えて作品を作ることで最終的に自分らしさを知ることができるようになったと思います。
そして試験直前には、一つ一つの作品に対してこれが試験本番の作品になっても良いのかと自分自身に問いかけること、また試験本番で100%の出来の作品を作れるように普段から120%の力を出せるようにしようと常に心がけていました。
最後に私は先生から「どばたでは合格するための知識や技術だけでなく、大学に入った後にも自分の実力として役立ち、それを大学で発展させるための基礎を身につけることができる。」という話をしていただいたことがあります。この言葉は私にとっては、受験生である自分を客観的に見て、自分はどういう作品を作りたいのかを考えるきっかけになり、受験が終わった今すごく大切なことだったと実感しました。

高橋 美羽さん

東京都
郁文館グローバル高校
現役

合格大学:
多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科劇場美術デザインコース
東京造形大学 デザイン学科インダストリアルデザイン専攻

想像力の蓄積

私は高校3年が始まる春頃からすいどーばた美術学院に入学しました。
コロナウイルスの影響もあり、入学したばかりの頃はオンラインで授業を受けていました。元々絵を習っていた経験もなく、周りを見ると1年以上前から練習を続けている人ばかりで最初は不安な要素も沢山ありました。しかし先生方は一人一人に目を向けてくださり、最初は基礎もわからなかった状況であった私もすぐに基礎を身につけることができました。そのおかげで周りの生徒たちにも初めの段階より追いつくことができ、だんだんと自信も身につけていくことができました。
入試の本番が近づいていくにつれ、学科の勉強に対しての不安や精神的な不安も大きくなりつつありましたが、学科の方も講座に参加し先生方が丁寧に教えてくださったおかげでその不安も少しずつ小さくなっていきました。また入試直前までデッサンやデザインの練習を続けていったおかげで想像力の蓄積がされ、本番は自分が満足のいく作品を制作することができました。

曽根 丈寛さん

東京都
クラーク記念国際高等学校

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
東京造形大学 デザイン学科グラフィックデザイン専攻
桑沢デザイン研究所 総合デザイン学科

浪人する人に勧めたい話

自分が美大を志したきっかけは、小学生の頃からデザイン関係の仕事に就くことに憧れていたからです。しかし美大受験への意識が足らず浪人することにはなってしまったものの無事に第一志望である多摩美術大学グラフィックデザイン学科に合格する事ができました。
高3の時は全然絵も勉強もできず高校のテストでは赤点だらけ、絵の評価も下段だらけなどダメダメでしたが浪人した事によりそれらを大きく変えることができました。
浪人中はひたすら毎日手のクロッキーや英単語を覚えまくり、時間に余裕があればメンタル強化の為にランニングや筋トレも欠かしませんでした。それでもうまく行かない時は自分の絵を破いたり、美味しいものを食べたり、思い切って一日中休んでみたり等ストレス発散を上手く行なっていました。
それらを続けた結果、合格する事ができました。

大沢 美優さん

東京都
都立大泉高校
現役

合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
多摩美術大学 統合デザイン学科
日本大学芸術学部 デザイン科

目まぐるしい8ヶ月

私が初めてどばたに来たのは、高三の六月でした。もともと普通の大学に行く予定で勉強していましたが、自粛期間中にやっぱり美大に行きたい!と思い立って慌てて実技の勉強を始めました。
どばたでの初めての制作、まともに鉛筆も削れず、道具の使い方も分からなかったのに、何故か私は自信満々でした。しかし評価は下段。恥ずかしさと悔しさでいっぱいになって、本当に現役で合格できるのか心底不安になりました。もうあんな思いはしたくないという一心で、何が足りないのか、どうすればいいのか、常に考えながら枚数を重ねました。課題や道具に慣れた頃には、自分が楽しんで描くことを意識しました。講評では、自分では気づけなかったミスや、改善点を的確に先生方が教えてくださるので、次の課題へのモチベーションにもなりました。自分が好きだと思える画面が出来たときに、良い評価がもらえると、すごく自信が持てました。
受験を終えた私が受験生に伝えたいのは、できるだけ課題を楽しむことと、学科が超大事ということです。学科出来ると受験直前の心の持ちようが変わってくると思います。受験後半戦は実技に全振りする勢いで、早いうちに勉強頑張っておくと楽です。
どばたでの受験生活も、試験本番も、終わってみると一瞬で、結構楽しかったので、気楽に頑張ってください!

岩本 愛理さん

東京都
都立小山台高校
現役

合格大学:
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科
多摩美術大学 劇場美術デザインコース

立ち止まってる暇はない!

わたしが受験生のときに1番大事にしていたことは1度講評で言われたことを二度と言われないように意識する事です。当たり前と思われる方もいると思いますが、私はすぐ抜け落ちてしまうので常に意識するようにしていました。
私は高校三年生の春期講習からどばたに通い始めました。春期講習ではデッサン、平面構成共に道具の使い方も分からないほどの初心者でしたが、春期講習から入試までは約1年間しかなく、本番は自分より多く描いている浪人生の方々と戦うと考えると違う課題で同じことをアドバイスされるのは時間がもったいないと考えるようになりました。もちろん講評で言われることはすぐ直せるものだけではないですが構図、画面の明度の幅など次から意識出来ることは必ずするべきだと思います。言われたことを直すと他の改善点が見えてきてどんどんステップアップしていきます。どばたの講師の方々は優しく丁寧に教えてくださるので、問題点の改善方法が分からない時は必ず質問するようにしていました。
入直は過去の講評でのメモを行きの電車で見返して自分の課題点をブラッシュアップするようにしていました。常に自分の課題点と向き合うことが合格の鍵となったと信じています。何度も、課題点と向き合うことで作成が辛くなりましたが、それらを乗り越えないと合格はないと思って解決方法を探す毎日でした。
これから私大受験をされる方、辛いことも多いと思いますが前に進むことを止めず頑張って欲しいです。

是川 柚葉さん

東京都
都立戸山高校
現役

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科

自分らしく成長した半年間

私が美大を目指そうと決めたのは、高二の秋でした。進学校にいたので始めは美大進学は考えていませんでしたが、美術が好きで興味のあったデザインの道に進むことを諦められず、高二の夏に行ったオープンキャンパスで決意を固めました。それからは市販のデッサン本などでの対策でしたが、高三の夏期講習からどばたに通い、本格的な対策を始めました。最初は分からないことや戸惑うことも多かったです。そんな中でも、スタートが遅い分自分の成長を感じられることも多く、励みになりました。下段を取らないことを目標にしていた私も、秋には上段を目指して取り組むようになり、少しでも良い画面を作ることを考えて楽しく課題制作をするようになりました。
もう少し早く通っていたら、と思ったことは何度もあります。ですが時間がない分、効率的に良い画面を作るアドバイスを先生方から教えていただき、着実に力をつけることができました。同じ教室のライバルから受けた刺激も、成長への近道だと思います。

林 龍ノ介さん

東京都
都立北園高校
現役

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科

何より楽しむ

僕は高三の春季講習からどばたに通い始めました。ピカピカの真新しい道具を抱えた僕にとって、どばたで目に入る全てのものが新鮮でとても刺激的なものでした。   
中でも沢山の作品が並ぶ講評会は圧巻でした。考えもつかなかったアイディアで描かれたデッサンや、独特な色彩や表現、特殊な技法を使って描かれた作品など十人十色で、毎回全てが大きな学びでした。講評会で学んだことを自分の作品に活かす…その繰り返しですが、一枚一枚に自分の成長を感じてとても楽しく、充実した環境で学ぶことができました。
僕は通して楽しむことを大切にしてきました。そもそも楽しくなかったら元も子もないと思います。気分が乗らない課題だったら手を抜いてもいいと思いますし、嫌な講評から逃げてもいいと思います。どうしても逃げられないときは美味しいものを食べたりして自分の機嫌をとって誤魔化してもいいかもしれません。本当に受験は楽しんだもん勝ちだと思います。皆さんも受験生活思う存分楽しんでください。

広沢 葵さん

東京都
吉祥女子高等学校
現役

合格大学:
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科
武蔵野美術大学 空間デザイン学科
武蔵野美術大学 デザイン情報学科
多摩美術大学 統合デザイン学科

楽しんだもの勝ち

初めてすいどーばた美術学院を訪れたのは高校三年生の夏期講習で、夜間部に通い始めたのは秋でした。きっかけは、もともと高校で美術の課外授業を受ける予定だったのですが新型コロナウィルスの影響で実施されず、自力ではなかなか良い作品・納得できる作品をつくることが難しいと感じたからです。合否に対しては落ちるはずがないと楽観的でいましたが、試験日前日まで自分の中で良いと思う作品を描くことが出来ず、楽観主義も少しあやしくなったりもしました。しかし、最後までポジティブに、せめて試験の作品は自分の好きなものを描こうと決め、以前から先生に教えていただいたことや上段に上がる作品の特徴などのメモをクロッキー帳に貼って試験前眺めていました。結果、試験ではほぼ全てのびのびと描くことができ今までで1番上手くいったと思えました。「作品は最後まで伸びるから」と仰って下さった先生の言う通りです。本番前はナーバスになっても、試験は楽しんだもの勝ちだと思います!

川原 琴乃さん

東京都
吉祥女子高等学校
現役

合格大学:
東京造形大学デザイン学科グラフィックデザイン専攻
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科
武蔵野美術大学 デザイン情報学科
多摩美術大学 統合デザイン学科

学科と実技の両立を

私がどばたに通うようになったのは高三の夏休みからでした。
この時点でスタートは周りの子たちからはかなり遅れていて、それ以前から受験対策ではないにしろ絵が得意だった訳でもなく、三段階の内の最低評価をとることは日常茶飯事。このままではどこにも入れないと焦り、夏から秋にかけて、塾ではない時間はとにかく学科に取り組むことにしました。
私は共通テストで英国に加えて倫理を受けようとしていて、それらの暗記は全て十一月までにやりました。そして十二月からは家での時間も、小さなもののデッサンや参考作品をちょっと分析してみたりなど、ほぼ全て実技に全振りするようにしました。
それでも上手な人たちに追いつくのは難しく、悔しくもしんどくもなりますが、他をやらずに実技だけに集中できるのでそこは少し気持ちが楽です。
実技に頭ひとつ抜けるような所がなくても、本番は学科との総合評価です。自分の力を客観視して取れるところから点数をとっていくのが大切かな、と思います。

松元 果歩さん

東京都
都立大泉桜高等学校
現役

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科

描いてて楽しいと思える絵

私は高3になったのと同時にすいどーばた美術学院に通い始めました。最初の方は、お世辞にも絵が上手いとは言えない程の画力で、絵の具にも不慣れでした。講評の時はほぼ下段、周りはどんどん上手くなっていって、悔しくて絵を描くのが苦しい時期もありました。どうすればみんなみたい上手く描けるんだろうと、頭が痛くなるまで考えていました。しかし、そんな私に先生は「楽しんで描くといい絵が描けるよ」とアドバイスしてくれました。最初は本当かな、と疑いつつも「どうすればいい絵が描けるか」と「どうすれば自分が楽しく絵が描けるか」の2つを考えながら絵を描くようにしました。アドバイスから数週間。講評でのアドバイスを活かしながら、自分の好きな物を織り交ぜた私の絵は、自分でも驚くほど良くなっていました。
楽しく描いているので冬期講習や入試直前講座も全然苦にはならず、入試も楽しく受けることができました。
先生方、本当にありがとうございました。

脇坂 怜音斗さん

東京都
芝浦工業大学附属高校

合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科

最初と最後だけ暇があればお目通しを

すいどーばたではとても刺激的な経験ができました。先生方はとても根気強く、優しく、丁寧に、厳しく指導してくださりました。なので毎日足を運び授業に集中して参加すれば実力はしっかりつきます。安心!
 通っていた時、僕は頭が固かったので同級生から許可を得て撮らせていただいた作品の数々もただの好みとしてであり自分の力に変えることは恐れ多くて避けていました。これを試したいということにも踏み切れず辛い思いをしてきました。それでも『みんなの方がもっと辛く苦しいのだから心バッキバキでも行かねば!!!』と奮起して授業に参加していました。同級生の真剣に励む姿が僕の身を引き締めていたのだと思います。
 つまるところ合格できたのは同じ予備校の生徒、そして何よりすいどーばたの先生たちのおかげです。本当に本当にありがとうございました。
最後に、『好きなものを取り込む貪欲さ』『やりきり』『英単語』『お金』『基礎』は当たり前ですけど大事だと思うので似たようなことで苦悩した時に少し参考にしてくれれば幸いです。もちろん他の人の体験談もよろしくお願いします。みなさんのこれからの決断と人生に幸多くあることを心より願っています。

久保田 萌子さん

東京都
都立清瀬高校
現役

合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科

一つずつ出来るようになる

私が美大進学を決めたのは高3の春になってからでした。初めはデッサンの仕方も全くわからず、デモストや参考作品などを見様見真似で描いていました。それらの作品はどれも自分では表現出来ない技法やアイディアで溢れていて、一年後、果たしてこれが描けるようになっているのだろうか、と不安でいっぱいでした。
しかし、そんな私の絵が成長出来たのは、講評の際に先生方から頂いたアドバイスでした。どの先生も真剣に一人一人の絵を見て、的確に意見を言ってくださったので、私も確実に次の作品への糧にすることが出来ました。
私が実技の対策をする上で意識していたことは「毎回、一つでいいから出来るようになる」でした。講評で注意されたことが、次描く時に全てが出来るようになっているなんてことはありません。だから毎回、一つ目標を決めて、それが達成できるよう意識して課題に向かいました。そしてそれを繰り返しているうちに段々と自分の思うように描けるようになりました。
小さなことでも、ひとつひとつダメなところを潰していけば、一年後には出来ないと思っていたことも出来るようになっているはずです。

比嘉 南さん

埼玉
新座総合技術高等学校

合格大学:
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科

楽しみ、そして許すこと

初めてどばたに行ったのは高三の冬でした。
現役の時は努力不足や自信のなさから残念な結果に終わり、一浪の春にどばたに入りました。

私は昼間部に入ってからも自信なさはずっとあり、制作する過程でも気持ちの浮き沈みが激しかったです。自分の理想とする目標が高く、それになかなか近づけない自分がとても腹立たしかったです。評価の良いものを作らなきゃという苦しい考え方で自分の首を絞めていた時もありました。ですが授業などを通して受験だけではない様々なデザインの作品を知り、たくさんの自分の好きを見つけられてからは、このワクワクした気持ちを作品に込めたいと思うようになりました。私は楽しんで取り組む事、不出来な部分もある自分を許してあげる心が足りていなかったんだと思います。それがきっと自信のなさに繋がっていたのかなと今は思います。これから受験をされる方には肩の力を抜いて過ごして欲しいです。

苦しいこともあったけど、自分と沢山見つめあえ精神的にも成長できた1年だったと思います。この1年間があったからこそ試験本番でも冷静にそして自分らしく楽しんで取り組めたと思います。この経験はこの先も自分の背中を押してくれるものだと思います。

そしてなにより私のわがままを受け入れ、応援してくれた家族に感謝の気持ちでいっぱいです。

田原 佑香さん

東京都
都立大泉高校
現役

合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
武蔵野美術大学 デザイン情報学科
多摩美術大学 情報デザイン学科
東京工芸大学 デザイン学科

塵も積もれば自信になる

私が美術大学を目指そうと考え、どばたに通い始めたのは高2の秋頃でした。そのころ私は継続することが苦手で、部活も長続きせず転々としていました。

高3になり、受験科の夜間部に通い始めると自分よりもはるかに上手い人がたくさんいて、思うような評価はなかなか得られず、行きたくなくなることもありました。嫌になって時々休むこともありました。それでも、通い続けるうちに徐々にいい評価をもらえることも増えていき、どばたで作品を作り続けることが楽しくなっていきました。

どばたに通い始めてから受験直前までずっと不安は付きまとっていましたが、一回一回の講評で言われたことをしっかりノートに書いたり、作った作品をまとめたり、という地道なことが最後の最後には心の支えになってくれました。

現役生は常に不安と焦りとの戦いだと思います。だからこそ、小さなことでも続けることが自信につながります。最後まであきらめずに頑張ってください!

笹川 杏菜さん

東京都
明治学院東村山高校
 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科

辛くても仲間がいたから頑張れた

物心ついた時から、イラストが好きでそれを仕事にしたくて、中学生の時から美大を目指しました。
私は高2の5月からどばたに通い始めました。デッサン初心者だったため、わからないことだらけで、何をしたらいいかわからず、手探りでしたが、上手い人たちの作品を見て先生方からのアドバイスを貰いながら、自分なりに頑張って描いていました。

高3にあがり、私大の夜間部に入りましたがなかなか、思ったようにはうまくならず自分の作品に自信が持てなくなったこともありました。なんとか追いつこう、なんとか上手い人の技法を模倣してみようと様々なことを試しましたが、結果はなかなかついてきませんでした。そんな時でも先生方は、的確なアドバイスや自分のこだわった部分に着目して下さったり、講評後も先生は快く質問に答えて下さり、さらにアドバイスをして下さったりと自分の作品に対して様々な打開策を施してくれました。そして講習会後の時間を使い、友人たちとミニ講評会を開いてどこが良くてどこが改善すれば良くなるのかを話し合ったりしました。
そのおかげで、どこが自分はまだ甘いのか、どこができててどこができないのか、出来ないところはどうすれば解決するかなど客観的に作品を見て理解できるようになっていきました。

試験まであと数日の時も友人達と先生で喋って笑いあったり、本命の試験前日の対策授業では先生方に、最後まで大丈夫だよ、自信を持って!といった言葉で励ましてくれました。
本番もそのことを思い出して自分の自信の糧となってくれました。

友人達や、先生方、家族、助手さんなど様々な人が支えてくれていたからこそ今の合格があります。
辛い時も楽しかった時も入り交じった非常に濃い2年間でした!!
本当にありがとうございました!!!これからも頑張ります!!!!!

藤本 葵さん

東京都
都立総合芸術高等学校
 現役

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科

楽しんだ者勝ち

実技の上達において最も大切な事は、「自分の強みを見つけ、より洗練する事」だと私は思っています。
まず美大受験は、楽しまないと死にます。楽しくも無い事を一年以上続ける事になったら本当に地獄なので、要所要所で自分なりの楽しみを見つける必要があると思っています。その楽しみの中には、趣味や娯楽と言ったものも含まれると思いますが、中でも私が一番大事にしていた事は、冒頭で記した「自分の強みを洗練する事」です。これは言い換えると「自分が描いてて楽しいと思う手法を、ひたすら磨け」という事です。自分には合わないやり方を無理に学ぼうとしても嫌になります。自分の好きな描写方法や、気に入った色合いなどを受験生活の中で見つけたら、どんどん吸収してみると非常に良いと思います。
受験生の皆さんが、所々で楽しい生活を送れるように願っています。

國本 珠綸さん

群馬
高崎経済大学附属高等学校

合格大学:
東京藝術大学 デザイン科

自分を知ること

高3の夏季から講習会生として、一浪、二浪は昼間部生としてすいどーばたにお世話になりました。
デザイン科に受かるためにしていたのはほとんど自己分析でした。成功した時と失敗した時で制作中の考えにどんな違いがあるのか。自分は課題が出た時どんな対応をするのか。作品は思考の結果です。冷静な判断力を十分に発揮するには自己理解が大事です。自分を俯瞰することはかなり難しいですが、だんだんともう1人自分がいてくれるような感覚になります。自分の中で"上手になる"の意味が変わったのも、その辺りだったと思います。失敗したら、それも経験として大事にします。本番でも、成功した作品と失敗した作品がおなじくらい私を応援してくれました。
もう一つ、自分の心の管理が大事になってくると思います。芸大受験はかなり厳しいです。受かった人のしていたことが正解だと思い込んだり、これをしたら受かるとか受からないとかを考えてしまう時もあると思います。ですがそんなものはなく、どんなに紆余曲折したとしても結局試験の日に落ち着いて判断をするための1年間なのです。受かり方はありません。必ず努力が報われるわけではありません。正直やってられないのですが、それでも試験の日は来ます。自分が何をしたら楽しくて、何をしたら悲しいのかを知って、出来るだけ楽しく過ごす!軽く聞こえるかもしれないけど、本当にそれが大事だと思いました。

最後に、一緒に頑張ってくれたどばたの友達、真剣に向き合ってくれた先生方、先に芸大で待っててくれた友達や先輩、私のメンタルを安定させてくれたATEEZのサンくん、そして私を信じて二浪させてくれた家族、全てに感謝します。ありがとうございました。

阿達 結さん

新潟
新潟市立万代高校

合格大学:
東京藝術大学 デザイン科
多摩美術大学 統合デザイン科

自分のペースで。

現役、一浪と私は盲目的でした。
その日の評価に一喜一憂し、他人と自分を比べ落ち込み、自分が得意だと思っていることに縛られ、周りは愚か自分の事すら見えていませんでした。

二浪となり作品を作る事が嫌になりかけたので、少し離れてみることにしました。

山に登ったり、テーマパークに行ったり、普通の生活をしてみることで藝大受験で変に凝り固まった頭をほぐしました。
予備校で評価を得ることが自分を肯定できる全てじゃないのだと思いました。

冬になり試験に向けてギアを上げ始め、本番では良い意味で真っさらな自分で挑めたので悔いはありませんでした。

試験当日に良い結果を出す為のプロセスは人それぞれです。自分の信じる道を行きましょう!!

久保倉 美和さん

東京都
女子美術大学付属高等学校
現役

合格大学:
東京藝術大学 デザイン科

分岐点

私は高校1年の冬からすいどーばたに通い始めました。
最初は受験は考えておらず、毎日無気力に過ごす私を見かねて両親に連れてこられたことがきっかけでした。しかし、すいどーばたで見えてきた世界は全く違うものでした。
これまで見たことない上手い絵を当たり前のように描く同世代の人達。衝撃的でした。通っているうちに周りの生徒、先生から色々な刺激を受けました。「暇だから」、「ただデッサンが上手くなりたいから」最初の頃考えていたそんなことが、気付いたら「藝大に行きたい」という気持ちに変化し、大きくなっていました。
しかし、私の気持ちとは裏腹に周囲のレベルの高さと、上手くいかない自分の不甲斐なさに何度も挫けそうになりました。時には絵を描くことの楽しさを忘れそうになる時もありました。しかもこの1年はコロナウィルスという突然の脅威に生活スタイル、学校のスケジュールの変化など、日常生活でも辛いことの連続でした。
でも、この生活を続けたことでわかったことは、やっぱり私は絵を描くことが好きだということでした。でないとこんな生活続けられません。失敗した分必ず成長があって、一枚描くごとに学ぶことが増えていく。
本番も自分が「好き」で、「楽しい」と思うことをやろうと考えてました。何もかもがあっという間で勢いだけできてしまった感はありますが、それでも藝大に合格した喜びは忘れられません。大学でもこの勢いと絵が好きという気持ちは忘れずに頑張っていきたいです。
最後にすいどーばたの先生、学校の先生、家族、最高の友達、全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

田久保 はなさん

東京都
都立西高等学校
現役

合格大学:
東京藝術大学 デザイン科

分析と改善

高校2年生の10月から基礎科のビギナーデッサンに通いはじめ、翌年の春季講習から本格的に藝大デザイン科を目指し始めました。
はじめは右も左も分からず、慣れない実技課題に戸惑いながら課題をこなしていましたが、
作品を作って講評を受けてを繰り返すうちに、試験において何か大切なのかがなんとなく掴めてきました。
わたしは技術的な部分にあまり自信がなかったため、そこを補うために、自分なりに工夫を重ねました。
毎回課題が終わった後に、自分の作品の分析をして、反省点を書き出し、次回には必ずその点を意識するようにしました。
あとは、評価されている作品をとにかくたくさん見て、それらの共通点は何か考え、そこから、作品を作るときに必ず抑えるべき点を決め、自分にルールを課したりしていました。
他の人がやってなさそうなことをしようと思い、デザイン評論の本をいくつか読んで勉強したのですが、それがとても役に立ちました。

今まで支えてくださった皆さまに対しては、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

福島 蘭奈さん

大阪府
府立和泉高等学校
現役

合格大学:
多摩美術大学 プロダクトデザイン専攻
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科
東北芸術工科大学 プロダクトデザイン学科

出来ることを精一杯

どばたに通うまで、絵もデッサンも何も描いたことがありませんでした。お金持ちでは無かったので、バイトして貯めたお金で、三年生からどばたに一年間だけ通いました。初め、画材の名前や使い方等、何もわからず、周りに詳しい人もいないため直接教えて貰えないのは、苦労しました。しかし、ZOOM 指導の時や講習会で直接会った時には基本的な鉛筆の削り方や水張りの仕方などから丁寧に教えて下さり嬉しかったです。通信の指導は、メールで何度も質問したり、細かい所まで解説されていて、自分の出来ていない所と上手なデッサンとの比較で、正しい描き方を学びました。講習会に初めて参加したときは、周りの人達が上手過ぎて圧倒されました。それはもっと上手にならねばというやる気にも繋がりましたし、沢山の作品を見て、各それぞれの講評を聞くことはとても勉強になりました。自分が上手だと思った作品でもまだ伸びしろがあったり、多くの作品に共通して言われていること等、自分一人の添削だけでは学べなかったことだらけで、確実にSTEP UP出来たと思います。自分は共通テスト利用ですべての大学を受けたのですが、共通テスト一か月前の勉強に集中したい時期は、通信の課題を自分で調節して、勉強に専念しました。そういった自由がきくのは通信の良い所だと思いました。入試直前講座にも参加しました。同じ所を目指す人たちの作品を見て、吸収して、短い日数でしたが、得るものはとても大きかったです。講習会に参加していなければ合格出来なかったと思います。周りとの格差に絶望したり、自信を持てなくなることもありましたが、先生はみんな平等に出来たところは褒めて、こうした方が良いという道を教えて下さり、最後まで頑張ることが出来ました。