堀内 寛さん
合格大学:
東京藝術大学 デザイン科
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン科
多摩美術大学 プロダクトデザイン専攻
考えることと手を動かすこと
僕は3年間どばたでお世話になりました。その間には何回も先生方と面談をして頂いたりして自分の方向性について考えることが多くありました。その時間はとても有意義なものだったし確実に成長するために必要な事だったと思います。しかし、どれだけ真剣に考えていても考えていただけの時期には全く成長していなかったと思います。最終的に作品を提出する以上は、手を動かしてみなければ考えが正しいかどうかすらわかりません。どんなに悩んでいても迷走していても毎課題ちゃんと走りきること。それ以外の時間で沢山考えること。この2つが合格に向かう上で大切だったと感じています。
あと学科は4月からコツコツやった方が絶対にいいです。10分でもいいので毎日確実にやる習慣を付けるとあとが本当に楽でした。
私大と芸大の併願
私は、芸大受験コースで一年間を過ごしたため私大系の課題はは直前の三課題に絞って対策をしました。そのため、新しい表現を模索したりする余裕はなくいかに私大の時間、試験方式、評価基準などに合わせられるかということを考えて過ごしました。
対策できる期間が短い中でも合格することができた大きな要因は、学科の勉強ををちゃんとやっていたからだと思います。共通テストが終わった後、大学が公開している前年の合格者平均点や最低点を見てみると、自分は実技で極端に高い点数を狙う必要は無く大失敗さえ避ければ合格するだろうという予想が立てられました。そのため実技の対策では確実に合格点を超えるための練習をしていました。もし仮に学科で点数を稼げていなければ、高得点を取るために実技でかなり無理をしなければいけなかったかもしれません。学科が出来ると実技の対策に余裕が生まれます。学科は完全に日々の積み上げが物を言います、一日でやる時間は短くても確実に毎日勉強する習慣をつけるのがおすすめです。
山根 千花さん
静岡県
富士宮西高校 現役
合格大学:
東京藝術大学 デザイン科
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科、視覚伝達デザイン学科
多摩美術大学 生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻
奇跡の合格
私が初めてすいどーばたに来たのは高三の冬季講習です。私は出身が静岡で、4歳から絵画教室に通い始め、中学生から地元の画塾でひたすら基礎をやってました。初めて芸デクラスに来た時は想像通りみんな上手で、私はなかなか下手でした。ですが、毎日たくさんの作品を見たり講評を聞いたりして学ぶことが多いので、結構楽しかったです。
せめて一次試験は通過したいと思い、入試直前の選択課題では全部デッサンを選びました。先生がたくさん教えてくれたので、その期間にコツをつかめてすごく伸びたので、一次試験を通過できたと思います。
私は周りの人より実力が劣っていたので、無理をしないことと自分の好きなようにやるということだけを決めて、二次試験に挑みました。あまり自分に期待をしないようにしたので、緊張は一切しなかったですし、試験中は集中力がすごく上がるので、自然にいい作品が作れました。本番は課題の癖が強かったので、今まで描いたことがないような平面を描きましたが、どばたで言われていた、マックスの黒を早めに入れることや離れてみることなどのことは常に意識しながら完成させました。
合格する可能性が低くても本番に自分のできることを100%出し切れたことが合格につながったと思います。
西山 美緒さん
千葉県
市立柏高校
合格大学:
東京藝術大学デザイン科
私は私で良い
昔から周りと自分を比べては劣等感で苦しむタイプでした。
周りの皆がいとも容易く出来ることがとても難しく感じたり、出来る人に嫉妬してしまう自分を益々嫌いになっていく、みたいな。
そんな私が変わりはじめたのは、どばたに来てからです。
初めて講評を受けた時の衝撃を未だに覚えています。みんな一人一人全然違う戦い方をしている!
もしかしたら私にも私なりの戦い方があるかもしれない!
それからは自分は何が得意で何を楽しいと思えるのか、最も自分の強みを生かせるものはなんなのかを試行錯誤する毎日でした。
時々先生と面談しては客観的な意見を取り入れ、それを踏まえてまた考える。
そうしていくと段々どんな課題でも自分のやるべきことが分かってくるような気がします。
そしてどんな時も客観的な視点を忘れないことが大事だと思います。
作業に没頭して全体を俯瞰することを忘れていないか、感情に飲まれて自分を見失ってはいないか。
本番は特に感情的になると思います。私は泣きそうになりました。
でもそんなときこそ今まで培ってきた自分がいることを思い出してください。
大丈夫、どんな課題が来てもやるべきことは変わらない。
大丈夫、私は私で良い!
荒田 梨乃さん
宮崎県
佐土原高校
合格大学:
東京藝術大学デザイン科
勇気を振り絞る!とにかく頑張る
私は、地方から上京して高3の2月からどばたに来ました。美術予備校は初めてで、周りの人たちの実力の高さを目の当たりにした時の憧れの気持ちと、今の自分との差の大きさに絶望したことを今でもはっきりと覚えています。
現役の入直1ヶ月はかなり自分の中で成長する大きな期間でした。基本的な道具や描き方、動き方、受験作品を見る方法、沢山の事を学びました。
昼間部に入ってからは辛い事やうまくいかない時が沢山ありました。落ち込んでしまい、数日間予備校を休んでしまった時もありました。でもそれ以上自分の成長を感じる時や、作品が評価されて嬉しいと感じる時がありました。作品制作だけでなく、本当に沢山の経験を積むことができました。
重要だと感じた事は、勇気を振り絞ってチャレンジすること、失敗を恐れないこと、先生以外でもいいので1人でも多くの人にでも作品にコメントをもらうこと。
自分の弱点は、意外と友人からのなにげない一言でわかったりするものです。
友人、先生、全ての人に感謝しています。
ありがとうございました。
山下 瑚桃さん
東京都
都立晴海総合高校
合格大学:
東京藝術大学デザイン科
武蔵野美術大学
視覚伝達デザイン
基礎デザイン
ブレない心と大切な仲間
受験生としての三年間はやっぱり長くて、思うこと書きたいことたくさんありますが長くなるのでぎゅっとまとめます。
私が感じた大事なことは、一瞬でも感じたことを大切にすること。素直になることだと思いました。
モチーフを見て感じたことや、与えられたテーマを見て感じたイメージを大切にしようと意識して制作することで、たとえ構成がセオリー的であってもイメージは自分だけの強い魅力になります。あまり面白いアイデアや自分だけの世界観を得意としていなかった私にとって、これらを理解できたことは重要なポイントだったと思います。結果的に最後の1ヶ月は自分が何を感じたのか、伝えたいのか、を明確にして制作できました。
あと何より楽しかった。もちろん辛いこともありましたが、新しいことに挑戦するのも友人とガヤガヤするのも先生と話すのも全てが制作を続けるモチベーションになりました。本当に素晴らしい環境に恵まれたラッキーなんだと実感します。
決して一人ではここまで続けてくることはできませんでした。最後まで支えて下さったすいどーばたの皆様、信じて浪人させてくれた家族、そしてそして、大好きな友人達に心から感謝しています。ありがとうございました!
新井 夢真さん
愛知県
私立星野高校
合格大学:
東京藝術大学デザイン科
「自分なりの解釈で」
僕は二浪目から環境を変えようと思い、どばたに通うことにしました。
最初の方は今まで教わらなかったことばかりで戸惑いましたが、1年を通して講師が深く、親身になって教えてくれたので、大切なことは何なのか、自分の長所と短所は何なのか、などの理解が深まりようやく合格出来たのだと思います。
どうしても感覚の部分で判断する割合が多い分野なので、講師の言うことが人によってまちまちなのは仕方がない事だと思います。
この人は結局何が言いたいのか、今の自分にどのくらいその助言を取り入れたらいいのか。
客観視して自分なりに噛み砕いて解釈していくことが必要だと感じました。
ようやく人生のスタートラインに立てたので、これからもっと精進していきたいと思います。
受験生の皆さん、どんな選択をしようとも後悔の無い日々を送れることを祈っています。
頑張りすぎず自分を大切にして頑張ってくださいね!
那須 響さん
愛知県
名古屋市立工芸高校
合格大学:
東京藝術大学デザイン科
『自分を認める』
三浪の一年はとても辛く、コンクールは失敗、普段の制作もうまくいかず、鉛筆を持つだけで吐き気がするようになり、地元に帰って休んだ時もありました。
ここまでうまくいかない年は初めてだし、
二浪までは受験課題すらも全て楽しい!って思いながら制作してたのに。
大好きで大切な友達がいっぱいいたのでみんなに会うためだけにどばたに行ってた時もありました。
実はそんな友達達においてかれたくない一心でした。
今は失敗してでも苦手と向き合っておきたいとか、とりあえず全力で評価を取りに行くとか、ただ楽しむとか時期によって意識を変えたりしながら、今の自分にあった行動を判断してました。
4年間の受験生活、20年間の自分を信じると決め、
受かるため情けない自分も見つめ、認めました。
皆んなに比べて全然輝けない一年だったけど、諦めず自分らしくしがみついて45人の中に入れたことが本当に嬉しいです。これから先ではいっぱい輝いてみせます!
石岡 紅緒さん
東京都
都立総合芸術高校
合格大学:
東京藝術大学デザイン科
自分らしくやる
私が受験を終えて一番大事だったと感じたことは「自分らしくやる」という絵との向き合い方です。
試験本番、最後まで自分の作品の狙いを持って自分の感覚と判断力を信じ、!いい絵だ!と感じれる瞬間を求めて描き続けたました。だから終わったあとは自分らしくやれたと思って帰りました。
どばたで一浪した日々はその判断力と観察力を鍛えられる充実した時間でした。先生たちはおもしろい人がいっぱいで毎日講評が楽しいです。そして何より先生方も観察力が高いひとたちだから生徒の事を色んな観点から観察して指導してくれて発見が多いです。
もちろんたくさんアドバイスを貰えますしこうやって合格者の意見もたくさん聞けますが、それよりもとにかく自分で経験を積んで、こういうことか!!と実感に落とせる気づきをするのが一番大事だったかなと思います。
試験本番の時間はひとり孤独な旅でしたが、そのたくさんの経験と先生に貰ったアドバイスが判断の材料として私の味方になり、今ここにいる自分だけで戦ってるんじゃないんだと思いながらやることができました。
受験は苦しいことも山ほどありましたがそれでも、それをどうにかして楽しんでやるぞ!と意気込んでやっていました。それは受験でもその先の大学生活でも大切にしたいことだなと思います。
堀川 美咲さん
長崎県
長崎日本大学高等学校
合格大学:
女子美術大学 芸術学部 デザイン・工芸学科 ヴィジュアルデザイン専攻
武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科
「父に母に、皆に感謝!!!」
私はデザイン科のある高校に通っていました。現役の時、コロナ禍も相まって対策は学校だけでしていたので、予備校の講習を1度も受けたこともなく、浪人するにあたって親元を離れて暮らさなくちゃいけないので不安でいっぱいでした……。ですが通い始めれば何とかなるもので、友人もできて充実した日々をおくれていたのではないかと思います。
視デに関しては、はじめは3時間で描くなんて絶対ムリ!!とか思っていたけれど、冬季になれば皆いつの間にか描けるようになっているし……結果がどうであれ、これまで積み重ねてきた努力や時間は無駄ではなかったんだと、そう実感できました。
決して私の力だけじゃこの1年間やり遂げることは無理だったと思います。一緒に競い合い、成長し合った友達……不安な時も助言してくれた先生方……そして、通うために協力してくれた父や母、応援してくれた皆にはホントに感謝しかないです。
ありがとう。
受験は1つの通過点でしかないけれど、そこを通過しなければ先にも進めない……。これから先は今までより学ぶことも増えると思うと、不安もあるけれどそれ以上に楽しみが勝っています。
がんばるぞ!!!!!
天海 ジェニーさん
東京都
東京農業大学第一高等学校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学 空間演出デザイン
工芸工業デザイン
多摩美術大学 環境デザイン
楽しんだもん勝ち
受験期に作品にかける時間はみんな絶対多いのですが、私は受験作品を家でもやるとどんどん病んでしまい、やりたくなけなってしまうので、音楽を聴くこと、ゲームをすること、漫画、アニメを見ること、漫画を模写することなどなど自分の好きなことを大切にしました。
そのおかげもあり、上手くできなかったり評価が悪かった時でも立ち直ることが出来ました。
作品の中でも、モチーフは自分の好きなとこ、魅力的に思ったことを表現しようと思えるようになったり色も可愛い色今日の気分の色を使えるようになりました。自分の好きなこと(作品の好きなとことか)を言葉で表すのは意外と大変でどこが好きとか何が好きかとかは考えれば考えるほどよくわからなくなってくるけど、受験のとこだけじゃなく好きなことを考えて好きなことをすると自分が何が好きなのか明確にわかるようになってくるし楽しくもなってくる。
好きこそ物の上手なれ!楽しもう!
大竹 伶奈さん
東京都
都立砂川高等学校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
東京造形大学 グラフィックデザイン学科
焦らず自分のペースで
私は高2から美大受験を意識するようになり、近所の画塾に通い始めました。そして高3の春から週一でどばたの日曜受験コースにも通うようになりました。
初回の授業では、周りは上手な人ばかりで驚き、やる気と不安で終始ドキドキしていたのを覚えています。
私はできなかったことをいつまでも引きずってしまう癖があり、制作後は毎回、どうしてできないんだろうと焦り、悩んでいました。
そんなとき、先生が「あまり考えすぎずに、気持ちを切り替えることが大切だよ。」とアドバイスを下さり、それからは周りと比べて落ち込むのはやめようと思うことができました。
その後は、講評で言われたことを踏まえて、上手な人はどうやっているのか参考にしたりと、出来なかったことを次の目標にすることができました。
また、講評の中で先生が「〜がいいね。」「前より上達したね。」と具体的に言ってくださったことも自信に繋がったと思います。
私は特に学科に不安があったので授業がない日は学科の勉強に充てたりと、自分で調整できたのも私に合っていたと思います。
焦らず、自分のペースで、やるべきことに集中することで最後までやりきれました。
技術だけではなく、考え方など自分自身の向上もできた、濃い1年だったと感じています。
指導して下さった先生方、そして最後まで支えてくれた家族に感謝の気持ちでいっぱいです。
若山 依乃里さん
東京都
東京都立上野高等学校
合格大学:
多摩美術大学グラフィックデザイン学科
ありがとうじゃ伝えきれない
現役のときから、自分には才能はないんだと気づいていた。ただひたすらに絵を描くことの繰り返しで、自分にあった絵の描き方を模索していた。けれど、それだけだとどうしても壁に当たってしまうと知った。そんな中、講師の先生達のアドバイスや相談に乗ってもらったりして頂いたことで、自分の苦手なところを見直して、改善するにはどうすればいいのか教えてもらうことが出来た。また、浪人してからは昼間部で沢山の友達や仲間が出来て、その皆で一緒に励ましあったり、どうすれば上手く描けるのか、どの色の組み合わせが良いのかなど、とても良い影響を受けることが出来た。
自分には才能はなかったけれど、周りの環境や人に恵まれて合格出来たと思う。
だから私は感謝しかありません。
吉田 彩波さん
福島県
福島県立磐城高校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学造形学部視覚デザイン学科
東北芸術工科大学デザイン工学部
グラフィックデザイン学科
私の大学受験
私が受験したのは多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科、東京造形大学デザイン学科グラフィックデザイン専攻、武蔵野美術大学造形学部視覚デザイン学科、東北芸術工科大学デザイン工学部グラフィックデザイン学科の4校で、その内東北芸術工科大と武蔵野美術大に現役で合格することができました。
すいどーばたを通信で受講し、本格的に実技の対策を始めたのは三年生の春からです。毎月担当の講師の方にZoomで講評していただくことで的確に実力を向上させることができました。しかし地方で限られた人としか作業できない状況では、どうしても井の中の蛙となってしまいます。
夏期講習に初めてすいどーばたの本校で製作したときは、周囲のレベルの高さに圧倒されました。デモンストレーションの方が描き進めるタイムスケジュールや手順を参考にしたり、揃えるべき道具や技法を他の受験生達から学びました。
入試直前講座では自分なりの表現方法を見つけ、より良い構成にするために試行錯誤していきました。講師の皆さんの助けもあり、毎回やり方を更新して実力を伸ばすことに注力しました。本番も自分らしくのびのびと描くことができたと思います。
大場 万輝さん
静岡県
浜松市立高校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン
多摩美術大学 メディア芸術
チャレンジする
私は高校2年生の春からどばたの通信を始めました。通信では月に3つ程度の課題が送られて
きて、それらをこなしていきました。
部活の忙しかった私にとって丁度よく、
先生が丁寧に作品の添削をして下さったので
数より質という感じで、一回一回の課題で学ぶことが多かったです。
また高校3年生からは、8月の全国大会が終わった後に初めて夏期講習に行きました。
外部生として在学生の中に入っていくことに
不安がありましたが、行ってみると思いのほか外部生が多く、また先生が悩んでいると声をかけて下さったりして安心して講座に参加できました。周りの人が同じ目標を目指して真剣にやっているのを見て、私も気持ちが切り替わった感じがしました。
私はこの短期講座で自信と力がついたのが実感できたので、悩んでいる人には是非行って欲しいと思います。
本番はもちろん緊張しましたが今までにやってきた事を思い出し、楽しんでやることができました。
最後に、相談に乗って下さった先生方、応援してくれた友人、たくさんの人達に支えてもらってここまで来ました。ありがとうございました。
末広 実優さん
福島県
磐城高校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学 空間演出デザイン
多摩美術大学 環境デザイン
東京造形大学 室内建築
女子美術大学 環境デザイン
努力で合格
私が武蔵野美術大学に本気で受かりたいと思ったのは高校2年生の終わり頃でした。以前から武蔵野美大に行きたいとは思っていましたが、本気で受かりたいという気持ちが小さく、努力を全くしていませんでした。しかし、進路をしっかり考えた時、武蔵野美術大学現役合格を本気で目指そうと決意しました。
通信は自分のペースでじっくりと課題に取り組むことができます。私は朝7時前には登校し、夜7時まで残って学校でやっていました。毎日4時間ほどやっていたので、担当の先生との講評会が終わった後同じ課題をやったり、自主練をやったり自分の苦手克服に十分時間を割くことができました。学科の勉強も毎日2時間以上はできていたので私のように進学校で課題が大変な人でも余裕を持って取り組めると思います。
私は長期の休みの間だけすいどーばたで講習を受けていました。すいどーばたでの講習は同じ大学を目指す人に囲まれて緊張感を持ちながらうけることができました。一番通信と違うのは講評会だと思います。自分のだけでなく他の人の作品への講評も聞くことができるので私は自分にプラスになりそうなことはメモして役立てていました。たくさんの絵が並べられると自分の作品をより客観的に見れて足りない部分がはっきりと見えてきます。講習が終わったら、その日描いた作品は持ち帰って指摘された箇所を改善するために過筆や再度エスキースを毎課題やりました。1人で東京に出て、すごく不安になってしまうこともありましたが、講習に出て毎日たくさんの人と描いて比べたことでついた力は相当なものだと思います。
最後に私は人よりも対策を始めたのが遅く、実力がない分人一倍努力をしなければならないという意識を常に持って受験勉強を本番までしていました。きっと私のようにスタートが他の人より遅れてしまって焦りながら受験勉強している人もいると思いますが、大事なのは冷静に自分が合格するために必要なことを見つけて必死に努力していくことだと思います。私は他の人に比べて全然描けていないのが悔しくて何度も絵を描いている間に泣いてしまうこともありました。でも、努力を続けたおかげで春からは笑顔で憧れの美大生になることができます。先生方ご指導ありがとうございました。受験生の皆さん頑張ってください。
鈴木 野乃子さん
千葉県
幕張総合高校
合格大学:
多摩美術大学
統合デザイン学科
武蔵野美術大学
視覚伝達デザイン学科
基礎デザイン学科
東京造形大学
グラフィックデザイン専攻領域
女子美術大学
デザイン・工芸学科
ヴィジュアルデザイン専攻
桑沢デザイン研究所
総合デザイン科
長くて短かった受験生活
私は、高3の夏から一浪まではデザイン科の芸大コース、二浪では私大コースでお世話になりました。
初めは分からない事ばかりで技術も無かったので、先生方のご指導や上手い人達の作品からとにかく吸収していこうと思っていました。
一浪の頃は徐々に良い評価が取れるようになってきまししたが、その評価に一喜一憂するだけで、理由を分析したりよく考えることが出来ていませんでした。
二浪目では別の環境に挑戦してみようと、私大コースに通うことにしました。この1年で改めて基礎を見直したり、自分の言いたいことを伝える強さの様なものが身についたと思います。また、一浪の反省を活かして、先生方の力もお借りしながら、芸大・私大対策問わず共通する自分の強みも弱みも見つけることが出来ました。そしてどの課題でも評価を気にしすぎず、自分自身が楽しんで作品を作ることが出来ました。
たくさんの方々に支えて頂き、充実したあっという間の2年半でした。本当にありがとうございました!!
髙野 瞳子さん
東京都
磐城高等学校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科
多摩美術大学 工芸科
多くを吸収できた場所
わたしは高3の夏まで陸上部に所属していて、本格的に実技の勉強を始めたのはどばたでの夏期講習からでした。右も左も分からない状態で踏み込んだ世界で、講評会ではもちろん下段、周りには沢山の上手な人達、かなりメンタルがやられました。それと同時に絶対に現役合格してやる!という気持ちと沢山の刺激をもらえました。
夏期講習の後にどばたの通信を始めました。担当してくださった先生は、夏期で描いた作品を覚えていてくださり、zoomでのやり取りでしたが、1対1なのでとても細かく指導していただけたのが本当に嬉しかったです。通信を始めたことでかなり上達できました。
そして冬期講習と入直でまた本館でお世話になりました。夏とは比べ物にならないくらい周りのレベルが高くて、あの雰囲気の中で実技の練習が出来たのは、かなり良かったです。その中で同じ目標を持つ友達も出来ました。先生方も親身になって相談を聞いてくださったり、沢山の技術を教えてくださりました。今振り返ると、試験前の2ヶ月間は本当にあっという間でした。上段に上がることも出てきて、毎日必死に生きて、食らいついて、だんだんいい作品を描けるようになっていって、楽しかったなあと思います。そう思えるのも、支えてくれた友達、気づかないような細かいところまで見てくださった先生方のおかげです。
約半年でしたが、どばたに通えて本当によかったです。関わっていただいた先生方の事を決して忘れないと思います。ありがとうございました!
井沼 美菜子さん
東京都
三輪田学園高等学校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科
受験を通して
デザインをすることが好きで決めた美大受験、道具の使い方、デッサン、平面構成が全く分からない状態でのスタートでした。初めてどばたに来たのは高二の冬季講習で、慣れない環境に恐怖と焦りが出てきて、この先やっていくことができるのか、自分に美大受験は合っているのか、とても不安でした。しかし、先生方が丁寧に教えてくださる上、絵が上手な人から学ぶこともできるという贅沢な環境にいることができる自分は、この受験を決して無駄にしてはいけないと思い、一生懸命頑張ろうと決心しました。
それでも秋頃までは上段にはいけず、辛いと思うことが沢山ありました。上手く描けずに悩んだ時は、思い切って他の人の描き方や色の使い方を真似したりし、講評で言われたことはメモをして次回は同じことを言われないようにすることを意識していました。それを繰り返すと、自分の弱点や強みがわかるようになり、上達につながりました。
実技と同様、学科も大切なので、過去問などは夏休み頃から始めるのがおすすめだと思います。また、冬季講習で実技対策の後にある学科対策に参加しましたが、先生が大学別に問題傾向や基礎的な所から丁寧に教えてくださるので、参加して良かったなと思いました。
実技から学科までしっかり対策を行うことができるどばたに入って本当に良かったなと思っています。
角田 真珠さん
埼玉県
春日部共栄高等学校 現役
合格大学:
東京造形大学 造形学部 デザイン学科 グラフィックデザイン
多摩美術大学 美術学部 グラフィックデザイン学科
「不安は当たり前!やるしかない!」
私は高3の4月からどばたに通い始めました。それまでは普通大学に進学するつもりで勉強していて、美大受験に関する知識は全くなくゼロからのスタートでした。正直辛かったです(笑)でもその辛さとは比べ物にならないくらい、得たものは大きかったです。
私が1番辛かったことは、自分で自分の成長を感じられないことでした。周りの上手い子と比べた時の劣等感がずっと苦しかったです。そんな時に先生と話すことで、自分の欠点や次どうすれば良いかが分かって、自分の作品を客観的に見直すことができました。先生方には技術面でも精神面でも支えられました。
そして、次の受験生に伝えたいのは「入試直前で伸びる」ということです。これを聞いた時は信じてませんでしたが、受験を終えてみるとこの言葉は本当だったなと思えます。私は入試直前講習で1番力がつきました。なので、どれだけ不安に感じていてもこの言葉を信じて頑張ってほしいです。
最後に、どばたの先生方、約1年間本当にありがとうございました!
猿谷 琳さん
群馬県
高崎市立高崎経済大学附属高等学校 現役
合格大学:
多摩美術大学
グラフィックデザイン学科
テキスタイルデザイン学科
武蔵野美術大学
視覚伝達デザイン学科
空間演出デザイン学科
地方だけでいいの…?
私が初めてどばたに行ったのは、高3の夏期講習でした。正直、もっと早く東京に来るべきだった!と後悔しました…。
理由は2つあります。1つは、地方と受験激戦区の都会では情報量にかなり差が生じていたためです。「良い」「悪い」だけではなく、「作品を受験時間内でどういった手段でどういった手順でやるべきなのか」を、美大入試にフォーカスして具体的に指導していただけるのがメリットの1つです。
2つ目は、周りのレベルが高いということです。全体講評で並べられると、自分の作品を客観的に見られる上、上手い人との差がどこで生じているのかを理解することができます。地方のみの対策もメリットがありますが、やはり本番のジャッジを配慮すると「上手い人が沢山いる中で如何に上へ行くか」を意識して枚数を重ねるのが安全だと思います。
受験を考慮すると東京の予備校で指導を受けるメリットは計り知れません。なるべく現場、それが現実的でないなら通信をおすすめします!
村山 聖悟さん
東京都
武蔵ヶ丘高校 現役
合格大学:
武蔵美視覚伝達デザイン学科、基礎デザイン学科
多摩美グラフィックデザイン学科
すいどーばたは春季講習から通いました。初めの頃はデッサン得意色彩苦手な感じ。
夏期講習は静物と多摩美の色彩が楽しかったです。多摩美の手のデッサンと武蔵美色彩が苦手でした。武蔵美色彩は自分の絵が嫌いで抜け出すこともありました。
夏期講習も終わり、冬季講習まででは出来るだけ土曜昼間部とまざってするようにしました。上手い人の答え方が気になったからです。この頃あたりで多摩美色彩の絵柄を見つけることができました。手のデッサンや静物なども徐々にレベルが上がってきましたが武蔵美色彩が相変わらず苦手でした。武蔵美色彩が納得のいくようになり出したのは入試直前講座の時でした。冬季と入試直前講座では多摩美はほぼ上段異常だった記憶があります。武蔵美はデッサンがよく上にいってました。色彩もたまに上に上がってました。
ここまで箇条書きで経験したことを書きましたが、重要なことは「失敗したことを無駄にしないこと」です。これを意識すると成長のスピード一気に上がります。
コンクールは3回あって1回目から順に5位、3位、1位でした。これも失敗から学んだおかげだと信じてます。
もう一つ重要なことは「プライドを捨てること」です。自分が上段行くことが多くても「毎回うまく行く人」とは限りません。「毎回うまくいく人」と自分を誤って認識してるとスランプに落ちた時にメンタルが崩壊します。もう一つ、大学に出願するときに再度自分が受けたい方式で合ってるか確認することです。
最後に言いたいのは友達を作ることです。一緒に昼飯を食べたり隣の席で書いたりするのが何気ないことですが心の助けになり、どばたに行くのが楽しくなります。僕自身、「塾に行く」よりも「友達と会いに行く」くらいの感覚でした。
中尾 彩夏さん
東京都
都立西高高 現役
合格大学:
多摩美術大学
グラフィックデザイン学科
情報デザイン学科
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科
自分のペースでの製作
高3の春期講習で初めてどばたに行きました。その時はまだ一般大学も視野に入れていたので覗く程度での参加でしたが、何時間も絵に時間を費やせるというのがあまりに楽しく、講習終了の時点で美大受験を決定しました。
夏前までは自分の好きなように書いて尚且つ評価を貰えることばかりでした。ですが、夏期講習で外部の方も交えて制作する機会にて、自分が如何に下手か思い知らされ、時々講評会を逃げたり、時々途中で帰ったりなんかもしてました。夏期講習に限らず入直までそんな感じでした。
それでも講師の方々は深く突っ込んだしなかったのでメンタルが壊れることなく約一年間、制作ができました。逆に相談に乗ってくれと尋ねれば気軽に話す事もできました。どばたで良かったなと思う点は、そんな自分のペースやテンション、(制作への)温度感で製作が可能な事です。学科の勉強したいから帰らせてくれと打診したことすらあります。
コンクールのたびに寝込む私を支えてくれた家族、言葉を選んで講評してくれた講師の方々、下段の私に団子くれた友達、いろんな人への感謝でいっぱいです。ありがとうございました。
小俣 有里果さん
東京都
都立武蔵丘高校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学 空間演出デザイン
多摩美術大学 環境デザイン
東京造形大学 室内建築
最後まで諦めないこと!
私は高校3年生の5月からどばたに通い始めました。高校で部活を引退してから予備校に通おうと決めていたため微妙な時期にどばたに入り何も分からない初心者でしたが、初日にどばたの先生が水張から何から何まで丁寧に教えてくださり1週間もしないうちにどばたに馴染むことができました。私はただ絵を描くことが好きで美大を目指し始めたので美術部でもないし高校はダンス部一本で頑張ってきたためどばたに入ったばっかりの時は下段ばかりで周りと比べると本当に下手くそでした。しかし毎日どばたで先生から学んだことを次から生かし、講評で自分の課題を見つけ次にはそこを意識して描くということや上手くいかなくても諦めず毎日真面目に課題に取り組むことをすれば結果は絶対についてきます。私も最後の冬季講習には上段や全体にいくことが多くなり自分の成長を実感しました。辛いことが多いですが私はどばたの友達や先生方のささえのお陰でそこまで苦ではなかったです。むしろどばたにいって絵を早く描きたい!って思ってました笑(正直勉強のほうがきつかったです)マイナスなこともプラスに変えて楽しんで最後まで諦めないことが大切だとおもいます。
塚田 匠海さん
埼玉県
城西川越高校 現役
合格大学:
多摩美術大学グラフィックデザイン学科
武蔵野美術大学基礎デザイン学科
楽しむうえでの目標を作る
自分は小学校から高校2年生までずっとサッカーをしていました。高校3年生の春からどばたに通い始めたのですが、もちろんデッサンの経験や色彩の経験はゼロでした。それに加えて、高校生活で全く勉強をしてこなかったので学科は話になりませんでした。
そんな自分でも無事に第一志望に合格することができたのは、普段の課題を楽しむことができたからだと思います。課題を楽しむうえで決めていたのは、一つの目標を作ることです。自分の場合は『誰よりも可愛い絵を描く』でした。予備校から色々な課題が出る中で、予備校内で可愛い絵部門ナンバーワンをとってやろうと思いながら毎日取り組んでいました。講評の時や制作後に「可愛い!」と言われるとモチベーションが上がり、日々の継続にも繋がっていたと思います。
最後に、学科は本当にやっておいた方が良いです。学科ができると入試直前や合格発表前の心持ちが違うと思います。自分は全くできずに発表前にハラハラしていたので、このようにはなってほしくないので頑張ってください!
平田 絢子さん
東京都
都立北園高校 現役
合格大学:
多摩美術大学
グラフィックデザイン学科
情報デザイン学科
武蔵野美術大学
視覚伝達デザイン学科
自分らしく楽しく!
私は高三の春期講習から始めました。最初は絵の具の扱い方も鉛筆の扱い方も分からず、水張りも何も出来なくて不安でたまりませんでした。年下、同い年の中で私より下手な人なんていないのでは?というぐらい自分の下手くそさが恥ずかしかったのを覚えています。
それでも毎日通って上手い人たちの作品をたくさん見て、構図や色の基本的な考え方を身につけ、自分なりに好きな作品が描けるようになっていきました。そうなるとどんどん楽しくなり、自分に自信がつくようになりました。
私は不安で仕方なかった時期も自分を卑下することだけはしないようにしていました。今日ダメだったところは明日直して、絶対明日こそいい絵を描く!という気持ちで望んでいました。
そして、夏休み以降は参考作品を見すぎないようにしていました。見すぎてしまうとそれに引っ張られて、いい絵が描けなくなってしまうタイプだったので、上手くいかない時は逆に参作を見ずに自分らしい絵を、楽しく描いてみるのも全然ありだと思います!
自分が好きだと思える絵を沢山描いて、皆さん楽しく受験頑張ってください!
土屋 凜華さん
東京都
女子美術大学付属高等学校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科
多摩美術大学美術学部演劇舞踏学科劇場美術デザインコース
女子美術大学芸術学部デザイン工芸学科工芸専攻
覚醒
私は元々受験する事を考えずに、通っている美術系の高校の美術の成績が大変低かったため、このまま付属生だからといって実力も無いのにそのまま進学する事が嫌だったので、自分の実力を上げるために、すいどーばたではないのですが美術予備校に高2の二学期から通い始めました。そして通っているうちに受験してみたいと思いはじめ、高3春から前の予備校を辞めてすいどーばたに通うことにしました。
すいどーばたでは、私が美術系の高校に行っているからといって変に贔屓せず1から指導してくださった事が嬉しかったです。私は、中学生の時から美術をやる人しか周りにいない状況だったので、すいどーばたに来てから普通の学校に通っている周りの友達が、とても学力が高くて驚きました。今まで自分は美術ができない人間だと思って絵の練習ばかりしてましたが、真にやるべき事は学科なのかもしれないと夏頃ようやく気づき、それからは放課後に、学校の先生に教えを請うたりしました。
学校でほとんど自分の絵を褒めてもらったりした事がなかったので、すいどーばたの講評会で「色が綺麗」だとか「カッコいい」だとか言ってもらえたことが自分の自信になりました。自信がなかった頃は講評で「構図が小さい」だとか「言い切ってない」だとか言われていたのですが、自信が持てるようになってから絵が変わって、先生方にも「覚醒してる」とか「なんかあった?」とか言っていただけるようになりました。正直最初は美術系の高校に通っていれば美術予備校なんかに通わなくても受験できるものだと思ってましたが、すいどーばたに通ってなかったらずっと自分の作品に自信が持てないままだったと思うので、強気なアドバイスで私に自信を付けて下さった先生方に感謝しています。
野瀬 伽淑さん
福岡県
筑陽学園高等学校
合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン科
どばたに来て一番衝撃を受けたのは、技量と個性を持ち合わせている人がかなり多かったことです。自分はあまり平面構成が得意ではなかったので、当初はすごく不安でした。
しかし授業として、本装丁や架空のチケットのデザインをしたり、大型静物を描いたりするなど画材や技法にとらわれず「好き」を追求できる機会があり、そのおかげでやりたいこと、好きなことを平面に落とし込めるようになりました。
ただ好きなだけでは課題への応え方が不十分となることがありますが、先生方から的確なアドバイスを頂くことでより良い画面を作ることができ、またそれを応用することが可能になるなど、できないことも含めて全てが学びに繋がりました。
好きなことを大学に入っても追求できるというモチベーションを得られ、もちろん基礎的な技術力も身につけることができたので、どばたに通えてよかったなと感じる1年でした。
また、先生方や友人のおかげで安心できる居場所となり、とても幸せで楽しかったです!本当にお世話になりました。ありがとうございました!!
藤ノ木 洸史郎さん
東京都
成城高等学校 現役
合格大学:
多摩美術大学
美術学部
デザイン科
武蔵野美術大学
造形学部
視覚伝達デザイン科
空間演出デザイン科
東京造形大学
造形学部
グラフィックデザイン科
自分らしく目を引く絵を
私の受験勉強期間は高3の秋からの約4ヶ月といえます。私は夏休み明けに芸デクラスから私大クラスに移ったからです。
私大の練習を始めた当初は、石膏デッサンとは異なるキワの締めやケント紙への対応、芸デとは異なる「独創性」の重要さに苦しめられました。しかし、学友や教師の手助け、練習の積み重ねによって、前者2つへの対応は冬季講習までに慣れることができました。
そんな中で、私を受験勉強で1番苦しめたのは「独創性」でした。私は本番までになんとかそれを固め、合格することができました。
次の受験生へのアドバイスとしては、受験前に色々な作品を見て、想像力を豊かにした方がいいと思います。そして、どれだけ試験までが残り僅かでも、諦めず学び続けることが大事です。頑張ってください。
最後に、突然の路線変更含め、色々な相談に乗ってくださった先生方、その他色々支えてくれた皆様のおかげで合格できました。ありがとうございました。
岩城 美空さん
東京都
北豊島高等学校
合格大学:
武蔵野美術大学 造形学部 空間演出デザイン学科
後悔だけは残らないように
現役の時は、毎日辛かろうがなんだろうが予備校に通い、がむしゃらに頑張っていたけれど結果は全部補欠。浪人することになった時、辛い時は休む、頑張る時は頑張る、自分のメンタルにあった生活をおくる、結果がどうなろうと後悔だけは残らないようにだけ過ごそうと決めました。
浪人になってからの1年は、がむしゃらにではなく、目的を持って制作をしていました。毎日ノートに、講評の時に言われたアドバイス、1つ前の絵からふまえてできた事、できなかった事、次の目標を必ずまとめていました。今日できなかった事は次の課題ではできるようにする意識をもって毎回課題に取り組んでいました。また、私は平面構成が苦手だったので、どばたの制作時間だけじゃ周りに追いつけないと感じ、日曜日は模写や、描写練習をしたり、他の上手い作品をみて分析をしたり、自分はどういう絵が好きで、どういうところにこだわりたいんだろう、なにが武器になってくれるんだろうなど、自分とも向き合っていました。
私は考えすぎな癖があり、息抜きを忘れて自分と向き合う時間を多くとってしまい、はまりこんでしまう事が多かったです。なのでヤバいはまる!と感じたら、一旦受験のことは忘れて好きなことをする時間を作るのがおすすめです。美味しいご飯を食べに行ったり、好きなアイドルのCDを買いにいったり、友人とおもいっきり遊んでみたり、自分を制限しすぎるとほんとに良くないです。
試験本番は、ありえないくらい緊張しましたが無事なんとか終えることができました。
最後になりましたが、一緒に頑張りぬいた友達、真剣に向きあって最後まで相談にのってくださった先生方、楽しいお話をしてくれる助手さん、励ましてくれた現役の頃の友人、つらい時に支えてくれたなにわ男子、泣きながら食べたハンバーグとお寿司、そしてなにより浪人をさせてくれた家族、この1年で出会えた方達に感謝します。ありがとうございました。
目黒 萌花さん
埼玉県
所沢中央高等学校 現役
合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
充実した1年間
私は4月からどばたの夜間部に通いました。最初は、水張りの方法や鉛筆の削り方などの初歩的な所から入りましたが、先生が丁寧に教えてくださいました。デモストも豊富でどこから書き進めていくか分からなかった私にとってはとてもありがたかったです。
講習会では、昼間部生や外部生もいるので、多くのアイディアで溢れていて刺激的でした。しかし、実力の差を痛感しメンタルが削られることもありました。そんな時は思い切って寝たり、美味しい物を食べたりと上手く気分転換をしていました。
辛いことも多いけれど、もちろん楽しい事もあります。例えばどばたでは出題される課題は季節やその時期のイベントに対応している時があります。季節に応じた絵が描けるので「家に飾ったろ!」くらいのモチベでやると楽しいです。
気分の落差は激しかったですが、今思うとすごく楽しかったし充実した1年間でした!そして無事に合格することができたので、どばたには本当に感謝しています!
松永 李音さん
佐賀県
唐津東高等学校 現役
合格大学:
東京造形大学 デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻
多摩美術大学 生産デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻
地方民の多摩美対策
すいどーばたで対策をしたのは、高3の冬季講習会と入試直前講座のみでした。それまでは地元の佐賀で対策をしていました。知り合いに多摩美の先輩どころか関東の美大生なんていなかったので、何もかも全く分からず不安でいっぱいでしたが、直前に東京に出してもらってどばたに通う約1、2ヶ月間、たくさんのことを吸収しようと毎日一生懸命頑張りました。私はいつも制作の時間に余裕が持てる方だったので、デッサンも平面構成でも、時間内にどれだけ描き込めるかを目標に練習をしました。講評で言われたことはメモして次の課題で必ず直す。それを繰り返すうちにだんだんと、制作している段階で「先生がこれを見たらこう言うだろうな」「ここつっこまれるだろうな」と自分で思えるようになりました。また平面構成で自分の好きなスタイルが確立してくると、楽しんで描けるようになってきます。受験対策は何事も楽しむことが大事だと思います。あ、あと学科も結構大事です(^o^)
栗原 爽さん
群馬県
樹徳高等学校
合格大学:
多摩美術大学 統合デザイン学科
どばたとの3年間
予備校に通う前の自分は平面構成など描いたことなしデッサンも美術の授業で1、2枚しかやったことない初心者でした。でもここの予備校に通い形取りや色の載せ方、それぞれのモチーフの質感の出し方などのデッサンを描くうえで必要な知識や絵の具の濃度、文字拡大そして自分に合った技法や絵柄の方向性といった平面で必要なコツ、そして烏口や溝引き、擦筆やデスケルなどの道具の使い方といった絵を描くうえで必要不可欠な知識を制作中や制作後の講評で講師からたくさん学び、浪人してしまいましたが試験本番で周りと戦っていけるほどの技術と発想を身につけ多摩美に受かることができました。すいどーばた美術学院には大変お世話になりました。3年間ありがとうございました。
最後に受験生に伝えたい事があります。試験が近づくにつれて実技面がとても不安になってきます。もしその時期まで学科を後回しにしてしまうとかなり後悔します。なので学科(特に英語)はめんどくさがらず春からコツコツ勉強しましょう!
名越 希さん
兵庫県
明石高等学校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科
武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科
武蔵野美術大学 造形学部 デザイン情報学科
やり切りました
私は美術科のある高校に通っていました。ですが当然、デザインを志す人ばかりではありません。同じ志望校の人もおらず、全国の見えないライバル達に怯える日々の中どばたの通信教育の存在を知り、高3の4月から受講し始めました。
美術科と通信の課題、卒業制作を並行で進め、家では勉強。受験への不安をかき消すために毎日一所懸命でした。その分、実力もついてきました。特に通信教育のPC画面共有による添削は非常に分かりやすかったです。担当の先生からのアドバイスは全てメモし、次の課題では改善できるよう努めていました。
夏季と入試直前の講習会では、その人数と高いレベルに圧倒されつつも「せっかくだし、良い所は全部吸収してやる!」という心持ちで臨んでいました。講習会での1週間は体感1ヶ月。親身に寄り添ってくださる講師の方々や同じ目標に向けて競い励まし合う仲間たちと共に過ごしたあの数日は濃密で、私にとって大きな糧となりました。
『やり切ったよ。』
受験を終えて、両親に伝えた言葉です。この言葉で締めくくることが出来た私の受験生活に何一つ悔いはありません。
私をここまで支えてくれた全ての方に感謝しています。本当にありがとうございました!
橋本 万晴さん
東京都
大泉桜高等学校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科
受験の話〜どばたって、たのしい!〜
超・背水の陣!武蔵野美術大学の視覚伝達デザイン学科のみ受験しました。高3で春季講習を受け、4月から日曜受験コースに通い始めましたが、大学を決めたのは6月頃です。後に夏季、冬季講習、入試直前講座を受講しました。
どばたで学べることはあまりにも多く、一番大切なのは、それらを自分の成長に繋げる作業です。日曜と講習会だけで不安でしたが、1日でも得られるものはかなり大きいです。他の人の作品の講評も聞き、合格作品の研究をし、自分の作品の分析をする。全部、自分の武器になります。「画面を豊富に見せている原因はなんだろう?」「合格作品に流されすぎず、自分らしい絵を作るにはどうすればいいんだろう?」考えるべき事は尽きません。それって結構楽しいものですよ!努力を楽しめる人間が強いのです!
最後に、絵を描くのが好きだ!!!ということを忘れないでください。「受験絵画」なんてよく言いますが、それも立派な自分だけの作品です。そのことに気付かせてくれたのも、どばたの先生方でした。
柏 英太さん
東京都
日本大学豊山高等学校
合格大学:
武蔵野美術大学 造形学部 工芸工業デザイン科
考える。
私が初めてどばたに来たのは、高校二年生の終わり頃でした。その時は美術について何も分からず、鉛筆の削り方から教わるような程でした。
高校三年生になって芸大の工芸科コースに入り、作品を繰り返し作ることで、少しずつ理解を深めていきました。ここで私が1番大切にしていた事は、「考えて作る」という事です。当たり前だと思われるかもしれませんが、何よりも大切な事だと思います。なぜその作品は良いのか、悪いのか。どうすればもっとカッコいい作品を作れるのか。美術を知らない分、より効率的に、一つ一つの作品に対する集中力の密度を上げることが大切だと考えていました。実際にそれには効果があり、コンクールなどでも上位に食い込んでいられるようになりました。
冬季講習と入試直前講座で合わせて二週間程、武蔵美の工デ対策を受けたのですが、芸大工芸と試験の内容は少し違うものの、作品に対する考え方の軸は変わりませんでした。
先生方からは技術と考え方を学びました。生徒も自ら学ぼうとしなければなりません。これから受験をする方々は、決して受け身になるだけではなく、能動的に制作を進めることを大切に頑張ってください!!私も頑張ります!!