S.Hさん
合格大学:東京藝術大学デザイン科
出身校:栃木県立矢板東高等学校
『自分らしさの追求』
私は今までいた地元の予備校から環境を変えたくて、二浪の夏からどばたに通い始めました。
大人数の集団の中で制作するようになって気付かされたことは、課題に自分らしい表現で、自分なりの視点で対応できる人の作品が目立つということです。その気付きから私は、心を動かしながら、自分らしく表現することを受験生活において最も大切にしていました。
自分らしさを表現するには、まず自分を知ることが重要です。私は日常生活で触れているものが少なからず作品に影響すると考えていたので、受験作品の分析だけでなく、自分自身についての分析もしていました。
例えば、イラストやゲーム、音楽など普段趣味として楽しんでいるものや、集めた資料にどんな好き嫌いの傾向があるか、関心の方向性を整理したりなどです。そうして今までぼんやりとしていた自分らしさの解像度を上げていきました。
すると自分はこんな世界観が好きなんだ!とか、こんなイメージを表現したい!とか、逆にこの表現は自分に向いていないかも…という風に自分も気づかなかった自分についての新しい発見があり、引き出しも増えて自然と目指すべき作品の方向性がまとまっていったと思います。
自分らしい表現を求めて分析している時間や、実際に制作でそれが表現できたとき、本当に楽しいと思えました。そんな気持ちで毎日を過ごせたのは、どばたの先生方や、レベルの高い同じ受験生のみんながいたからです。この半年で自分の視野が広がったり、本当に沢山の気付きがありました。ありがとうございました!
S.Wさん
合格大学:東京藝術大学デザイン科
桑沢デザイン研究所 総合デザイン科
出身校:東京都立晴海総合高等学校
『変わったこと』
僕はどばたに一浪から2年間お世話になりました。
一浪目と二浪目で変わったことを2つだけ書いておきます。
1つ目は”目標”です。
2年間とも「藝大生になりたい」という目標は同じ、でもニュアンスが少し違いました。
一浪目は「藝大生のように上手くなりたい」
二浪目は「藝大に受かりたい 」です。
なぜ変わったのか、それは一浪の色彩の試験に後悔しかなかったからです。
色彩の日、試験場で気付いたのです。頼れる武器が自分の中にないことを。
1年間、予備校ではその場その場で作品を作ってきたあまり、この日のために作品を作ってなかったことを。
自分でびっくりしました。軽くパニックです。
試験が終わり、自分の作品を見て思ったことは「これが本来の僕じゃない。あまりよく見ないでくれ」です。
また自分でびっくりです。1年で唯一作品を見て貰える機会、それを見ないでくれと考えてたんですから。
バカですよね。大バカです。
でも、確かにその作品に自分の1年間は乗ってませんでした。つまる所、本番で自己紹介を出来なかったわけです。特技を披露する場で、初めての事をしたのですから。
大バカです。
悔いしか残りませんでした。
その後悔から一浪を振り返って、「あぁ、上手くなるのが目標だったかもしれない」と思いました。
今年は試験に受かるため、試験日の自分のために1年を過ごす。そして、試験の作品で、俺だーーーーーー!!!と大声の自己紹介をする。それが目標でした。
それができたら後悔なく受験生活を終えれるかなって、そのために最後と決めてた二浪目を頑張りました。
2つ目は”完成度に対する意識”です。
これは昼間部の最初の授業のデモストを見てから変わりました。
藝大生の先生達の作業が丁寧すぎて、めちゃくちゃ感動したのです。
近目でも圧倒的に丁寧な仕事。この人達は胸張って、自分の作品を見てくれ!って教授に作品を提出したんだろうなって思えたのです。
自分とは違う。これが藝大生か〜とほんっっっっとに感動しました。
これができるようにならなきゃいけない。そう思い、夏までは「丁寧にやる!」が目標でした。
この時期に磨いた”丁寧に”という美意識が、後々の自分をめちゃくちゃ助けてくれました。
でもほんとにキツかった!毎日、毎日、丁寧に、丁寧に、と意識する修行僧のような日々。
でもそんな日々を乗り越えられたのは、今までの話を全部「俺も同じこと考えてた!」と共感してくれた先生がいたからです。
その先生には弱音も全部吐き出してました。
信頼してたから、マイナスな指摘も、プラスな励ましも素直に受け取れました。
もしかすると、一浪と二浪で1番変わったことは先生とのコミュニケーションかもしれません。
ほんとにコミュニケーションはとった方がいいです!恥ずかしい?分かる〜〜〜!けど絶対とって!!後悔するから!
そしてなるべく多くの先生と喋ってください。そこから、1人だけでも信頼出来る人を見つけてください。
僕はその先生にほとんど全部喋ってました。入直に自分を見失ってた時も、完成度と自己紹介という僕の原点を思い出させてくれたのもその先生でした。
そして最後の最後まで励ましてくれた先生方、本番で等身大で自己紹介する自信と勇気を貰いました。ほんとにありがとうございました。
最後に、藝大に絶対合格できるってことはありません。
ただ、一浪の僕のままでは絶対に今年受かることはなかったという確信はあります。
今年変われたから受かった。心からそう思える、後の自分の励みになる、そんな1年でした。
S.Mさん
合格大学:東京藝術大学デザイン科
出身校:海城高校 現役
『大学受験の振り返り』
発表の日から数日経った今、この合格体験記を書いている間も自分が藝大に合格したという実感が湧いておらず、目指していた進路に向かって進めている嬉しさが半分と、心境も整える間もなく大学生になってしまうことへの不安が半分というのが正直なところです。
というのも一次試験の石膏デッサンでは幸運なことに、自分にとっては描きやすい位置に座ることができたので、通過する見込みも七割くらい持てていたのですが、二次試験の一日目の色彩構成では普段したことのないイラスト表現のことしか頭に浮かばず、終わったあとも悪い意味で足が地につかない気分でした。これは現役生は持てる時間が少ないからと割り切っていたことなのですが、どうして普段もっと幅広い表現を学ばなかったものかと後悔するような思いで制作に臨むこととなりました。
しかし今になってみれば、不安がっていたのも功を奏した結果、自分なりに着実で、客観的な制作が行えたのかなと考えています。
そうした意味での冷静さをキープできたのは、すいどーばたの講師の方々からの励ましの言葉があってのことで、二次試験数日前の面談で頂いたアドバイスのメモ書きを試験本番の最中も筆箱に忍ばせて都度振り返りながら制作していました。
他にもすいどーばたには幅広い方向性を持つ生徒さんが在籍していて、モチーフの色彩描写や粘土模刻が目をむくほどに上手な人や、自分はまるで思いもしなかったような面白い発想で課題に取り組む人などが大勢いて、見ているだけで学びになる環境でした。
現役生は学校に通うのと平行して予備校に通っている人がほとんどで、夏季・冬季・入試直前の講習を除いては、授業時間は1日につき3時間という長くはないものでした。その中で自分が心掛けていたのは、気になったり興味が芽生えたりした作品の制作者である生徒さんたちと、躊躇せず積極的にコミュニケーションを取ろうしたことです。時には緊張を押し殺し、仕事に向かう心持ちで話しかけに行ったものですが、冷静になって振り返ると、なんとも恥知らずな振る舞いだったなあと反省する限りです。
けれどもそれが余計な行いだったかと言えばそうでもなく、技術の向上にも、視野が広がったのにも、そうして現役で藝大に合格することができたのにも、自分にとってこの心掛けはどうしても必要不可欠なものだったと思っています。
もちろんそれだけでなく、すいどーばたの強みでもある、講師の方々との距離が近いというのも大きな助けになりました。藝大受験や授業の作品制作にて芽生えた疑問について気軽に質問できたり、フランクで受け止めやすい講評をして頂いたり、精神面での相談事に乗って頂いたりしたこともありますが、それら全てが自分の力に繋がっているような気がします。
自分の受験生活でもっともして良かった決断は、通う予備校にすいどーばたを選んだことだと言えるくらい、どばたは最良の環境です。
ここで学んだことを大学での制作活動にも活かしていけるよう、まずは気を引き締めこれ以上浮つかないことを目標として、今後も精一杯励みます。
基礎科から夜間部まで二年間、お世話になりました。
Y.Yさん
合格大学:東京藝術大学デザイン科
出身校:埼玉県立大宮光陵高等学校
『自分なりにがんばっていました』
私は優等生ではありませんでした。
ここで言う優等生とは毎日一生懸命予備校へ通い、放課後は残って自主練習、先生に話を聞きに行く!という感じの人です。でも自分なりに自分のペースでがんばっていました。
デッサンはシンプルに好きでした。基本何も考えなくても見れば描けるからです。
色彩と立体は苦手でした。構成があまり得意ではなかったからです。
ある人の話によると私はメンタルが弱く不器用らしいです。
なるほどと思いました。
それからは、やることを1つに集中させたら段々と二次課題が伸びていきました。
行き詰まった時は山を散歩したりとリフレッシュしていました。
試験本番では、課題を素直に受け止めて分析して、ただやっただけ作っただけにならないように心がけて自分がクオリティを保証できる範囲の事をやりました。
さらに、本番で一番役に立ったのは昨年の試験の経験でした。自分より上手くて自分の世界観もあってクオリティも高いのに自分より低い評価で落ちてる人を実際に見たからです。そこから私は分析しました。入試説明会での教授達の言葉と照らし合わせながら、あの人は何がダメで私のは何が良かったのか、どういう所に目を向けられててどこを評価しているかなど。
このように自分なりに考えていた事がきっと本番では意志として絵に現れたのかなと思いました。
お世話になりました。
S.Iさん
合格大学:東京藝術大学デザイン科
出身校:都立大泉桜高等学校
『自分のペースで。』
私は高三からすいどーばたに通い始め、一浪して合格することができました。
浪人生活は現役生のときと違って、他人と比べてしまうというのがつきまとった一年間でした。 周りには自分が思いつかないような面白い作品を作る人、同い年・年下でも自分より何倍も上手い人がいて中々進まない自分に焦って落ち込むことが多かったです。
しかしそんな多種多様な作品、人に囲まれた環境はとても恵まれていたなと思います。沢山の作品に触れて、自分の技量や得意不得意なものが毎日の課題における先生方からの評価でちゃんと分かり、そうしていくうちに本当にゆっくりでしたが、自分なりの戦い方を見つけることができました。
評価される日々で、自信がなくなるときがありましたが、ネガティブになりすぎるのは本当に良くないなと改めて思います。(慢心しないためにも少しの不安は必要です。)他人と比べて落ち込んだり色々と難しく考えすぎず、与えられた課題に今自分が出来ることで誠心誠意答えていくことが大切です。
とはいえ最後までナヨナヨしていた自分を励ましアドバイスしてくれた先生方など、全ての支えてくれた方々にとても感謝しています。
本当にありがとうございました。
M.Sさん
合格大学:東京藝術大学デザイン科
出身校:女子美術大学付属高等学校
『自分なりに』
私がすいどーばたに通い始めたのは高2の冬でした。周りとの実力差が埋まらず、悔しい思いをする時間が本当に長かったと思います…。
そんな中で、私が大事だと思ったことは
自分の得意と苦手を知ることです。
伸び悩んでいた頃、上手い作品の圧倒的な雰囲気に憧れて私も同じようにやりたい!と必死になっていました。
でも、それが本当に自分のできる事や得意な事に
向いているのか考え始めてからは、自分が良いと思える作品が少しずつ作れるようになったと思います。
自分なりに、できる事を、できる量で
カッコよくやり切ろう!と割り切っていけた事は観察やスピードに自信がない私にとって大きな影響でした。
そして練習して苦手な観察力を高めたり
得意を伸ばすため、参考作品や素敵だと思った絵を沢山分析する努力も少しずつ力に繋がったと思います、、
何より、失敗で悔しい日の方が多かったけど、諦めずに頑張れたのは本当に大好きな友達と親身に納得のいくまで相談に乗ってくれた先生方のおかげです…
楽しくて温かいどばたが大好きです、
2年間ありがとうございます。
N.Tさん
合格大学:東京藝術大学デザイン科
出身校:富山県立富山高等学校
『焦らずモチベーション高くやる』
僕は、一浪の夏期講習から入試までどばたの昼間部でお世話になりました。初めて富山の画塾からどばたに来た時は、指導方針の違いに困惑したり、周りの受験生のレベルの高さに圧倒されたりしました。その時点での自分の実力は、藝大の合格レベルに少しも届いていなかったと思います。それでも今年藝大に合格できたのは、上手な人が多く、良いものを吸収しやすい環境で制作できた事と、講師の方々が的確なアドバイスをくれたからだと思います。
実技について
(デッサンについて)
自分は構成デッサン選択で、三つの実技の中で1番苦手でした。
構成を分かりやすい物にする事、モチーフの描きどころに光を当てる事、仕事を丁寧にする事を意識していました。
(平面について)
平面は、課題に積極的に答える事と、自分のモチベーションが上がることをする事を第一に考えていました。絵的に大切なことは沢山あると思いますが、個人的には絵からすてきな魅力が出ることが1番大切だと考えていました。
(立体について)
立体は、とにかく精度高く、わかりやすく課題に答える事を意識していました。自分は粘土で幾何形態を作るのが苦手なので、ほとんど有機形態を作って精度を上げていました。紙立体はできることを精度高く制作していました。
(最後に)
実技も大切だけど学科もしっかりやろう!
R.Aさん
合格大学:東京藝術大学デザイン科
出身校:埼玉県立不動岡高等学校
『我慢なんてしない!!!』
私は高2から予備校に通い始め、二浪で藝大デザイン科に合格しました。その約4年間の予備校生活、受験生活で深く実感したことが、「受験中の我慢は報われるあてにならない」ということです。
ただでさえ実力主義と言えど運要素が強い藝大受験、普通の大学受験とはわけが違います。そして浪人を重ねるほどその差は大きくなると思います。世の浪人生や受験生の多くは勉強が結果に直接影響するので、勉強のために様々なことを我慢するでしょう。けれど藝大は、私たちがちょー勉強した!ちょー制作した!ちょー基礎練した!ちょー辛かったのに毎日予備校に行った!なんていう努力をたった1度の課題で簡単に跳ね飛ばす大学です。
だから藝大を受ける人は、受験中に自分のしたいことを無理やりに我慢して受験に専念しなきゃいけないなんて思わないで欲しい。他大学と違って、私たちは好きなことを受験に生かすこともできちゃうのだから、予備校で沢山頑張ったらその分自分の好きなことに没頭してください。
幸運を祈っています。
H.Yさん
合格大学:東京藝術大学デザイン科
出身校:三輪田学園高等学校
『冷静さと授業外の時間』
私は高校2年生の基礎科からどばたに来て、3年間お世話になりました。
現役の時は感情爆発脳筋系で、とにかく他の人に負けたくない!!、全体講評に選ばれなかったら死ぬ!という感じでした。
それと比べて一浪では、予備校でどんな失敗をしても、本番いいものが描ければいいと思うようにしてから精神的に安定し、冷静になれたし、色々なことに挑戦できるようになったと思います。
また、放課後残って描写練したり、上手い人の作品をたくさん集めて見る習慣も本番の大きな助けになりました。
技術的に自信がついたり、課題に対して臨機応変に対応でき、たくさんの選択肢と得意なことを照らし合わせて自分の戦い方を決めることができました。
そしてここまで自主練が続いたのも、合格できたのも、間違いなく毎日一緒に制作してきた大好きな友達や先生方のおかげです。
嫌なこともあったけど、現役で落ちた時想像していた浪人生活と違って、本当楽しかった!
私の中高6年間よりどばたでの思い出が強く頭に残っています。
どばたの先生も友達もみんなおもしろくて大好きです。今まで本当にありがとうございます。
K.Mさん
合格大学:東京藝術大学デザイン科
出身校:佐久長聖高等学校
『自分を信じること、信じようとすること』
私は現役の入直と一浪目どばたで学んで、二浪目からは金銭的な理由から半年働いて二学期の9月からまた通い始めました。
一浪目は学ぶ楽しさのみで動いていましたが、さすがに二浪目は楽しんでばかりはいられない、目の前の現実を見つめながら過ごさなくてはいけませんでした。
上手くいかない、どうしてみんなみたいに出来ないのかと悪いところばかりが目立って見える。淡々と課題をこなす日々、いっその事辞めてしまおうかと思ったこともありました。
だけど「そんな自分でもいい!やりたいことやろう!無理にでも自分を信じてみよう」と思ったんです。
それからの残り僅かな課題や本番も、問題用紙をめくる前に「私ならできる!」そう強く思ってから挑むようにしました。他の誰でもない自分が自分を信じる、そうやって創り出したものには、目に見えない何か強いものがある、それが伝わったんだと思います。
自分を信じるのは意外と難しいし、私もずっとできなかったけど「信じようとすること」に大きな意味があるんだと分かりました。
大学へ入ってもその後もなんでも挑戦して、どばたでの2年間大事にして、努力していきたいです。
ここまでずっと見守って指導してくださったどばたの先生方、一緒にやってきた同志、応援してくれた家族、どんなときも支えてくれた友人、最愛のむぎたん
みんなにたくさんありがとう。
H.Sさん
合格大学:武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科
出身校:新座総合技術高等学校
『客観視と諦めない心』
私は高3の冬季講習から3浪までの3年ちょっとの間どばたでお世話になりました。
現役の頃は自分と周りとの実力の差に毎日落ち込んでいましたが、上手い人の作品を見て真似することで吸収していきました。
1.2浪は現役でやっていたことを継続しつつ、自分の行動パターンや苦手分野の分析をすることで実技はより上達していきました。ですが、学科を疎かにしてしまい、残念な結果となってしまいました。
実技が上手くても学科で点数を取れないと落ちます。
なので、3浪してからは勉強する環境を作ろうと思い、学科の塾に通いはじめました。
第一志望には合格できませんでしたが、本番で全力を出しきれたので吹っ切れました。
私は長い受験生活を経て、合格するために大切だと感じたことは、今の自分は何が足りないのかを常に客観視し、行動に移すことです。
また、諦めずに自分を追い込んでいけば結果は必ずついていきます。これから受験生の方は、自分を信じて頑張ってください!
最後に、ここまで自分が頑張れたのは、支えてくれた方々のおかげです。本当に感謝です。
長い間ありがとうございました!
A.Kさん
合格大学:武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科
出身校:日本大学豊山女子高等学校 現役
『武蔵美デ情一本勝負』
私は3年生の春季、夏季講習を受講し、9月から日曜受験コースに通いました。
冬季講習から志望校を武蔵美のデザイン情報学科に絞り、その課題だけをずっと描き続けていました。私は少し特殊な方だと思うのですが、成長に繋がったな、と感じた方法を2点紹介します。
1, 実技。参考作品や、上段にあがった作品をよく観察してください。真似できるものはやりましょう。いきなり上達はしませんが観察、実践、反省を繰り返すことで自ずと成長してきます。他人の講評も聞いて自分にも当てはまるな、と思ったらすぐにメモしましょう。私は毎回エスキースの隣に箇条書きで書いていました。それを新しい作品に取り掛かる前に見ると自分の弱点を意識して描けると思います。
2, 学科は勉強しましょう。学力はデッサンと同じでやればやるだけついてきます。気分が乗らない時は単語帳を開いて見るだけでもやってください。私は気分が乗らない時はYoutubeで音楽を聴きながら勉強していました。いきなり頭が良くなることはありません。継続こそ上達への近道です。頑張ってください。
K.Oさん
合格大学:武蔵野美術大学 デザイン情報
多摩美術大学 統合デザイン
女子美術大学 ヴィジュアルデザイン専攻
出身校:新座総合技術高校
『出し惜しみはするな!!』
私は今年浪人をしてようやく大学に合格することができました。
浪人することになり後悔したことはたくさんありましたが、1番に後悔したことは学科の勉強と真剣に向き合わなかったこと、そして、予備校に通年で通わなかったことでした。
私がすいどーばたに通い始めたのは高校3年の夏季講習でした。私は高校でデザインの授業やデッサンについて学んでいたため現役生なりに頑張って食いついていくことが多少は出来ていたと思います。私はそれに慢心してすいどーばたへは講習会にだけ出ることにし、夜間部に通おうとはしませんでした。
慢心のまま時が進み、再び冬季講習ですいどーばたに来た時、愕然としました。その時にはすいどーばたに通っていた生徒と恐ろしいほどに差がついてしまっていたからです。やはり、普段の高校生活では得られないような刺激を周りの生徒の作品から得られる機会があることは大事なんだと思い知らされました。
私は出し惜しみをして現役合格を逃してしまったのでもし悩んでることがあるのなら「今」は一回しかないのでもっと積極的にやった方が良いと思います。学科も忘れずに!
S.Mさん
合格大学:武蔵美 視覚伝達デザイン/基礎デザイン
多摩美 統合デザイン
出身校:中央大学附属高等学校
『どばたでの1年間』
私は浪人生になってからどばたに来ました。
どばたの先生は生徒の好きなことや、やりたいことにしっかりと向き合って作品づくりを支えてくださいました。
現役時代とは比べものにならないくらいの成長を感じる事が出来ました。
この受験期間で学んだことをこれからの制作に活かしていきたいです!
1年間ありがとうございました!
M.Iさん
合格大学:武蔵野美術大学 基礎デザイン学科
東京造形大学 グラフィックデザイン
女子美術大学 ヴィジュアルデザイン
日本大学芸術学部 デザイン学科
東京工芸大学 デザイン学科
出身校:日本大学豊山女子高等学校 現役
『何でもやってみる!』
私がすいどーばた美術学院に通い始めたのは高校3年生の4月からです。最初は日本大学芸術学部に内部進学するため、課題であるデッサンを学ぼうと思い通い始めました。
デッサンも平面構成も初心者でしたが、講師の方々が一つ一つ丁寧に教えて下さり、徐々に掴んでいくことが出来ました。また、周りの生徒の作品も見ることが出来たのでたくさんの情報を得ることが出来ました。
夏頃には内部進学するのか、他大学を目指すのか。日々悩んでいました。平面構成が楽しかったし、多摩美や武蔵美を目指す周りの友達がかっこよかったからです。でも内部進学をしないのは…と、とても悩んでました。ですが挑戦したい気持ちが大きかったので、内部進学は辞め、他大学の一般入試の方に挑戦することにしました。
そこからは多摩美、武蔵美その他大学の合格を目指して課題をこなす日々でした。様々な技法に挑戦したり、今までとは違った色を使ってみたり。新しいことに挑戦したことで、多くの経験を手に入れられました。
私はみんなより決心するのが遅かったと思いますが、あの時思い切って他大学に挑戦することを選んで良かったなと今は思います。これからも後悔しないよう様々なことに挑戦し続けたいです!
M.Sさん
合格大学:武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科
多摩美術大学 工芸学科
東京造形大学 デザイン学科 室内建築
東京工芸大学 デザイン学科
出身校:明星学園高校 現役
『友達に感謝』
私は高3の夏季講習をきっかけにどばたの夜間部に通い始めました。受験をするにあたっては、先生方や家族の支えがあってこそでしたが、中でもどばたでの友達の存在を大きく感じています。
最初は、前まで通っていた地元の小さなアトリエを離れ、同じ大学を目指すたくさんの知らない人達に囲まれてただひたすら絵を描くということが、自分への自信の無さや心細さから、どばたへの足取りが重く憂鬱になることがありました。
しかし、夏季講習で話しかけてくれた子をはじめ、みんなが仲良くしてくれたおかげで、作品制作を通して、一緒に受験を乗り越えていく心強い仲間と思えるようになりました。また、地元のアトリエと違い、生徒数が多いので、たくさんの作品から良い刺激を受けることができました。
お互いの作品にアドバイスし合うだけでなく、受験に対する不安を打ち明けあったり、励ましあったりできる存在があったことで、最後まで頑張ることができたのだと思います。受験本番も、今まで一緒に頑張ってきた仲間に受験会場で会って話せたおかげで、緊張が解け、自分の力を出し切ることができました。
どばたに居たのはたった半年でしたが、私にはとても長く、充実していた時間だったように思います。
友達をはじめ、サポートしてくださった方々にはとても感謝しています。半年間、本当にありがとうございました。
C.Sさん
合格大学:武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科
多摩美術大学 工芸学科
東北芸術工科大学 工芸デザイン学科
出身校:駒込高等学校 現役
『成長の幅を広げる意識』
私が美術系の大学に行きたいと考えるようになったのは高校1年生の冬くらいで、すいどーばたには高校2年生の10月に入学しました。
これまでしっかりと作品制作をしたことがなかったので、美術に対しては分からないことだらけでした。けれど受験まで時間がなかったので、成長の幅を広げることを意識して制作していました。
自分の絵だけを見ているとある程度で満足して、そこで成長が止まってしまいます。なので、技術や感性を盗むつもりで周りを沢山見て、沢山刺激を受けるとこで、一回の課題で成長する幅を広げられると思います。もし何か分からないことや、悩むことがあるときは周りの先生に質問や相談をしてその日に解決するようにもしていました。
受験期はどうしてもメンタルが落ち込むことがあると思います。けれど「落ち込んでいる時間がもったいない!」と考えて、「ネガティヴな時間」を「これからの作戦を考える時間」に変えることも大事だと思います。
本番は今までの努力が自分を助けてくれます。なので自分を信じて決めたことをやりきってください!
Y.Nさん
合格大学:多摩美術大学グラフィックデザイン学科
『自由に描いてください』
受験で大切な事はルールを守りながら、いかに自分が自由に絵を描けるかであると思います。
美大受験で求められているデッサンや色彩構成では「OOする両手」や「OOという文字を配して...」など制約を課された上で描かなければいけません。それを踏まえて「影面は鈍くするためにベースの段階で擦る」や「この色同士だとハレーションが起こる」など、絵をよくするための普遍的なテクニックもいくつかあります。
この制約を守りながらテクニックを操ろうというのが美大受験であると思います。
そんな技術を伸ばすための練習として自分は予備校がない日も、スケッチブックを買って手のデッサンをI年間やり続けました。また、色彩構成はiPadで軽いエスキースをやり続けるなどする事で遅効性ですが確実に技術は向上しました。
最後に、技術の話をしましたが本当に大事なのは自由さです。ルールに縛られすぎず、存分に貴方の「好き」を発揮して頑張って下さい。あと学科も本当に大事です。
A.Kさん
合格大学:多摩美術大学美術学部生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻
武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科
出身校:豊島学院高校 現役
『自分のスタイルを自分のペースで』
私が二年弱どばたに通って思うことは、自分のスタイルを自分のペースでということです。始めたばかりは周りとの差に焦り、描けるようになってきても参考作品や合格作品を見て焦り、受験が終わるまで終始心の中にどこか不安な気持ちがありました。しかし、どばたに行って先生方に相談したり質問したりして沢山枚数を描いていくうちに他の上手い作品が正義!じゃないと思うようになりました。
最初は3時間や5時間では描ききれないと思っていても、いつか描けるようになっています。周りと比べて遅くても描きあがった時に周りよりいい感じになっていたらオッケーくらいな感じでやっていました。
正直、自分で上手くなったかもなと感じたのは冬季講習の中期くらいからです。現役生は試験当日まで伸びるとよく聞きますが、本当にその通りだと思います。
受験本番はいままでお世話になった先生方が言いそうなことを思い浮かべて、自分の弱点を潰しながら描けました。
先生方、御指導ありがとうございました。しんどい事もあったけど滅茶苦茶楽しかったです!
M.Sさん
合格大学:武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
多摩美術大学 統合デザイン学科
出身校:埼玉県立川口北高校 現役
『家族を納得させて通わせてもらうべき』
受験が終わって進学先が決まり、最初に思ったことは両親と一度喧嘩してでもすいどーばたに行かせてもらって本当に良かったな、ということです。
わたしは高三からどばたの私大デザイン科の夜間部で受験の対策をはじめました。
ここに来てよかったな、と思う理由は二つあります。
まず一つ目は分析のサポートが手厚いことです。対策をしているとだんだん、自分の弱点がわからなくなってきます。この正解の無い問いは一人で立ち向かうにはあまりに難しいものでした。しかし、講師の先生に相談に行くといつも改善策を一緒に真剣に考えてくれます。分析をして、自分の武器と弱点が分かると次の作品でやるべき事が明快になり、成長速度が全く違うのでオススメです!
二つ目は手に入る情報が多いことです。ほんとうに段違いです。わたしは普通科の公立高校に通っていて、周りに美大を受験したことのある人がいなかったので、受験に関する情報が手に入りませんでした。インターネットで調べられる情報には限度があります。どばたにいる講師の先生はみんな美大受験を経験しているので実際の会場の雰囲気や、紙の種類など細かいところまで話してくれます。わたしは本番で予想していないことが起きるとかなり焦ってしまうタイプです。だから、事前にかなり細かいところまで情報が手に入ったのがとてもありがたいことでした。情報があったおかげで本番で変に緊張することも無く、100%の力を出せたと思っているのでこの結果に後悔がありません。
美大に行くために予備校に通うことを家族に反対される人もいると思います。しかし、本気で美大を目指しているならこういう理由があってすいどーばたに通わないといけないこと、それから自分の熱い思いを本気でプレゼンして家族に納得してもらうべきです!そのあとは家族は本気で応援してくれるはずです。
H.Oさん
合格大学:多摩美術大学 情報デザイン学科 メディア芸術コース
武蔵野美術大学 デザイン情報学科
東京造形大学 グラフィックデザイン学科
出身校:明治学院東村山高校
『あなたの才能は努力しないと咲かない』
私が絵を2年間描いてきた中で、大切にしていたことは沢山あります。ですがその中でも特に重要だと思うことが1つあります。それは「核たる自己」を探求することです。
自分の絵が下手だと思うのなら、知識を付けて下さい。予備校の先生方の教えや、色々な本の知、美術館等、とにかく美術を学んでください。すると自分の強みが見えてくるのです。自分にしかない才能がきっとあります。それを探してください。他の受験生の絵に目移りすることもあると思います。でも、それはその人にしか描けないものであり、またそれは自分自身の絵にも言えることです。
自分の強みを見つけたら、その強みをとにかく磨いて下さい。より自分にしか描けないオリジナルティを探求するのです。きっと絵を描くのが楽しくなりますよ。
美術は常に冒険です。辛いことも沢山ありますが、それと同じくらい楽しいこともあります。
それは受験を終えても変わりません。色々なものを見て学び、知を構築し、それでいて自分の強みを探求してください。きっと、あなたにしか描けない絵があるはずです。
Y.Sさん
合格大学:多摩美術大学 情報デザイン学科 メディア芸術コース
出身校:埼玉県立川越高校 現役
『振り返るのが大事』
私は、高3になっていきなり美大受験を志しました。4月から始めそれまで何も描いたことがなかった私に、どばたの先生方はどんなに下手な絵でもいいところを探して必ず褒めてくれました。そのおかげでメンタルブレイクしませんでした。感謝。
どばたで過ごしてると自分の表現方法を探さなきゃと思うこともあるのですが、過去作品を振り返ってみると意外と今描いてるものより構成や配色が良いものが有ったりします。そういった作品に今の実力を足す事が大事です。どうすれば全体講評へ行くレベルの作品になるのか、ブラッシュアップは必ずしましょう。
メ芸の話になりますが、自分は元々はグラフが第一志望だったのでメ芸の対策はしてませんが、グラフの対策で基礎力や表現力を伸ばせていたので問題ありませんでした。
本番、他の受験生がかなりファイン系で自分とは違った雰囲気の画面だったけど、周りに流されずに他と違っていても受かっているので大丈夫です。
後は学科が大事。学科が出来てると、入直の時のメンタルがだいぶ安定します。
来年受験生の皆さん、頑張ってください。
S.Kさん
合格大学:多摩美術大学 統合デザイン/劇場美術デザイン
出身校:井草高校 現役
『あっという間の1年』
わたしは美大を受験すると決めたのが高2の冬と遅く、初めてどばたに来たのは3月の体験入学でした。運動部の活動などがあり、1学期は日曜受験コースで週に1度しか対策ができませんでした。日曜受験は人数が夜間部ほど多くなかったので一人一人に手厚く指導をして頂けました。
本格的に対策を始めたのが夏季講習からで、2学期からは夜間部に移籍しました。夏季では人数が格段に増え、たくさんの作品が講評棚に並ぶことで、自分の立ち位置が把握でき、それがやる気にも繋がりました。志望学科で求められるものが分かるようになった事も大きかったです。そこからは毎日が成功と失敗の繰り返しで辛くもありましたが、楽しかったです。
また、私は受験生だからとシビアになり過ぎずに、割と沢山映画や舞台を見に行ったり、美術館に行ったりしました。実際それは自分の作品やメンタル的に良いことだったと思います。受験期だからと視野を狭めて、吸収できるはずの所から吸収できないより、思い切って出向いてみると意外な発見や出会いがあったりしてそれは絶対に今後の自分の作品にも良い影響を与えてくれます。
優しい先生方や友達に囲まれ、あっという間の充実した1年間でした。1年前すいどーばたを選んでよかったです!本当にありがとうございました!!
M.Hさん
合格大学:多摩美術大学グラフィックデザイン学科
武蔵野美術大学基礎デザイン学科
東京造形大学グラフィックデザイン学科
女子美術大学ヴィジュアルデザイン専攻
出身校:宮崎大宮高等学校
『自信をもって』
自分がたまムサに合格できるなんて予想もしていませんでした。
私は去年の4月からどばたにお世話になっていて、たまムサの平面構成は右も左もわからない状態から始めました。
そんな私が約1年間通い続けていられたのは、真摯に向き合ってくれた先生方や辛い時を一緒に過ごした友達のおかげです。とても感謝しています。
予備校に来て合格できただけでなく、人間として成長できた気がします。
作品を作っている時、辛くなることも、人と比べて自分はダメだと思ってしまうこともあると思います。
そんな時は美味しいもの食べてさっさと寝ましょう。
失敗してもいいです。その失敗を次しないように気をつければ、自ずと絵の完成度は上がっていきます。
だから人と比較して自分を卑下しないでください。はっぴーに過ごしましょう。
これから受験を控えてる皆さん、自信を持って描き続けてください。たとえ上手くいかなくても、一生懸命描いた気持ちは伝わるし、確実にあなたの経験値になります。
心の健康にも気を配って、毎日を楽しく過ごしてください。応援しています*\( ′ ′ )/*
追記 学科、ダイジ、ゼッタイ
R.Hさん
合格大学:武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科
武蔵野美術大学 造形学部 デザイン情報学科
出身校:本郷高等学校
『どばたの良いところ』
私は昨年の9月からどばたの昼間部に通い始め、そこから約半年間、武蔵美の視覚伝達デザイン学科を第一志望に対策を進めていました。
入った当初はデッサン・平面両方とも、完成させることすらままならず、あまり良い評価をもらえていなかったと思います。
しかし通って行くうちに、少しずつですが上達していきました。どばたには実際に武蔵美・多摩美に合格している先生方が沢山おられるため、先生の評価やアドバイスをよく聞いて、それを元に自分で改善していくことが有効だったのだと思います。また、参考作品を簡単に見られることや、気軽に質問できる環境、周りとの相対的な評価が毎日分かることが良かったと思います。
先生方にもですが、支えてくれた両親にも感謝したいと思います。本当にありがとうございました。
M.Eさん
合格大学:多摩美術大学 生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻
武蔵野美術大学造形学部 工芸工業デザイン学科/空間演出デザイン学科
出身校:埼玉県立川越南高等学校
『メンタル管理』
私は、高3の春季からどばたに通い始めた。通年、辛くて授業を抜けたり、出席しなかったりした。推薦の後、落ちたショックで身が入らず、結局そのまま一般を迎え、結果は補欠だった。
浪人してどばたに残ったが、1学期はあまり出席しなかったので、焦りが出てきて、夏期から休まず授業に出た。推薦も受けて、不合格だったが、前年の反省から、一般に向けて気持ちを切り替えた。「ここで折れたら去年と同じ結果になる」、と思い、10,11月時点のメンタル面の管理は徹底した。息抜きに、友達と遊んだり、ご飯を食べたりした。上段、全体に上がらなくても気にせずに、改善点に向き合った。
講評で同じことを言われることが何度かあったので、常に意識して改善した。その結果、試験場では、時間内に終わらせるために何をするかだけを考え、周りを見ず、集中することが出来た。
学科はほとんど対策せずいたので、冬季講習時に学習塾とすいどーばたの直前学科対策に申し込んだ。受験前に余計な心配をしないようにやるべきだったし、浪人が決まった時点で始めるべきだったと思う。
2年間、理解しようと寄り添ってくれたり、面談して話を聞いてくれたり、時に、厳しく接してくれた講師の全員に、心からの感謝を伝えたい。
N.Aさん
合格大学:武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン科
女子美術大学 芸術学部 アート・デザイン表現学科 メディア表現領域
出身校:和光国際高校 現役
『自分と向き合うことの難しさ』
すいどーばたには高2の夏期講習から来はじめました。浪人は出来なかったので、何とかして1年で美大に受かる気で通っていました。最初は本当に何も描けなかったし、講評も何言われるんだろう、怖いなと思いながらアドバイスされた部分を直していました。他の人より多少絵を褒められることが多かった私は、画塾という順位をつけられる場所で絵を否定された気持ちになっていました。実際は全然そんなことはないんですが、周りから置いていかれるようで劣等感もあって、自分で自分の評価を下げていました。
夏期講習で運良く上段に上げてもらえて、そこから自分にしか描けない絵を描こう!という気概で制作をしていました。この頃は講評にも慣れてきて、素直に次の絵に生かそうという気持ちで頑張っていました。
冬期講習は逆に下段、中段、下段下段という感じで、その時は自分でも納得できない駄作を大量生産しちゃったなあという気持ちでした。でもこういった積み重ねがあってこそ、今の絵があるんだなと思っています。段々と目が肥えていくと、自分の絵の直すと良くなる部分が見えてきます。自分の絵が下手に見えるということは、上手くなるサインなんだと思って落ち込まず描きました。入直で身になってよかった。
この1年でたくさんできることが増えたと感じます。すいどーばたで学んだ絵のプロセスは美大受験以外でも役立っています。1年前に比べたら結構自信もついたかもしれません。けれど、まだやれたかもしれないと思う部分もたくさんありました。自分の表現を見つけて上段に行ってる人、先生にアドバイスをもらって飛躍的に伸びる人、友達が多く情報を共有して拠り所を見つけていく人。そういう人たちを見て、私もああしていればもう少しレベルアップできたかな、自信が持てたかなと後悔していることもあります。でも合格はゴールではなくスタートラインなので、ここから貪欲に学んで、自分の限界を更新していけたらいいなと思います。
これを読んでいる人の中には美大受験を考えている人がいると思うんですが、メンタルは本当に大事なので、描いていて辛くなった時は1人で抱え込まず誰かに話して見るといいと思います。心身共に健やかに受験勉強出来るのが1番いいです。陰ながら応援しています。
最後に、合格出来たのはすいどーばたの先生方、家族、学校の先生、友人、その他諸々の方達のおかげです。本当にありがとうございました。地道に着実に、自己表現を磨いていきたいです。長文ですが最後まで読んでくれてありがとうございます。
A.Hさん
合格大学:武蔵野美術大学 空間演出デザイン
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン
多摩美術大学 工芸
現役
『初心を忘れずに』
私は高1の冬期講習からどばたに通っていました。基礎力があった私は高3の一学期は上段に行くことが多く、今思うと調子に乗っていました。
しかし、夏になると周りの現役生の力が伸び、自分の実力との差がなくなって中段に行くことが多くなってしまいました。自分の力を過信していたことに気づき恥ずかしかったです。
そんな時私は初心者に帰ることが大事だと思いました。自分を分析し、分からないことはすいどーばたの先生方や上手な友達に何回も聞いて、毎回その課題が次には無くなるようにしていました。
その結果、冬になるとまた上段に上がることが増えてきました。それでも初心を忘れずにいつも自分に何が足りないかを考え、みなさんの力を借りました。そうすると成長は止まることなく入試まで自分の中の最高を更新し続けることが出来ました。こんな私に力を貸してくれた、友達、先生方ありがとうございました。ずっと行きたかった学科に行くことが出来ました。
本当にすいどーばたに通って良かったです。
C.Kさん
合格大学:多摩美術大学 生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻
多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科劇場美術デザインコース
女子美術大学 アート・デザイン表現学科 ファッションテキスタイル表現領域
出身校:埼玉県立蕨高等学校 現役
『コツコツ自分のペースで!』
すいどーばたは高三の春季講習から通いました。
その前にも別の予備校に行っていたため最初の方はついていけてましたが、夏期講習くらいから周りの子達がどんどん上達していくのに自分は春から全然実技が上達しなくて焦りました。
目に目見えて上達したなと思ったのは冬季講習、入試直前講座の時でした。
テキスタイルの色彩は夏期講習で初めて描き、初めは全然できませんでしたが、先生のアドバイスを踏まえ合格作品などを見て、自分なりのスタイルが確立できてやっていて楽しくなりました。
劇美の実技は、手のデッサンは割と得意だったので手をちゃんと描くことを意識し、平面は先生に言われた抑えるべきポイントをおさえて制作しました。
入試前までには自分の得意なこと、不得意なことを把握しておくべきだと思います!そうすれば変に失敗することもないと思います。
入試本番にいきなり実技がとても上手くなるようなことはないので、本番ではとにかくいつも通り、課題違反をしないで終わらせようと思って制作することを心がけました。本当にいつも通りやることが重要だと思います!
学科は共通テスト前は学校で問題演習などしていました。時間がないので現役生は学校の授業を真面目に受けることをお勧めします!
正直多摩美のテキスタイルはボーダーが高く、勉強もそこそこでもう神頼みしかないと思っており、まさか受かるとは思わなかったのですが、合格していて驚きました。憧れだったので本当に嬉しいです!
大変お世話になりました。ありがとうございました!
M.Hさん
合格大学:武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科
出身校:成蹊高校
『両立の難しさ』
私は他の受験生に比べてデッサンや平面を描いた枚数が少なく、冬になっても力の及ばない実技の不安感が拭えず、12月と1月でようやく学科試験の勉強をつめ込みました。
とはいえ高校や大学を離れてから勉強のやり方もすっかり忘れてしまい、国語英語共に過去問は7割取れないことも多く、中学英語の文法すら危ういレベルからのスタートだったので本当に毎日心臓が掴まれる思いでした。勉強は時間ではなく、質だ、というのを念頭に1日中参考書と向き合っていました。
実技も1枚1枚大切に描くことを心掛けていましたが、特に視デの平面は特殊な試験問題だと思うので、コツを掴むのに入試直前まで本当に苦労しました。
暇があれば予備校やネットで参考作品になってるデッサンや、平面を見ていました。
これもただ見るだけではなく、“目で覚えるつもり”でかじりついて見てました。
どばたには素敵な参考作品が沢山あります。描くのが辛い時は“見る”こともとても良い勉強になると思います。