基礎科5日クラスで行われたグリザイユ課題最後は、空間想定のデッサンです。
1課題目では石膏の頭蓋骨をモチーフに。
2課題目では頭蓋骨からレベルアップして自画像を。
3課題目は静物。
ラスト課題ということもあり、レベルは更にUP❗️ただ空間を描くのではなく、空間に想定でモチーフや状況を作って描きます。
課題に取り掛かる前に、彫刻コース講師による空間パースレクチャーが行われました。
描く空間に整合性を持たせるため、アイレベル(目線の高さ)や消失点など遠近法/透視図法について改めて解説しています。
空間や背景を描く時「こんな感じかな?」と入れたものの何だかビシッと締まりがない…。写真とにらめっこしてあれこれ手直しするも「???🤔」モヤりながら描いた経験、誰しもがあるはず。
そんな時に一人で間違いを直す手段を、感覚的にではなく理論でしっかりと説明してくれる機会は、こういった絵の学校でなければなかなか無いのです。
描く空間は、校内のどこでもOK。絵になる場所を探すところから始まります。
例えば、屋上に続くこんなところも絵になるんじゃないかな?などなど↓
イーゼルと椅子を運び込んで、その場で制作スタート❗️
至るところで黙々と制作しています。
空間構造の格好良さもですが、照明加減でもかなり絵の印象が変わってきそう。
それではここから、2点の優秀作品の紹介です。
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ストーリー性を感じるドラマチックな画角が魅力の一枚です。
作者ははじめ、想定の要素を考えていなかったようですが、煙草の吸殻が一つ置かれたことで、事件の匂いがしてきます。
床や壁のディティールのフェードアウトのさせ方も自然です。
異様な何かが、まさにそこにある!というリアリティまで迫っている作品です。
しっかり丁寧に空間を描いたうえで、有機的なガラスのようなものの質感や映り込みの現象まで表現されています。
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基礎科では、全コースで初めて実技を取り組む方や初心者に向けて丁寧に画材説明含めた導入を行なっています。
興味はあるのに実技未経験で及び腰になってしまっている方、迷っている方、二学期からのご入学でも安心して始められますので、この秋から新たな一歩を踏み出してみませんか?
↓ 詳しくは下記よりご覧ください!
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基礎科では、全コースで初めて実技を取り組む方や初心者に向けて丁寧に画材説明含めた導入を行なっています。
興味はあるのに実技未経験で及び腰になってしまっている方、迷っている方、是非この冬からチャレンジしてみませんか?
↓ 詳しくは下記よりご覧ください!
2023年11月17日(金)〔基礎科〕