こんにちは、基礎科です。
基礎科5日クラスでは、前回、前々回に引き続きグリザイユ描画の方法で更に発展させた課題に取り組んでいます。
1課題目では石膏の頭蓋骨をモチーフに。
2課題目では頭蓋骨からレベルアップして自画像を。
そして3課題目ではゴツゴツ流木&1本の金属パイプの静物を描きました。
流木の質感はこんな感じ↓。
有機的な根の形状が、テーブルに置いた際の設置面を複雑にするので難易度はやや高め。また、頭蓋骨や自画像と比べて重量感とボリュームがあり、且つ無機物である金属パイプとの対比も上手く表現できるかが絵を仕上げる肝になります。
更に、床の影を白で描くか黒で描くかもセンスが問われるポイントになりそうですね⚪️⚫️
では、5点の優秀作品をご紹介します!
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構図の切り取り方の大胆さに目を見張るようなデッサンです。自分の書きたい部分を特に描き込む点がとてもカッコよく思います。
手前の枝と遠くの枝の処理の仕方に変化をつけているのもあいまって、とても大人っぽいデッサンに見えます。
左側を少し開けることで視線誘導が自然に表現されていて、見やすいデッサンです。
とても重量感があり、その木の重さを想像することができる優れたデッサンです。見ただけで、ボソボソした木の触感を想像できる、とても良い作品ですね。パイプの角度も絶妙に計算されていて良いです!🙆
画面の中心以外を空気に溶け込ませるようなとても思い切りの良い設定のデッサンです。🌟
影の描きわけや、それぞれの枝の遠近感を見事に描き分けており、とても魅力的なデッサンですね。
枝の影の拾い方が繊細で、とても好感が持てます!🌳
立体感を保ちつつ、木の皮の細かい描写ができていて見やすくかっこいい作品です。
構図の切り取り方がとてもかっこよく画面の中央を貫くパイプが印象的で、見せたいところが強く見えてくる良いデッサンですね。
床面を白く塗ることで、空間を表現しているのも素晴らしいです。
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実は、今年度の連続グリザイユ描画課題は全4課題立てとなっています。同じ描画方法を連続でカッツリ取り組むと、だんだんグレー紙の攻略方法がわかってきます。光から描くのか/影から描くのか、この連続課題でそういう判断が段々できるようになってくると、今度は各コースで着彩表現に取り組んだ時に成果が出てきます。
ラスト4課題目は空間・想定デッサン。またご紹介します。
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基礎科では、全コースで初めて実技を取り組む方や初心者に向けて丁寧に画材説明含めた導入を行なっています。
興味はあるのに実技未経験で及び腰になってしまっている方、迷っている方、二学期からのご入学でも安心して始められますので、この秋から新たな一歩を踏み出してみませんか?
↓ 詳しくは下記よりご覧ください!
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基礎科では、全コースで初めて実技を取り組む方や初心者に向けて丁寧に画材説明含めた導入を行なっています。
興味はあるのに実技未経験で及び腰になってしまっている方、迷っている方、是非この冬からチャレンジしてみませんか?
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2023年11月2日(木)〔基礎科〕