基礎科油画コースの石膏デッサンです!

今回は石膏デッサンでした。
「二つ以上の視点を画面に入れて描きなさい」

油画コースでは石膏デッサンもこうなります。
それぞれのアイデアと工夫が光る作品が出たので紹介します。


二つの世界がパーテーションによって明確に分けられている、不思議な世界観の絵です。グレー調が綺麗に表現されていて、隅々までダークな空気感がきちんと作り込まれています!


ヘルメスをモノクロの図のように捉えた作品です。画面いっぱいに面白い形を描いていて思い切りが良いですね。顔のようにも見えます。シンメトリーに取られた構図と反転した色味がバッチリはまっていて、かっこいい画面の作品になりましたね!


モチーフがある場所の観察、描写がしっかりできていますね!画面に入る図の構成もレベルが高いです。ヘルメスのドラマチックな在り方もいいですね。強い黒から明るさの白まで色味をしっかり感じ、リアリティのある作品になっています。


鏡の中に焦点を当てた思い切りの良い構図の作品です。コントラストのある鏡の世界と、繊細な調子で描かれた外の世界を丁寧に描き分けたのが伝わってきます。シンプルな構図と丁寧な描写の組み合わせで、見所ある作品になりましたね!


手前にある得体の知れない物体が絶妙なバランスで画面に入り込んでいます。紙や木、遠目で見ると液体のようにも見える、不思議な質感を感じます。地のグレー調がしっかりと画面についていて、ヘルメスは必要最低限の作業できっちりえがけています。

培ってきたデッサン力を活かして自分の世界を作り始めていますね!
これからが楽しみです!!

2021年12月1日(水)〔基礎科

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