こんにちは!デザインコース、工芸コースです。今回はニンニクの模刻を行いました。
模刻は与えられたモチーフ本物そっくりに再現する課題です
今回のモチーフのニンニク1つにも様々な特徴があります。たくさん観察して掴むべき特徴を見つけ、再現できると良いですね。
粘土で細かい質感を表現するのは難しかったと思いますが、みなさん果敢に挑戦して完成度の高いものができていました!
まずはこちらの作品
ニンニクの皮の薄くカサカサとした質感が伝わってきます。
薄さもさることながら表面の作り込みも単調になることなくよく観察して表現できています。
続いてこちら
芯の上部、皮に包まれて情報が詰まっている部分がとてもよく表現できています。それに加えて台に対しての浮き方にニンニクらしい不規則な房のつき方が表せていると思います。
3つ目
ニンニクを加工して表情をたくさん引き出そうという姿勢が伝わってきます。その分大変だったとは思いますが粘り強く仕上げてかなり見応えのあるものになっていますね。
4つ目
こちらもニンニクのらしい表情をたくさん拾えています。皮のちぎれ方もよく観察されていますし、また板状に対しての浮き方にもニンニクらしい丸さや重さを感じられて良いです。
5つ目
外側の皮の脆そうな感じが伝わってきます。表面もいろいろなアプローチで表現していて良いですね。それに対しての内側の皮の硬くて少し厚い感じも伝わってきて、二つの差を表現できているところに観察の質の高さを感じます。
6つ目
皮も身も芯もそれぞれクオリティ高く作られていて粘土にみえないのがとても良いです。それぞれの質感の絶妙な違いも再現されていて作業の丁寧さを感じます。
7つ目
ニンニクの皮を大胆にめくってかなり難しい設定だったと思いますが、達者に表現できています。皮それぞれのの浮き方にこだわりを感じます、影の入り方にバリエーションが生まれていてこちらも見応えがあります。
8つ目
中の空洞がはっきり見える割り方で作り込むのが難しそうですが、皮の内側まで描写できていて素晴らしいです。はっきりと暗さが入ったり、底が見えるようにしていたりして設定が良いですね。
9つ目
特徴的な形のニンニクですが忠実に形を捉えられています。薄い皮が連なっている様子がニンニクらしくてとても良いです。粘土で薄いパーツを作るのはかなり繊細な作業ですがクオリティ高く表現できているところに確かな技術力と根気を感じます。
こんにちは!ここからは土日クラスのブログ担当牧です😆
こちらも力作が出揃いました!
こちらの作品は360度見応えがありますね!皮のパリパリした質感もヘラを器用に使い上手に表現できてます。
隙間に入るぴりりとした冴えた影も作品としての魅力に繋がっていますね!ここまで細かく質感を追う力強さが伝わってきますね!
こちらの作品はぷりぷりとした身がとても上手に作れています!
作品を置く向きにもこだわり、見せ所を設定できているのも素晴らしいですね!しっかりと裏面を作り込んで魅力たっぷりですね!
ニンニクらしい曲線のハリや質の作り分けもとても良いです!
こちらの作品は皮の質の作り方が目を引いていてとても良いです!やり方を覚えて模刻をするというよりかは、モチーフに入る影の色味を粘土にデッサンしているようで、遠くから見てもリアリティがありますね!自分なりのやり方を模索出来るのはとてもいいことですね!
時間をしっかりかけて最後まで作りきることで得られる経験値はとても大きいので、今回の課題でみんなそれぞれレベルアップしたのではないでしょうか!?この調子で次の課題も頑張りましょう😄✊
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☆基礎科講師の展覧会情報
デサイン・工芸担当の小林先生が参加している美術展です。
「中之条ビエンナーレ2021国際現代芸術祭」
展示会場・群馬県中之条町 町内各所
展示期間・2021年10月15日(金)-11月14日(日)の31日間 9:30-16:00
https://nakanojo-biennale.com/
展示風景・鉄によるインスタレーション 小林正樹
2021年11月2日(火)〔基礎科〕