基礎科 夏季講習前期Ⅱ 最初のデッサン

基礎科です。
今週7月26日(月)から夏季講習会の前期Ⅱが始まりました。
2日で1課題制作です。2日目の今日は、最後に講評会をしました。
講評会は、それぞれのコースで行います。
壁面の専用講評棚にみんなの作品を並べて眺めることで自分の作品を客観的に見ることができたりします。
他の作品との比較で見えてくることや気付きがあります。有効に使って欲しいと思います。
講評会では講師が、二日間かけてやれたことの確認や次回に向けての改善点の話をしたりします。

 

ビギナーデッサンコースでは、「パパイヤと胡桃」の卓上デッサンに取り組みました。
優秀作品をご紹介しましょう。

パパイヤの種の黒さや実、皮、それに胡桃。それぞれの固有色や質感の差がうまく表現された力作です。

 

パパイヤの種や実との間など、とても丁寧に観察されています。

 

 

鉛筆によるモノクロの表現ですが、まるでフルカラーのパパイヤが見えてきそうです。
胡桃の手前と奥の視線の違いもよいですね

 

この作品もパパイヤの断面と種の関係・観察がとても良いですね

 

 

次は専攻コースで共通で描いた石膏「ブルータス」のデッサンです。
講習会では初めて石膏デッサンに取り組む人も多いので、最初に構図や明暗など、基本的な解説やレクチャーを行っています。

 

細部への観察とその緻密な表現、良いですね!

 

グイグイ描いていて、力強くて迫力があります

 

ゴロっとした塊感、量感、力強さがよいですね

 

順光側から描いていますが、鉛筆の調子が面に合って見えています。
仕上がりとしては、明るい領域が抜きっぱなしの紙白で気になりますが、途中の進め方としての全体の明暗のイメージはこのような感じで良いと思います。

 

明日からもデッサンが続きます。
熱い夏!基礎力つけていきましょう!

2021年7月27日(火)〔基礎科