基礎科 ビギナーデッサンコース1学期最終週の優秀作品

こんにちは、基礎科ビギナーデッサンコースです。
いよいよ一学期最後の課題となりました。

ビギナーコースでは卓上にモチーフを組みB3サイズの画面でデッサンしてますが、今回は倍近い大きさの画面(藝大サイズ)で取り組みました。

適切な鉛筆の選択で、しっかりと調子を詰めて描けているので発色が良く、画面が明快でとても良いです。

 

台の広がりを感じる横構図です。三本の薪が集結するところも力強くて良いですね

 

鉛筆の中間のトーンが綺麗ですね、湿気を帯びて見える薪の色味を感じます

 

薪の丁寧な観察による質感描写がとても良いですね!台に散らばる石コロの硬さも感じます

 

半光沢の台の映り込みも丁寧に追っています。それによって出てきた空間と共に情緒的な魅力も出てきています

 

 

ビギナー新入学生のスターター最初の課題である木端のデッサンです。
樹皮と木口の質感や固有色の差など、とても良いですね。全体の明暗は弱いですが、表面の丁寧な観察にこれからの可能性を感じます!

 

生徒各自に気に入ったモチーフを準備してもらう課題、私物デッサンです。
スウェーデンからやってきた猫とイギリスからやってきた松毬。。
あえてシンメトリーな構図にしつつも、リサラーソンの柔らかい表情で愛嬌のある顔の猫と、しっかり色を乗せて表現した固さをも感じる焦げ茶色の松毬との対比がとても良いですね!

 

この作品も私物デッサンです。
印刷物や透かしのしおりのような物など、繊細な作業が求められますが、好きなモチーフだからでしょうか、責任持って表現されています。

 

 

7月19日より夏季講習会が始まります。
普段の授業よりもまとまった時間で実技に取り組むことができるので、更なるレベルアップをはかれるチャンスです。
夏季講習会でも、基礎科では初心者の人が安心して始められる”ビギナーデッサンコース”を全期間にわたって設けています。
経験が無くて実技に不安のある方、進路で迷っている方は、お勧めのコースとなります。

 

2021年7月6日(火)〔基礎科