こんにちは!基礎科です!
先日、彫刻工芸紹介レクチャーを行いました。
工芸科、彫刻科って名前は聞いたことあるけど、具体的にどんなことをしているか知らないなあと、浪人時代の筆者は思っていました。
本日のブログは工芸科、彫刻科ってどんなところ!?!?!?何をしているの!?!?!?と思っている人たちにぜひ見てほしいです🐸
まずは工芸科の紹介⚒️
工芸と聞いてまず思い浮かぶ言葉として、「伝統工芸」がありますね!
工芸科について知るまでは、私も「工芸」=「伝統工芸」というイメージでした。
伝統工芸という言葉は、「伝統的な技法で作られている工芸品」の意味合いで使われていることが多いです。
国や県が指定する「伝統工芸品」には5つの条件があり、それを全て満たした上で「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に基づく、経済産業大臣の指定を受けなければなりません。
条件は難しいので省きますが、伝統工芸品の具体例を挙げると
佐賀県の「有田焼/伊万里焼」

東京都の「江戸切子」
石川県の「輪島塗」
岩手県の「南部鉄器」
神奈川県の「箱根寄木細工」
京都府の「西陣織」
などがありますね!
聞いたことがある人が多いんじゃないでしょうか?
全国各地で認定されている伝統工芸品はなんと244点もあるんです!(2025年調べ)
皆さんの出身地にもあるかもしれませんね🥳
では、「工芸」とは何でしょうか?
Wikipediaによると、「工芸とは、日用品などの実用的な道具に、素材の特性を活かした卓越した技術と美術的な装飾を施し、機能性と美しさを融合させたものづくりの総称」だそうです。
先ほど話した「伝統工芸」の他にも「工芸」としてよく聞く言葉があります。
例えば、「美術工芸」とか「民藝」とか、「生活工芸」だとか・・・
これらの違いや工芸の歴史って、勉強すればするほど奥が深くてすごく面白いんですが、語ろうとすると本が何冊も書けるくらい長くなってしまうんです😭
主に大学で制作していく作品は、美術工芸に近い分野ではあると思うのですが・・・
なので!
工芸科出身の私が簡単に一言で表すとすると、工芸とは「素材のスペシャリストになること!」だと思っています。
工芸の分野には様々な素材があって、工芸を学ぶということは、その素材に詳しくなるってことなんです。
主に学べる素材として
・漆芸
・木工
・陶芸
・ガラス
・染織
・金工(鋳金、鍛金、彫金)
があるのですが、大学では自分の極めたい素材を一つ選んで勉強することになります。
具体的にイメージしやすいように、工芸科の大学生はどんなことを学んでいるのかにフォーカスします!!!!
レクチャーで紹介させてもらったW先生の大学での作品を見てみましょう💫




こちらの作品はW先生が一年生の彫金のドサまわり(一年生の授業で、いろんな素材に触れて二年生からの専攻を選ぶための授業のこと)で制作したものになります。
真ん中の牛のレリーフは、打ち出しという技法で制作されており、金属の板を鑽(タガネ)という道具で打ち出して形を作っています。
おうし座♉️🐃💫をテーマにしたそう!素敵ですね😼



二年生で彫金専攻に入ってから制作したジュエリー作品です。
金属の様々な表情の差が美しいですね✨


制作過程の詳しい説明は省きますが、裏のピンの部分も一から作っています。
現在W先生は三年生で、7月中旬にある授業成果展に向けて制作を頑張っています💪
展示が始まる際にはまたお知らせ等あるかもしれないので、お楽しみに😼
工芸科の授業では、素材に触れながら、伝統的な技法から新しい技術まで幅広く学んでいきます。
作品をデザインするところから始まり、制作から完成まで全て自分でできるようになるところが、工芸科の良さだなと日々感じています。
ものづくりに興味がある人には、ぜひチェックしてもらいたい学科です!!
都内で工芸が学べる大学は、
国立の東京藝術大学美術学部工芸科
私立の多摩美術大学工芸科、生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科
女子美術大学工芸科
東京造形大学デザイン学科テキスタイルデザイン専攻領域
などがありますが、大学によって学べる素材が違うので受験する際は興味のある素材が学べる大学を選びましょう!
続いて彫刻科の紹介です🪨
彫刻科の先生に、彫刻科って一言で表すと何?って聞いてみたら「筋トレ💪」と言われ困惑しましたが、筆者の彫刻のイメージは「ムキムキの人がいっぱいいる専攻」だったので、納得しました😺
真面目に聞いてみたところ、一言で表すのは難しいみたいですが・・・
「立体表現全般」
という結論でした。
立体を作りたい人が集まっているみたいです。
彫刻科も基礎科の先生の紹介しますね✨
現在藝大3年生のM先生の作品!

![]()
流れの表現が美しく、うっとりしてしまいます🥺
M先生は石彫を専攻しています。
浪人時代から石を彫ることに憧れていたそうで、電動工具なども使用できる環境の中で、すべて手彫りで制作しているんです🤯

こちらがM先生の実際に普段使用している道具!!
左の金槌みたいなものは石頭(せっとう)という道具で、この石頭と右に並んでいる鑿(ノミ)を使い石を彫っているそう😮
工芸科も彫刻科も自分で使う道具は基本的に自分で作ります。
良い作品を作るには良い道具が大切です🐸

この大きな石を二つに割った、四角い状態の石から作られているんです・・・!びっくりですね🙀
レクチャーの中では、M先生の現在の制作テーマのルーツを辿る話を聞くことができました!
皆さんが興味津々で聞いている表情が印象に残っています。

この作品を作る際に描いたドローイング🎨
M先生は日頃ドローイングを積極的に行っているそうで、旅先にパレットなどを持っていくみたいです!
日々感じることや、思ったことを書き留めておくと何か制作するときの引き出しになるかもしれませんね📝
工芸科と彫刻科について、興味が湧いてきたでしょうか?
レクチャーやこのブログをきっかけに少しでも興味を持ってもらえると嬉しいです🐸
台風が迫ってきて、天気の悪い日が続いていますが、専門課題週間頑張って乗り切っていきましょう!
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2026年6月25日(木)〔基礎科 , 未分類〕

