-番外編-ということで、台湾芸大の外での様子やローカルフードをざっと紹介します!
(本編はこちら))
まずは、みんな大好きグルメ!
↑毎週金曜日に開催されている夜市の様子です。日本じゃないところに来たんだなーという感じがしますね。
↑火鍋です。一人一人の席にコンロがついていて、目の前で火にかけてグツグツになったら食べるというもの。
町中にいろんなチェーン店があってかなり一般的なよう。種類もたくさんの中から選べ、薬味、タレをお好みで追加できます。
↑これも同じく火鍋ですが、別のお店。信じられないぐらい魚介がもりもりなのですが、全部カッチカチに凍った状態で出てきたので、食べれるようになるまで20分ぐらいかかりました。笑
火鍋屋さん自体は日本にもありますが、これで1,200円ぐらいだったと思うので、コスパが圧倒的にいいですね!
↑これは海老だしご飯に目玉焼きを乗せたものと、つみれ汁です。こう見えて行列のできる超人気店。
海老だしご飯は確かに旨味たっぷりで美味しかったですね。卵との相性もgood!意外かもしれないですが、台湾のスープはめちゃくちゃ塩けが薄くて、これもほぼつみれ入りのお湯です。ずっと薄味のスープを飲んでいたおかげか、舌の旨みセンサーが研ぎ澄まされました。
金属製の薄っぺらなれんげは全部ぐにゃぐにゃです。
↑こちら台南芸大の中にある学食のお弁当と牛肉と冬瓜の麺です。お弁当はメインのおかず1品と副菜3品が自由に選べて400円ぐらい。麺の方も同じく400円ぐらいです。現在(2024年5月ごろ)円安のため、めちゃくちゃ安い!という感じではないですが、ボリュームもありコスパはいいですね。気分によって選べるのも良いところ。昼ごはんではよくおせわになりました。
↑鶏白湯ラーメンです!台湾で最近ラーメンが流行っているらしく、ここは台南で1番人気なラーメン屋さんらしいです。
なぜかオレンジが添えられているのですが、スープと麺のクオリティは高かったです!ただ、2000円ぐらいとかなり割高。台南は台北と比べて甘めの味付けが好きらしいので柑橘がオレンジなのかも?
↑豆花(トウファ)と小豆&バニラトッピングのミルクかき氷。豆花は台湾スイーツとして有名です。ほんのり甘い豆腐に小豆を乗せて食べるのがベーシック。お店によって味が違うので、いろいろなところで食べてみるのがおすすめです。
↑屋台の豆花はこのように、自分でトッピングをえらべたりもします。
↑台北で有名な100年以上の歴史がある、爆盛りかき氷やさん。台湾が国として独立する前からある超老舗。下は氷とはいえ、トッピングも多いので、これだけでお腹いっぱいです。
続いて、アート系!
↑ふらっと入った街中の3階建ての大きなギャラリー「The Moolah」で展示をしていました。背景に箔を張っていて日本画のようにも見えますが、描写はアクリルっぽかったです。日本ではあまり見ない組み合わせで刺激的です。
↑このアーティストの作品で一番好きだったやつ。宇宙船おようなものはよくみると台湾式のお墓です。お墓たちが競ってタイムトラベルをしているようコミカルさがあって面白いです。
↑これも同じ展示の別のアーティスト。これはファブリック(布)の作品です。やはり配色が独特で面白いですね。
↑台南芸大で仲良くなったドイツの留学生に誘われて行った「不存在劇場」というパフォーマンスアート系のギャラリーでの展示。
↑目当てはこちらで、サウンドアーティストとパフォーマーがコラボレーションしたパフォーマンスを見てきました。日用品を叩いたり擦ったりして出る音をライブでリミックスしていました。
↑台北の有名なレジデンス「トレジャーヒルアートビレッジ」。ここに滞在中の日本人アーティストを知り合いに紹介してもらい、案内していただきました。
↑元は、台湾の日本統治時代に作られた水道局の駐在職員が住むための集合住宅として使われていたそうです。増改築を繰り返しまくったんだろうなという感じの迷路みたいな構造です。
↑これはアートビレッジの近くにあったグラフィティの聖地的な場所。よくここでスカッシュ(壁打ちテニス)をしている人がいるらしい。
ネイチャー系!
↑10年ほど前に台風による土砂崩れでハゲ山になってしまったところに、これまでに4千万本も植樹してきたプロジェクトのリーダーを務める台南芸大の教授に、その山を案内していただきました。
一般的登山道ではないため、獣道のようなところを枝を杖代わりに進んでいきます。
↑ゴールには巨木が、、
↑山をおりたところには原住民の街があって、今では観光地のような感じになっていますが、デザインのセンスが独特ですね。地理的に沖縄が近いということもあって、沖縄でも似たような配色が使われているような気がします。
↑ここは街中にある体育館なのですが、結婚式もここでやるらしいです笑
↑セブンイレブンも原住民デザインです。
さて、18日間の台湾滞在記にお付き合いいただきありがとうございました。
大学3年生の夏に
「自分は彫刻(アート)で何がしたいんだ?何ができるんだ?そもそも自分ってなんだ?」
と悩み、一年間の休学の最中に東南アジアを一人旅して以来、異文化にとびこむことに魅了されました。バイトしてお金を貯めては海外に行っていました。
文化の違う環境に身を置くと、自分が無意識に当たり前だと感じていることが当たり前じゃなかったんだなと気付かされます。
台湾の人は、人を待たせていても走らないそうです。
日本人はついつい遠くに待ち人を見つけると小走りしてしまいますよね。あらかじめこのことを聞いていても、つい走ってしまった時、自分もしっかり日本人だなと笑ってしまいました。
また一つ、自分を縛る「無意識の常識」に気づいたことで、自分の中の常識という殻をまた一つ破れることが嬉しくて痛快なのです。
コロナもあけたことですし、基礎科学生の皆さんにもぜひいろんな国に行ってみてほしいなと思います。
最後に、最近ふと本で見かけたピカソの名言をシェアして締めたいと思います。
『いかなる創造活動も、はじめは破壊活動だ。』 -パブロ・ピカソ-
2024年7月12日(金)〔基礎科 , 未分類〕