基礎科_冬季講習会Ⅱ期B〜講師デモスト&デッサン②優秀作品紹介

こんにちは、基礎科です!

少しブログ更新がご無沙汰してしまいました。ここ数日は春!?と勘違いするような暖かさですね(実際は現在大学入試の真っ只中🫨)

最近の基礎科では、来年度から夜間部に進み受験生になる皆に向けて、受験科の各科が順次基礎科に赴いて説明会を行っています。それはまた追々ご紹介できればと思っています🌷

 

 

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さてさて、

ここからは、またまた冬季講習会プレイバックタイムです⌚️

昨年12月の【冬季講習会Ⅱ期B】、年内最後の12/29, 30で行われたこの課題では、実は講師が受講生と混じって一緒に課題制作に取り組んでいました。どばた基礎科において“描き出し導入デモスト”はいつも行っていることですが、今回は受講生と同じように完成まで制作します。

 

こちらは工芸コースでの様子。モチーフはガッタメラータです。

描き出し、みんな真剣に眺めています・・・

 

✏️☞☞制☞☞作☞☞過☞☞程☞☞✏️

美しい!!!

 

完成後、制作上のポイントなどを詳しくレクチャーしています。う〜ん、参考になる。。。

 

 

その他のコースでも同じように一課題まるまるデモストが行われていました!!

油画コース

 

彫刻コース

 

 

完成ではなく、どうやってそこまでいくのかの制作過程を見たいって人は多いですよね。

せっかくだから、いくつか見せちゃう〜

☝️デザインコースのジョセフ。

 

☝️ビギナーデッサンコースの手とコップの構成デッサン。

制作過程に修正や無駄な作業がなく、プロセス画像が本当に美しいです。受験は時間制限があってこその勝負ですから枚数を重ねてコツを身につけ、将来的にはこのように制作の無駄を省いていくことが理想ですね。

大いに奮闘あれ!!🚩🚩🚩🚩

 

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では、ここからはいつもの優秀作品紹介に移ります。

 

 

 

🍎彫刻コース

動きがよく捉えられています👏描写も奴隷らしい形が拾えていて説得力がありますね!

 

🍎油画コース

上から人が落ちてくる人と、完璧な無表情でそこに佇む人。このミスマッチ感が何とも奇妙で面白い!ズレた版画のような巧みな描写表現、それに対比する静かな立体描写、触り過ぎないように配慮しながら描かれたセンス高い問われる絵です。

 

 

今回、 『喜怒哀楽』という題目を強く意識し過ぎるあまり情報過多になってしまっている作品が多かった中で、シンプルに反応し、しっかりと丁寧に描き切られたこの作品は、ストレートに目に飛び込んで来たと同時に洗練された印象を受けました。

 

まるでカラーの絵を白黒変換したかのように色彩や質感が豊かな作品です。画材の表情が先に見え、それから内容を読み解いていく。すると、電車の中のワンシーンが破け、中には手を取り合っている人の姿が見えます。電車でのうたた寝で見た夢でしょうか。想像が掻き立てられるのも程よいストーリー感で良いですね。

 

 

 

🍎工芸コース

 

 

 

🍎デザインコース

実際のジョセフの迫力が伝わってくるデッサンです!表面も追いつつ大きな明暗を大胆に置くことができといてGOODですね!

 

 

隅々まで冷静に描くことができています。

光側の明瞭さと影側の沈む感じをうまくまとめることができています。印象もバッチリですね!!

 

 

 

🍎日本画コース

重厚感のある暗さで逆光の臨場感や、光の美しさが表現できています!うつむいた顔の暗さから脇腹へと繋がる陰影の流れもとても綺麗です。

 

立体感や空間をしっかりと表現することができている力作です!全体のボリューム感だけでなく、髪の毛など細かい立体まで丁寧に追えています。大きな立体の流れの中に見えてくる繊細な立体のリズムは心地よいですね!!

 

石膏の白さや身体にあたる光の柔らかさが綺麗ですね!!胸の上部や腕など、なめらかな立体の追い方が丁寧で、石膏独特の触り心地が伝わってきます!!

 

 

🍎デッサンコース

柔らかな色彩で、紙袋の中の陰っている様子がよく伝わってきますね。その対比の光の当たっている親指の描写もいい感じです。

 

紙袋は開き立体感を出して描く人が多い中、あえて閉じたペタンコの状態で扱っています。一見ハンディがあるようですが、こうすることで手(親指の付け根)の横幅の細やかな立体感を魅せることに成功しており、また他者と被らない絵面(えずら)になり目を惹きます。

 

 

一目見て、まず「上手い!」という言葉が出てくる優秀作です。手の骨格、紙袋特有のカサカサとしたシワ感、2つのモチーフの関係性など、申し分ありません。

受験科へ進んだ将来の作品も楽しみです👍

 

 

 

 

🍎ビギナーデッサンコース

テンションが掛かっている指ポーズの設定が、とても絵になっています!この手のポーズのお陰で、グラスの硬質さもよく伝わってきます。与えられたモチーフをどう組むか(どう扱うか)というセンスに優れた優秀な作品ですね◎

 

 

グラスの透明感が本当によく表現できています!親指とグラス越しの指の描き分け、手のプロポーションもバッチリです👌

 

 

画面いっぱいに大きく配置した構図はエネルギーに溢れており、また独特のペインタリーなタッチも相まって、絵画性の高い仕上がりになっています。

離れてパッと見た際のシルエットも動きがあり、眼に飛び込んできます。

 

おおよそ原寸大で描かれた本作は他作と並べると一回り小ぶりな構図ですが、的確なプロポーションと繊細さに溢れた描き込みで、この絵の佇まいは上品且つ強いです。

 

 

まず、鉛筆の発色がとても美しい!そして、誤魔化すことなくしっかりと描き切られた手の皺や爪の甘皮などの細部、親指とグラスの接触部における肉の表情、グラス越しの歪む指などは、強い説得力を感じます。

 

 

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基礎科では、全コースで初めて実技を取り組む方や初心者に向けて丁寧に画材説明含めた導入を行なっています。
興味はあるのに実技未経験で及び腰になってしまっている方、迷っている方、三学期からのご入学でも安心して始められますので、この冬から新たな一歩を踏み出してみませんか?

↓ 詳しくは下記よりご覧ください!

 

2024年2月15日(木)〔基礎科