基礎科_油画コースより想定デッサンのご紹介!

基礎科油画コースでは、受験生となる前の高1・2年生が創作表現の幅を広げるべく、日夜アトリエで奮闘しています。💪💪💪💪

今日はそんな基礎科油画コースから、想定デッサンをご紹介しましょう!

モチーフはビニールバッグ。まずはよく観察し、そこからイメージを膨らませていきます。出来上がった作品は、観察を大切にしたものから油画コースならではの想像力あふれる作品まで、表現の幅の広さにも注目です。

 

では、5枚の作品をご紹介!

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ぎゅうぎゅうに何人もの足が詰め込まれた設定で、その密度感がビニール表面のテンションの掛かり方で伝わります。“もしこういう状況になったらきっとこうなるだろう”が観察からよく描写表現できています。さりげなくタトゥーが描かれているのもオシャレ🌟

 

一見シンプルで静かな絵ですがよく見ると手前はパーカーになっており、ジップを下ろした服の中にビニールバッグが存在している設置と分かります。服の中にバッグ、そしてバッグの中にまた衣服がある、よく考えられた設置です。

 

スケール感に着目し壮大な空間が良く表現されています。大きな手の質感、殺風景で虚無的な大地、そして与えられたビニールバッグは小さなサイズ感でも弱い存在にならないよう描写に配慮して描かれています。

 

 

バッグの中からハートが出てきた!ハートには更にハート型の鍵が付いている。収納という機能を備えるバッグに南京錠付きのハートが入っていた設定から“大切なものを仕舞う”というイメージとの掛け合わせを連想する。また、このハートの登場で透明なビニールは皮膜に例えられているのではと、更に想像が膨らむ作品である。

 

観察描写に囚われない、夢や想い入れが存分に詰まった面白い作品だ。ピンバッジのような形はモチーフのビニールバッグを上から見た状態だろう。

バックの中に【TEXAS US】の文字が読み取れることから、アメリカ・テキサスへの想いが内包されている。タッチからも制作者がイキイキとこの絵を描いていたのが伝わってくる。

 

 

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基礎科油画コースでは、絵を描く基本的なスキルはもちろん、発想力や想像力を伸ばしていくことにも重点を置いてカリキュラムを組んでいます。

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2023年12月7日(木)〔基礎科 , 未分類