こんにちは。基礎科 油画コースです!
今回は「楽園」をテーマに油彩課題を行いました。アトリエ内にはモチーフも組まれています。想像を掻き立てる言葉&観察できるモチーフで、いかようにも世界を作りあげることができそうですよね!
こちらは講評会の様子。
それでは優秀作品を一点ずつご紹介します!
うしろにいる人影が何やら手の中を覗き込んでいます…!?ミステリアスな物語を感じる作品ですね!石膏像やかぼちゃがうまく背景に組み込まれていたり、モチーフを横にして工夫した構図でバランス良く仕上がりました。
豊かなグレーの色味が美しいですね!草の先の形までこだわれているので、見ごたえがあります。
モノトーンの絵の中に果物の差し色が入った、かっこいい画面に仕上がりました。グレートーンの描きすぎない描写と、絵の具の筆のバランスもグッドです!
流星のように降るモチーフの中で、のんきにりんごを食べるヤギが印象的ですね。彩度の高い絵の具を使っているにもかかわらず、穏やかな雰囲気を出せているのは、技術の高さを伺えます。
色使いが楽園って感じで癒されますね。人物の表情や紙から立木が出ているのが面白いと思います。
スッキリとした鮮やかなトーンが鑑賞していて心地良い絵です。手前の空間に思い切ってキャンバス地をそのまま残すことで、より軽快さが感じられます。“しっかり描き切って完成”という概念に対して“どの時点で絵画は成立するのか?”という挑戦をしている一枚に思えます。
音のない静かなグレーの世界の中に連鎖していく山羊の姿が、少し不安を掻き立てるようで不思議な気持ちになります。右下の林檎だけがこの世界から離脱したように赤く一層意味深に見えます。
ビビットな色使いと直線的な構図によって、楽園といっても穏やかなだけではない。毒々しさと不思議さは内包された面白い作品に仕上がっています。
実に物語!性のある“読める絵画”ですね。2匹の子ヤギは兄弟でしょうか。木の木陰から覗いているのは親ヤギかな?
よく見ると、湖の形もヤギのシルエットになっているような・・・!?
女子高生達と、キャラクター化されたモチーフが元気一杯に弾けています!出題の【楽園】という言葉から、日常生活の中での等身大の世界を絵にしたのでしょう!見ているとこちらも笑顔になっていきます。
絵具の良さを存分に活かした質感がとてもかっこいい一枚です。色使いも背景のピンクの混色など工夫が見られグレーとのおしゃれな色合わせになっています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
基礎科では、全コースで初めて実技を取り組む方や初心者に向けて丁寧に画材説明含めた導入を行なっています。
興味はあるのに実技未経験で及び腰になってしまっている方、迷っている方、是非この冬からチャレンジしてみませんか?
↓ 詳しくは下記よりご覧ください!
2023年12月8日(金)〔基礎科〕