こんにちは、基礎科ビギナーデッサンコースです。
いよいよ2学期最後の作品紹介となります。
「オランダビールと玉ねぎ」
それぞれのモチーフを丁寧に観察し調子(トーン)をつけているので、リアルな固有色が伝わってきます。
「オランダビールと玉ねぎ」
モチーフの表現はもちろん良いのですが、2個のモチーフが置かれている状況・空間が伝わってきます。
「木枝3本、ゴムボール、ガラス花器、石」
柔らかい鉛筆でたっぷりと調子が乗っています。枝の質感やガラスの現象の観察なども良いですね。
「ホールデッサン」
各自、三種のモチーフを選び卓上に配置した後に、円形に切り抜かれた紙(窓)を任意の場所に置き、その中をデッサンする課題です。
構図選びの面白さの発見や、モチーフそれぞれの質感の対比など、画面枠が普段より限定されている分、集中して細密に入り込むことができる課題です。
市松や水玉の幾何学模様の布と栄螺の対比が面白い構図になっていますね。栄螺の細部の観察も良いです。
自分で選んだ私物を持参しデッサンする課題です。
それぞれのモチーフの質感の差がとても良く表現されています。丁寧な表現にモチーフへの愛着が伝わってきます。
同じく私物デッサン。この作品もいろんな質感のモチーフを選んでいますが、聴診器の金属部分のシャープな表現と柔らかいぬいぐるみなどその対比がよく表現できています。
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ビギナーデッサンコースは、毎年3学期にも沢山の入学があります。
藝大・美大に進学したいものの、実技の経験がほとんど無い人や、初心者の人にぴったりの入門コースです。
冬季講習会でもビギナーデッサンコースを開講します。
初めての人にも丁寧に実技導入しております、是非ご参加ください!
2021年12月7日(火)〔基礎科〕