こんにちは基礎科です。
2学期最後の専門課題週間が始まりました。
専門課題とは、各専攻コース独自の課題のことです。
(油画コースは静物油彩、彫刻コースは粘土塑造、日本画コースは水彩による静物着彩、デザインコースと工芸コースは平面構成や立体構成など。すいどーばた基礎科では、高校1、2年生のうちから本格的な専門課題に取り組んでいくことができます!)
では各コースの様子をご紹介しましょう!
◯彫刻コース
石膏ジョルジョの頭部の水粘土による模刻に取り組んでいます!
先ずは芯棒制作から始まります。
彫刻コースでは粘土の塑造や模刻では基本的に芯棒をいれるそうです。
(デザインや工芸の立体構成では滅多に入れません)
芯棒があることによってより空間構成の可能性が広がりますね
芯棒は、塑造板にビス留めした金属製アングルに木材(垂木や小割り)をシュロ縄で巻いて締めて作っています。
ノコギリで木材を切ったり簡単なホゾを組んだり、、木工作業ですね。
シュロ縄は濡らしておいてしっかり締めておかないと制作中に緩んだり粘土の重さで落っこちてしまっては大変!
ジョルジョは首の出かたの傾きや動きが結構ありますので、垂直の芯棒をどこに通すのか難易度高しですね〜
芯棒の段階でもデッサン力が要求されます。
最初は隙間が無いようにしっかり粘土を芯棒につけていかないといけません。
実際に模刻をしてみると、傾きや動き、面や量、陰影(凹凸)の深さなど実感できますね。
この経験はデッサンする上でも絶対に役に立つはずです!
◯油画コース
アトリエに行くと何やら、何かが走るモーターの音が。。。
課題「旅をテーマに描きなさい」
油彩で画面サイズはF20号です。
この課題では、構図や演出について考えたり、各自で撮影した写真や資料などを用意して場所の設定などにも拘り制作します。
制作時間中、列車はずっと走って旅をしています。
この課題は2週間の制作です。
講評会にはどんな景色が出てくるのでしょうか?
作品が楽しみですね。
今週も頑張って行きましょう!
2021年11月22日(月)〔基礎科〕