こんにちは基礎科です
昨年度より講習会でもコース設定しましたビギナーデッサンコース。
初めて美術予備校に来た人、初めてデッサンを描く人が沢山参加しています。
そのため課題初日には鉛筆の削り方や消し具(ネリゴム)、計り棒など用具の使い方を一から丁寧に説明をします。
今回のモチーフは松毬と白い紙袋です。
与えられたモチーフを各自で卓上に配置しデッサンします。
毎課題、制作の最初にモチーフの見方や考え方、注意点などをレクチャーします。
紙袋などは折ったり破ったり膨らましたりできる可変性のモチーフなので様々な可能性を持っています。
実際にいじってみて観察をします。珍しいモチーフではありませんが日常ではそのような視点では見ていないものですね。
触っているうちに面白い形が現れたりもします。
いよいよ実際に描き出しに入ります。
柔らかいB系の鉛筆で寝かせて柔らかくアタリを入れていきます。
そのやり方なども実際にデモストしながら解説しています。
大型モニターを使用することで先生の周りに密に集まらず、みんなで見ることができます!
既に経験がある人は各自どんどん進めてしまって構いませんし、不安な人は先生と同じように真似しながら進めていくこともできます。
松毬は複雑な形ですが、軸などの構造や鱗片のつき方(螺旋)を読み取って補助線なども使いながら描いていくと良いと思います。
先生が何処をどの種類の鉛筆で描いているのかも分かりますのでとても参考になりますね!
今回のモチーフの組み合わせは固有色の差が大きいです。
焦茶色の松毬の明暗、白い紙袋の明暗、それぞれを描き分けるためには鉛筆の種類や使い方を工夫したいところです。
講評会では力作良作が揃いました!
皆さんの集中力と観察力に我々も感嘆しております!
ビギナーコースはこれから美大受験を目指そうという人が最初にデッサンを始めるのにうってつけのプログラムを組んでいます。
ビギナーコースから始めてステップアップしていった人の中に今年も東京藝大現役合格が何人も出ました!🌸
美大受験を考えている高校1、2年生の皆さん、是非新学期から始めてみませんか?
基礎科の2021年度新学期スタート
土曜クラス・土日クラス 4月10日(土)
日曜クラス 4月11日(日)
5日クラス 4月12日(月)
3日クラス 4月14日(水)
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(先生たちのビギナーコース導入のためのデモスト)
2021年3月31日(水)〔基礎科〕