基礎科 優秀作品紹介_石膏クロッキー・ビギナーデッサン

こんにちは!基礎科です。

10月後半に行われた基礎科全コース全クラス合同(ビギナーコース。土曜デッサン除く)石膏デッサンコンクールが終わり、今週からは各自感じたことや反省を元に次へのステップへ進んでいます。

5日クラスは月曜日に一日石膏クロッキーに取り組みました。


  


コンクールでは、表面的になってしまったり力みやカタさもみられましたが、クロッキーでは伸びやかで大きな見方など石膏のイメージを短時間でよく捉えられています。コンクールでの懸念が稀有に終わった様!?

 

 

 

—————————–

ここからはビギナーデッサンコースの優秀作品のご紹介です。
「オランダビールと玉ネギ」

細部を丁寧に観察されている様子が作品から伝わってきます。また瓶に固有色としてしっかりと黒を載せれたことは今後のデッサンにおいても活かされることと思います。濃黒が使えると調子(色のトーン)の幅が広がり、それは画面の魅力にも繋がっていきます。



「ガラス円筒花器、枝、石、カラーゴムボール」

枝の樹皮などに対しての観察が良いですね。また透明で表現の難しいガラスなどに対しても、現象など果敢に追っているところに好感が持てます。
やや黒などの調子が似てしまったので、今後はモチーフそれぞれを比較対比してより差を付けていけると良いですね。

 

「毛糸玉、ビー玉。ハイネケン」
モチーフそれぞれの質感や固有色の差、ビー玉独特の屈折光の交じる影、さらに逃げずに堂々とレタリングした毛糸のラベルが画面の完成度を引き上げています。
モチーフをしっかりと隅々まで観察し表現できた力作です。

 

「ビール瓶とビニール袋」
中に濃色のビール瓶を敢えて入れてその差を活かして見せている透明のビニール袋。
明暗や構造感はやや弱いものの、それを超える繊細なビニールの現象と質感、しっかりと観察された形、それによって床面をも想像させる底部。
そして今は珍しくなった瓶の金属製王冠蓋の鈍く光るハイライト 。丁寧な観察と描写によって表現された良作です。

 

ビギナーデッサンコースには毎週日、新入生が入学しています。
そんな初めてデッサンに取り組む人達に向けて、初心者でも必ず上達する基礎科の誇るスタータープログラムがあります。
経験がほとんど無い沢山の生徒がビギナーコースで経験を積み上達して専攻コースに上がっていっています。
経験関係無くやりたい強い気持ちがあれば、なんとでもなります。
実技を殆どやったことがなくて迷っている人は是非、ビギナーコースから始めてみてください。

はじめての基礎 ビギナーデッサンコース


今後も良い作品が出ましたら、ブログにてご紹介していきたいと思います!

 

 

 

2020年11月6日(金)〔基礎科