こんにちは!基礎科です。
先週のデッサン、日本画、彫刻、デザイン、工芸コースの授業は石膏デッサン、ヘルメスを描きました。
今日は日曜日の様子をお届け。
こちらですね、ヘルメス。
ディオニューソス(バッカス)に葡萄をあげている所の像と言われています。
こちらが全身像の写真、赤ちゃんを抱えていることがわかりますね。
胸像の肩に乗ってるこれなんだろうってやつは赤ちゃんの手なんです。
今日は体験授業で参加の学外生の子達も来てくれました。
佐々木先生が鉛筆の削り方、デスケールの使い方などからしっかり教えてくれて・・・
デッサンの描き出しやコツもしっかり実演しながら教えてくれました◎
あと今回のヘルメスのデッサンでは、10(もしくは5)分描かずに見る→描く→見る→描く、という形で授業を進めたりもしました。
いつもモチーフを客観視して見ていこうと指導していますが、客観視しようというのは即ちモチーフに合った仕事をしっかり選ぼうということです。
つまり、厳密には描くこととイコールかというと違くて、正しい仕事を選んでそれを作り表せた時に、モチーフを描くデッサンとしては良い、てことになる。
頑張って時間いっぱい描いてもモチーフに似ていなければ、勉強として大切な要素が抜け落ちてしまっていることになるんです。あくまで石膏デッサンは受験勉強ですし基礎勉強のひとつにすぎませんからそこを蔑ろにしてはいけません。
ということで今回は基礎科各専攻コースメンバーみんなの視点が入った自慢の石膏像の色々な見方プリントを参考にしつつ、
この時間は光を見よう、この時間は余白を見よう、などのある程度項目分けして(もしくは一人一人自分で項目を選んで)見ていくという時間を過ごしました。
「離れて見よう」とか「ちゃんと印象を確認して」とか先生たちが普段言っている言葉の意味をしっかり実感してもらえるように、今度もみんな今回の意識を大切にしてもらえると良いなと思います。
佐々木先生のデモスト、まさにそんな仕事を積み重ねていますね。
そして今回油画コースは独自課題でグレー紙での石膏デッサンに取り組んでいました!
過去にも取り組んでいた課題ですね、そしてこの↑のデッサン油画コース奥村先生のものなんですが・・・なんとこれ基礎科生の頃に描いたもの。
基礎科は基本デッサンを買取りはしませんが(受験科へ上がってもっと良いものを描くようになって預かられたり買い取られたりしますからね)、これはちょっと買取りでしょうって異例のデッサンです。
と思ったらあったその時のブログ!
写ってますね奥村先生の描き途中のデッサンが。いやいやうまいかよ・・・
というわけでみんなも描いていきます!
油画科には結構グレー紙の参考作品もあるんですね〜!
グレーの土台に白と黒で描いていくので普段のデッサンよりも失敗が許されないので、色使いや自分の中での組み立てなど非常に勉強になりますね。
そんなこんなしてたら講評の時間です!
石膏デッサンは数チームに分かれて講評です。この日は学園祭シーズンなこともあり人数がちょっと少なめだったこともあって、普段よりゆとりのある講評になったかと思います。
もうじき基礎科生全員対象のデッサンコンクールがありますが、それに向けてというわけではないですがみんなそれぞれに良い成長と課題が見えるそんな印象でした。
そして最後に展示のお知らせ!
基礎科油画コースの杖谷先生が参加の企画展です◎
nomadic[ノマディック]
東京藝術大学美術学部選抜メンバーによるファッションの抽象化展
日時:2019.9.28-10.15 OPEN 10:00-18:00
会 場:CPK GALLERY
住 所:東京都台東区柳橋1-28-1
最寄駅:JR総武線浅草橋駅(徒歩5分)
都営浅草線浅草橋駅(徒歩5分)
入場料:無料
興味の湧いた人はいってみよう〜!🔥
2019年10月3日(木)〔基礎科 , 展覧会のお知らせ〕