こんにちは、基礎科です。
26日より春季講習会がいよいよはじまりました!
最初の課題は、石膏静物デッサンです。
この石膏は「チグリス」という像です。本物はバチカン美術館に収蔵されてます。
実は彼、チグリス川を擬人化した彫像で、元は全身があるんですって!
講習会には、初めてデッサンを描く生徒さんが沢山集まってくれました!
そんなみなさんの為に、すいどーばた基礎科恒例の導入レクチャーを行いました。
構図の考え方の話や、
みんな一度は耳にしたことがある「パース」の話も。。。
みなさん、真剣に聞いています。
経験者でも、為になります!
レクチャーのあとは、木炭チームと鉛筆チームにわかれ用具説明とデッサンの導入をデモストを交えて行いました。
木炭チームは、東京芸大油画科在籍の李先生が担当しました。
木炭は種類によって芯を抜かなくていけません。
細いワイヤーやブラシで煙突掃除みたいにやります。
ザクザクと大胆に木炭を乗せていく李先生。
木炭ってとても調子の綺麗な素材ですね。
かっこいい!!!
鉛筆チームは、東京芸大デザイン科在学中の木村先生が担当しました。
木炭の李先生とは、女子美付属高校時代からずっと同級生です。
鉛筆は、削り方から実演しながら解説します。初心者でも安心です!
デスケルの使い方や描くときの姿勢も大事です。
鉛筆は芯を長めに削り、寝かして木炭同様思い切ってザクザクと明暗の調子を乗せていきます。
さすが、短時間で全体の雰囲気が見えてきていますね!
みんなガンガン描いて攻めていていい感じです!
講師陣も指導に熱が入ります
工芸の小林先生も加筆指導!
日本画科と工芸科は「白象紙(はくぞうし)」という紙にデッサンをするのですが、画用紙よりも凹凸が小さく、きめ細かい質を持っているため使い勝手が少し違ってきます。
白象紙に描くのは初めてでうまくいかなかったなーと思った人もいるかもしれませんが、慣れれば大丈夫!
デッサンの枚数を重ねることで、道具や素材への理解が深まってゆくものです
すいどーばたの基礎科は先生の数も多いので教室も活気があります!
いろんな科の先生がいるので是非、話しかけてみてくださいね。
。。。。。。。。。。。。。
さーいよいよ、講習会最初の講評会です。
初めての人は緊張するかもしれませんね。
でも、沢山の作品の中で自分の作品の見え方を知ることは大事です。
木炭チーム、なかなかたっぷりと炭の乗りがいい作品が多いです!
鉛筆チームも負けていません!なかなかしっかりした色が乗っていますね!
今回がほとんど初めてのデッサンという生徒がたくさんいましたが、いきなり難しそうな課題を相手にしたにも関わらず、どれも力作ぞろいでした!
皆さん良いスタートが切れたのではないでしょうか?
明日からは各科に分かれての専門課題です。
気合いいれていきましょう!!
■基礎科の春期講習会は以下のコースが、これからのお申し込みでも参加できます!
是非、この春から夢に向かって一歩踏み出してみませんか?
【基礎】(ビギナーコース)
【油画 / 日本画 / 彫刻 / 工芸 / デザイン】(専門コース)
[3/30〜4/2](4日間)
【全科共通】
基礎共通デッサン
[4/3〜4](2日間)
詳しくはこちらをご覧になってください!
2017年3月27日(月)〔基礎科〕