こんばんは、基礎科です。今日は基礎科5日クラスのみんなで行った共通課題を紹介します。
今回はレフランプという撮影用のライトを用いて、1灯のみで石膏像を照らすという劇的な光線状態を作り、その状況で石膏像を墨汁で描くという課題を行いました。
劇的に照らされるガッタメラータ。
光線のセッティングは生徒が相談しながら行いました。普段はアトリエの安定した光源で描きますが、今回はアトリエの光源は全てOFF。ライトの微妙な位置で顔面の表情が変わります。距離と角度で石膏像の表情が変化するというのはなかなか新鮮な体験でした。
鉛筆でおおまかな形をとって、毛筆、墨汁でいきます!
明暗の分かれ目を見切ります。
この練習によって短時間で明暗による大きな(遠目の)見え方を捉える、組み立てることができるようになります。
良い作品が出てきました!!
普段は描くことのない床置きにも挑戦。
見慣れない角度から見ることによって頭部や胸板の量感、影の落ち方で彫りの深さを改めて感じたりもできます。
大御所先生も一緒にデモストしてます!
途中講評の模様です。石膏デッサンで重要な明暗の区分けやモチーフ全体を見渡す視点が集中的に鍛えれる課題です。良い作品が出てきました。
↓↓ 先生によるデモンストレーションの模様です。 ↓↓
今回つかんだ見方を普段のデッサンにも生かしていきましょう!!
2016年11月8日(火)〔基礎科〕