基礎科_夏季講習会Ⅲ期(A)〜専門課題の優秀作品紹介その2🍅🫑🍆

こんにちは、基礎科です!

🌞ギラギラ太陽🌞がほんの少しだけ落ち着いてきた(気がする)今週、暑さのピークがやっと過ぎた(気がする…)。🥵

どばたの基礎科では、夏季講習会Ⅲ期(A)の2枚目の専門課題を行なっていました。

(“専門課題”とは、日本画は着彩写生・油画は油彩・デザイン工芸は立体構成平面構成・彫刻は塑造、といったように、各科で専門の受験実技のことを指します。)

 

今日も各コースにお邪魔して様子&作品を拝見していきます✌️😸✌️ピース

 

 

 

 

 

油画コースは、今回も何だか大がかりなモチーフセット! カラーライトに植物に、、スピーカーから音も流されていました🔈。

視覚だけでなく聴覚などの五感も刺激して制作のアイデアに生かしていこうという試み。

モニターを使ってちょっとした座学の時間。絵画の構造についての説明も行なっていました。

何となしの感覚だけじゃなく、理論的な知識も同時に身につけてほしいのです。

 

 

 

この課題からは全く異なる視点の3作品を紹介します。

1枚目はモチーフの状態をできるだけ素のまま活かし、柔らかく可愛いく描き上げました。

2枚目は幹の動きに着眼点を絞り、要素を最小限にしてスッキリとミニマルな印象に仕上げました。

3枚目は、モチーフの分解と再構成が素晴らしいです。手と虫は出題のイメージから加えたのでしょう、よく映えています。

 

 

 

 

 

彫刻コースは、『手と水袋を構成しなさい』という塑像課題でした🙌

↓↓↓こちらは彫刻コース講師3人による、粘土の荒付けです!

手の塑造は特に作り出しが肝心なので、どんな風に粘土のやり取りをするのか作り出しのデモストを行いました!

捉え方が三者三様ですね….😲

 

 

 

学生作品からは7枚の優秀な塑像を紹介します。

 

 

 

 

この日は、彫刻コースの講師による東京芸大彫刻科の紹介レクチャーも行われていました。

ビギナーデッサンコースの受講生をはじめ、まだ志望大学の科が決まっていない学生さんに向けて、この講習会中に各科の紹介レクチャーを行なっています。

素材の種類から調達、道具の使い方、アトリエ事情など、平面の科とはまた一味違う彫刻科ならではの話をお聞きすることができました。

 

 

 

 

 

日本画コースは着彩写生💐🖌️

毎課題、講師が学生と一緒に制作しお手本となっています。

☝️講師によるデモスト作品の経過。

上が着彩のためのデッサン、下が着彩後です。

さすがの仕上がり・・・👀

 

 

 

そして学生作品からは2枚の美しい着彩をご紹介します。

色選びが的確で植物もレモンも花瓶の透明感もイキイキと美しい!!!白い空間が澄んで見えます。

 

 

 

 

デザインコースと工芸コースは平面構成です。

この日の出題はモチーフはなく、言葉によるお題から自由に平面構成するというものでした。

講師のデモストを凝視・・・👁️👁️ジィ〜

前回の立体構成の際も感じましたが、道具や画材の使いこなし方、起点の効かせ方がさすがです🤔

 

 

エスキースも拝見させてもらいました。

どこまで予め頭で考えて決めておくのか、どこからは本番で制作しながら判断するのか。そのウェイトバランスを垣間見ることができたように思います。

 

 

そして仕上がった作品から優秀な4枚をご紹介❣️

共通で与えらる物質のモチーフが無いぶん、完成した際の画面全体のテイストをどう着地させるかに個人の方向性がよく出る課題でしたね。

文字の書体デザインと文字を彩る絵の組み合わせ方は千差万別で、一枚一枚、味わい深く鑑賞できる良い課題です。

 

 

 

 

デッサンコースは、【ぼくの夏休み!!!】という感じの ザ・夏🌻 な静物モチーフ!!

何といっても形取りの正確さが素晴らしいです!桶の楕円・ラムネ瓶の形態・テーブルのパースなど的確に描き上げられています。good!

 

パリッと発色の良い良いデッサンです!スイカの球体感(ツヤッ)がいいですね。

 

歪んだ“氷”のロゴを的確に描けたことで床の平面性をきちんと捉えられました。手前と奥の2本のラムネ瓶の描き分けもしっかりできているので、手前・奥の空間性がバランスよく表現されています◎

 

 

 

ビギナーデッサンコースは、構成デッサンに挑戦!!!!テーブルに置かれた状態で描くはなく、画面の中で配置を自ら構成して描いていきます。

四角いペットボトルと紫玉ねぎ、青い紙テープがモチーフ。

 

存在感のある玉ねぎと透明で重量も軽いペットボトル。その2つのを横断するように流れる細くて濃い色の青の紙テープがリズムを作ります。

 

 

玉ねぎを2等分でなくあえて1スライス加えて3分割にしました。そのぶん作業量は増えましたが、断面の模様をよく捉えて描いたことで、隙間の奥行きを感じる絵に仕上がりました👏

 

上から落ちてきたような、重心が画面の下にある作品に仕上げましたね。

青のテープの素材が、布でもサテンでもなく紙であるということを大切に質感を描けていますね。

 

 

さあさあ、これにて夏季講習会Ⅲ期(A)が終了。次回から夏季講習会Ⅲ期(B)の様子をお届けします📲

 

 

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夏季講習会が7月21日より始まりました!

基礎科のコースでは、全コースで初めて実技を取り組む方に向けて丁寧に画材説明含めた導入を行なっています。
興味はあるのに実技未経験で及び腰になってしまっている方、迷っている方、是非この夏からチャレンジしてみませんか?

↓ 詳しくは下記よりご覧ください!

2024年8月23日(金)〔基礎科