こんにちは、基礎科油画コースです❣️
基礎科の油画コースにて、2週間に渡っての特別ゼミが行われました。
大判サイズのパネルを支持体に自由に創作していきます。
【何でも自由だよ】と言われるとかえって何をやっていいのか分からなくなる学生さんもいると思います。しかし、考えてみると活動しているアーティストは皆、誰からお題を出されている訳でもなく自発的に自作のテーマを見つけ、日々研究創作、発表をしているのですよね。そう考えれば、課題を与えられて動くのが当たり前の制作ではなく、自身の内側から作って(創って/造って)みたいという意欲を持ち、能動的に手を動かすことに抵抗なく自然に取り組めるような制作姿勢を養っていくことは、とても重要なことです。
もちろん自由に制作と言っても、講師と相談し合いながらより精度を高めたり可能性の幅を広げたりして進めていきます。学生さんは、講師のアドバイスや他学生さんの作品を鑑賞することで、一人では思いつかなかった新しい表現を発見することができます。
平面・立体・コラージュ・変形・画材も何でも可!
支持体となるパネルその範囲内に作品を収め切らなくとも、はみ出して表現することも可能です。
ゼミの様子を以下の動画で紹介しています❣️↓
学生さんは事前に創作に関する資料をたくさん収集し、自分自身の興味の方向性を探っています。
写真は、講師の受験時代の資料集だそう㊙️
普段の課題のように“完成”を目指すか、“実験”として創作するか。また、急に描き始める人、一旦スケッチブックに文字で出す人。取り組み始め方も様々です。
プクプクシール、かわいい☆
初日を終えてから、翌日に素材や道具を買い足している人もちらほら。。
大判パネルには模造紙を貼っていますが、必ずしも模造紙の紙に描く作品でなければいけない訳ではありません。
下地材を塗りボコボコの壁のようにしてから描き始める人も。
う〜ん…写真じゃアトリエの雰囲気が全然伝わらない(><)もっと詳しく見たい人は、是非動画をチェックしてください。
講評会では自作についてプレゼンをしてもらいました。コンセプトというようなしっかりしたものではなくても、なぜこの作品が出来たのか、どういうことを考えながら創作していたのか、作品についてのエピソードなど、自作や美術作品について話すトレーニングもこのゼミでは兼ねています。
プレゼン後には各先生方より、アドバイスをもらいました。
このゼミで取り組んだ内容は各自で全く違うでしょうが、各々が自作の原石を見つけてくれたら良いなと思っています💎人によっては、次からの課題作品に直接的に反映できる表現方法を見つけた学生さんもいました。
予備校である限り、もちろん未来の受験に向かって教育・指導していくことは当然ですが、このゼミは更にその先の、大学合格後の創作に繋がる“表現のスタートライン”を探すゼミと捉えても良いのではないかと思います。
みんな、お疲れ様でした❗️❗️❗️😁
2023年10月18日(水)〔基礎科〕