こんにちは、土日・日曜クラスです。
今日7月9日は、一学期最終日でした!
(平日クラスは7月13日が最終日です)
一学期最後は共通課題「サザエ」の細密デッサンでした。
土日クラス約7時間、日曜クラスは4時間の短い制作時間でしたが、良い作品がたくさん出ましたのでご紹介します!
彫刻コース生の作品です。途中、日本画講師のデモストからヒントを得たそうですよ。
表面を繊細に描き込みながらも、しっかりと黒(暗さ)を入れた穴の空間など、繊細さと力強さが噛み合っている良作です。
付着物のついた貝殻表面の表情など緻密に迫りつつも、一つの塊としての存在感も良いですね。
床に落ちている影もサザエ周りの空間を感じさせています。
貝殻表面の複雑な質感や色合いなど表情に迫りながらも、回り込みも意識することで形態感も伝わってきます
これぞ細密デッサンと言える丁寧な観察による緻密な表現、鉛筆の調子も綺麗です。
描き込んでいくと全体が似たグレーになりがちですが、光・陰影のイメージ・明部の描き込みも良いです。
貝殻なので乾いて白っぽい色のものもあります。そのイメージが伝わってくる色の綺麗なデッサンです。
明るさを引き立てるの必要な黒も使われていますよ。
丁寧な観察による表現は当然ながら、個としての塊感・量感も意識していますね。
明部・暗部それぞれの見え方の差も調整されています。鉛筆の調子も綺麗で良いです。
丁寧で繊細な観察を感じ、またフォルムも正確に取れています。
細密に追いながらも均一にならないよう、個としての佇まいを表現することができていますね、秀作です。
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いよいよ夏季講習会が7月20日より始まります!
基礎科のコースでは、全コースで初めて実技を取り組む方に向けて丁寧に画材説明含めた導入を行なっています。
興味はあるのに実技未経験で及び腰になってしまっている方、迷っている方、是非この夏からチャレンジしてみませんか?
2023年7月9日(日)〔基礎科〕