基礎科 夏季講習会最終課題_優秀作品

こんにちは、基礎科です!

今日が夏季講習の最終日でした。

夏の暑さやコロナの感染者が急増する中で色々と大変だったと思いますが、皆さんは大変良く頑張ったと思います。お疲れ様です!

沢山学んで、刺激的な夏休みになれたのではないでしょうか。

これから夏季講習最後の優秀作品を紹介していきます!

 

 

日本画コース 静物着彩

土の描写の描き分けで手前奥の空間が出ているのが良いですね〜。

全体感、その中でも平面がきちんとつながっている感じがとても良いと思います!

モチーフ全体にさす光と個々の質感の描き分けが魅力的です!

 

 

油画コース 静物油彩

次に油画コースの優秀作品を紹介します!

油画コースでは石膏(ラボルト)×2、F15の木枠、サテンとパプリカ(赤と黄色)がモチーフで、「遠近をテーマに描きなさい」がテーマでした。

光が綺麗な作品ですね。ライティングを上手く工夫することでダイナミックな絵になっています。

また、寒色を利用したパプリカの暖色とのコントラストが素晴らしいです。

遠近もアトリエの天井や床を描くことで表現されていて、空間が広く感じる作品です。

 

不思議な雰囲気が印象的な作品です。寒色と暖色のコントラストが自然に表現されていて、

全体的に色彩のトーンに温かみがあります。またパプリカの影の形が工夫されているところがポイントですね!

空間もアトリエを描くことや、奥を強く描くことで表現されていていいですね。

背景を黒で埋めて、モチーフを絞ったシンプルな作品です。色や構図のバランスが取れていて、安心して見れる作品ですね。

また、石膏を顎下から描くことで石膏の正体が曖昧になり、不思議な雰囲気になりますね。写真では見えにくいが、

背景の黒を砂で質感を変えたことで画面を複雑にしたことがポイントですね!

 

画面をグレーとカラフルの二つの世界に分けたことが印象的な作品です。イーゼルや木枠、または机の線の入りかたが工夫されていて面白いですね。

また、右下のパプリカの分けて描くことで画面が複雑に見えています!

木枠と石膏のシルエットが綺麗な作品です。遠近は左上に吊らされているパプリカや奥に見える木枠で表現されていますね。

また、パプリカのツルんとした質感やリアリティがある色も素晴らしいです。背景の色をグレーにすることでパプリカの色

を目立たせるこだわりがあっていいですね。

石膏を一直線状に並べることで遠近を表現している作品です。赤の補色である緑をメインの色にしたことで奥の

赤いパプリカを目立たせ、見る側の目を奥に誘導する工夫があって素晴らしいです!また緑を薄く溶き、筆跡を

残すことで、質感を増やしているところも味があって良いですね。

 

デザインコース・工芸コース

次にデザインコースの優秀作品を紹介します!

デザインコースではサザエ、瓶ラムネ、麻紐がモチーフで、「与えられたモチーフを用いて、色彩構成をしなさい。」がテーマでした。

瓶ラムネのガラスの質感やサザエのラフな表面の書き分けがポイントですね!

サザエの思い切った単純化と徹底的な描写の対比がいいですね! ラムネのロゴが効いてる!!

リズミカルな構成が気持ちいいです!麻ひもから落ちる影を絶妙に拾っているのもいいですね!

にじみを使ったサザエの表現が夏の思い出っぽくて、切ない気持ちになります。構成で冒険して描写で回収する良い仕事ですね。

シルエットをうまく使って構成の粗密を作れていますね!

思い切った単純化で、作品が並んだ時に目立っていました!

ダイナミックな構図と清涼感のある描写が気持ちいいですね!

液体ラムネの描写を敢えて平面的にして、サザエの立体的な描写と対比させています!

 

 

デッサンコース

次にデッサンコースの優秀作品を紹介します!

デッサンコースでは、薪束、花器、ハス、石膏(弥勒)、綿がモチーフでした。質感や色の違いを表現することがポイントですね!

下よりの構図と、弥勒の顔の向きを利用して目を綿やハスに誘導させる工夫があっていいですね。

花器や薪束などの質感の違いもよく表現できていますね。全体的に安定感のある見やすい作品です。

黒がしっかり入った、コントラスト強めな作品ですね。モチーフの色の描き分けも上手くできていて、画面にメリハリがあります。

また、縦構図により綿花がのびのびと見えるところも素敵です!

質感を隅々まで追えていて素晴らしいです。石膏の硬さや、南瓜の凸凹な表面に加え、

花器のガラスの質感や透明感が細かく描かき分けられています。また、大きくモチーフ

を入れることで、堂々とした構図になっています。

 

 

ビギナーデッサンコース

次にビギナーデッサンコースの優秀作品を紹介します!

ビギナーデッサンでは蓋付きガラス瓶、リンゴ×3とレモン×3がモチーフでした。

基礎課題のモチーフでリンゴとレモンはよく出されますが、意外と難易度が高いです。そのため、リンゴの模様やレモンの表面の質感の観察が重要です!

全体感をゆったりと捉えているので、空間に柔らかさがあります。りんごの描写も良いですね。

モチーフひとつひとつをシャープに描ききろうという意思を感じます。粘り強く描いていますね。

空間と質感のバランスのよいデッサンです。モチーフ板の微妙な反射もよく捉えて描いています。

 

彫刻コース ヴィクトル・ユーゴーのマスクと布の構成でした。
2つのものの構成でマスクは固く、布は柔らかく変形するので、この2つを組み合わせることで色々な関係を生み出すことが出来ます。
空間、流れ、質感、いろいろな視点で観察してみましょう!

ヴィクトル・ユーゴーのマスクの視線と日よけのように配置した布の関係が面白いですね!

マスクと台の接点をしっかりと追い込むことで構成全体に緊張感が出ました!

布の質感表現にこだわりを感じます。石膏との質感対比も面白いですね!

 

 

夏の講習会おつかれさまでした〜

2021年8月21日(土)〔基礎科