基礎科 恒例の立体課題「キャラ粘」2020 

こんにちは基礎科です。
毎年2学期恒例の水粘土立体課題「キャラクター粘土」に取り組みました!

今年はビギナーコース、デッサンコース、彫刻コース、他の専攻コースからは希望者が立体に取り組みました!

基礎科に在籍している今だからこそ、どの専攻コースの生徒にも希望者には立体体験しておいてほしいということでこのカリキュラムを組んでいます。

 

「キャラクター粘土」 自分の選んだ2次元キャラクターを水粘土にて3次元化、立体制作

 

では、その制作風景をご紹介しましょう。

今年はソーシャルディスタンスを保つために一人、テーブル一台で制作しています!

 

真剣な眼差し!

構造的に強度が必要なものには心棒を入れています
2次元の世界のものを重力のある世界、自重のある粘土で置き換えるには工夫が必要になります

普段は立体をやらない油画コースの学生も参加しています!
思いが強いと技術も超えていってしまう時があります。
その様なパワーで受験も超えていって欲しいですね!

 

 

日々受験の為のデッサンなどに取り組んでいると「制作に没頭する」「楽しくて時間を忘れる」「自分の作ったものを見てもらいたい」といった小さい頃にものをつくる時に感じたような感覚が薄れてくることはないでしょうか?

この課題は自分の趣味性、嗜好性と実技制作の接点を作ることで、普段の実技反復で忘れてしまいがちな、意欲や完成への強い執着心などを呼び覚ますという目的を持っています。
一見遊びの要素の強い課題ですが、実はその中に普段の実技で必要な要素が詰め込まれているのです!

 

デッサンにおいて、物を立体的に捉えるという力は不可欠なものですが、

その力を養うのに一番の近道は立体の制作を行うことです!

 

 

彫刻コース担当の怪獣アーティスト!浅井先生、映画の仕事や制作で忙しい中、今年もオリジナルキャラクーをみんなに混ざってデモスト制作してくれました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二次元のものを立体化するには、制作者の創作による補完が必要になったりします。
そこが腕の見せ所!

どのような視点を持つか(モチーフ選択)・実現への工夫(カット・トリミング)・立体視(デッサン力)・技術・執着心・完成への意欲 など、この課題に必要とされる要素はそのまま多くの受験課題に必要とされる要素と重なります。
それらの要素を楽しみながら、没頭しながら体験できたのではないでしょうか。

同じモチベーションでこれから受験に向かっていけば、きっと乗り越えていけるはず!!!

2020年10月15日(木)〔基礎科