こんばんは、基礎科です。
基礎科では昨日まで「そっくり模刻」という課題を行いました。
お菓子、パン、インスタントスープなど身近で手頃なモチーフを石粉粘土で模刻し、着色まで徹底的におこない、どっちが本物かわからないところまで制作するという課題です。
3次元のものを2次元に置き換えるデッサンと違い、立体をそのまま写せるのでしっかり観察して、粘り強く取り組めば、良さが出てくる課題です。着色も同じ色が出来るまでよく比べ、出来た色をモチーフのクッキーなどに塗って確かめて制作していました。モチーフ選択、立体彫刻、着彩、プレゼンテーションまで主体性をもって取り組みました。
一見、お楽しみ的要素が強い課題ですが、集中力と作る楽しさ、粘り強く取り組む姿勢など、実技の根幹を楽しみながら鍛える、そんな課題です。以下、制作風景など紹介します。
↓南部せんべいです。ピーナツ部を先に制作して埋め込んでいますね。工夫してる!
↓インスタントの卵スープ。モチーフ選びはコミカルですが、眼差しもパレットも真剣です!
↓どれが本物かわからなくなってきた!
完成した作品は一学期最終日の7月8日17:00から、どれが一番そっくりかみんなで投票、賞の授与と講評を行います。そのあと18:00から基礎科出身の現役芸大合格者を招いての、合格者座談会を行ないます。こちらは基礎科保護者の方も参加可能ですので、興味のある方は是非ご参加ください。
2015年7月1日(水)〔基礎科〕