基礎科 一学期はデッサンを充実!

こんにちは、基礎科です。

5月まで家庭課題とリモート授業でデッサンに取り組んできましたが、ようやく6月3日から実地アトリエ授業が始まっています。
今週は実地開校後2課題目になる「牛骨」デッサンに取り組んでいます。
大きな画面(木炭紙大や藝大サイズ)に、なかなか自宅では描けないモチーフですね。
ソーシャルディスタンス を保つために、生徒みんなにもお互い距離を保ってもらいつつ、教室は扉や窓を開けて風通しをよくしてデッサンしています!

 

バリバリの受験科のレベルの高い参考作品もみれます!

 

平日5日クラスより良い作品が出ました!
工芸コースの生徒さんです。

白象紙に描かれたこのデッサンは、密度のある細部の描き込み、それによって感じる質感、角と頭骨の固有色の差など、作者の誠実な観察を感じます。
工芸コースでは、基礎科のうちから実際の試験と同じように、板に白象紙を水張りしてデッサンに取り組んでいます。
基礎科では既に専攻する科を決めている人はその専門に準じた画材で制作します。
白象紙を使うのは工芸科と日本画科(藝大両科の入試で使用される描画紙は白象紙が一番近いと言われています)、油画科や彫刻科は木炭紙で木炭デッサンです。デザイン科の入試では画用ボードに描くのですが高価なので普段はM画用紙で訓練をします(受験生になり試験直前になるとボードに慣らしていきます)。
モノの見方やデッサン力があれば紙や画材なんて関係ない!なんて言う凄腕デッサン家もおられるかもしれませんが、入試という限られた時間の一発勝負で、効率の良い効果的な制作をするには、鉛筆など画材の使い方・技術も重要な要因となります。紙の目の潰れやすい平滑な白象紙と目の荒いM画用紙では鉛筆の使い方や種類の選択も違ってきます。
基礎科では、早い段階から素材にも慣れていくことで現役合格を目指しています。

 

コロナ騒動でなかなか将来に向けてスタートをきるタイミングは難しい状況ですが、基礎科では随時入学生を募集しています。
何時からの入学でも、個別に道具の使い方から描き出しの仕方など、丁寧に導入しますのでご安心ください。
また、いきなり始めるには不安だったり進路に迷っている皆さんには、体験入学に参加されることをお勧めします。
進路相談も致します。先週日曜の1課題体験授業にも沢山のご参加いただきました。

1学期は残り少ないですが、これからも何回か1課題体験開催予定です。
予定が合わない場合は、授業日でしたら申し込み不要の「手ぶらで体験」にもご参加頂けます。

 

[基礎科の体験入学授業]

◯1課題体験
「デッサン(石膏)」

2020年6月17日(水)ー19日(金)(17:30~20:30 計9h)

2020年6月21日(日)(9:30~16:30 6h)

※要お申し込み

 

◯ビギナー静物デッサン体験
初心者の方から受験科目に静物デッサンが含まれる方まで、幅広く対応します。

2020年6月28日(日)(9:30~16:30)

※要お申し込み

 

◯手ぶらで体験する基礎科 「手ぶらで体験」
一番お手軽に参加できる体験授業です。2.5〜3時間程度でデッサンから講評までを体験できます。
※事前の申込は不要
当日、直接受付窓口までお越しください。

 

基礎科の体験授業の詳しい日程や情報、お申し込みはこちら

体験入学を受講した方は、2020年度各季講習会を受講申込する場合、申込料(5,000円)が全額免除されます。
また、入学の際、入学金の免除特典(20,000円)を受けることができます。

 

皆さんのご参加お待ちしております!

 

2020年6月14日(日)〔基礎科