基礎科で学び 現役芸大合格

基礎科出身のNさんがこの春、現役で東京芸大の彫刻科に合格しました!

実はNさん、はじめから彫刻を学んでいたのではありませんでした。高校2年生の時は基礎科の油絵コースで勉強していました。彫刻に転向して一年間で最難関の東京芸大に合格できたのは、本当に凄いことだと思います。

こちらは油絵コース在籍時の作品です。

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Nさん、彫刻に転向したのですが、試験では油画で学んでいた経験を生かして、背景付きのデッサンで勝負したそうです。試験で描いた背景つきのアムールは会場でとても目立っていたと聞きました。こちらは試験の直前に描いたマルスのデッサンです。

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一般的に彫刻科の受験ではモチーフの形態感を重要視するので、石膏デッサンで背景を描くことは少ないです。しかし、彫刻科の先生からのアドバイスもあり自分の良さを最大限に生かすためにあえて背景をつけたデッサンで合格を勝ち取りました。このあたり、詳しくは合格者体験記にNさんが書いてくれています。インタビュー全文は下のリンクになります。

2015合格者体験記特集

Nさんは中学二年生の時から、すいどーばたに通っていました。現役合格とはいえ、すいどーばたでしっかりと時間をかけて勉強してきました。昨年夏の全国高校生デッサンコンクールでは堂々トップをとっています。

夏の高校生デッサンコンクール作品

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Nさんの合格を見ると、どの科でも通用する基礎力をしっかりとつけることと、自分のやりたいことに思い切ってチャレンジすることがとても大切なんだと感じます。

すいどーばたの基礎科では、しっかりとした基礎力をつけつつ、自分の適性を探りながら学んでいける環境を作っています。

画像は春季講習会の様子です。よく見ると、日本画コースの静物着彩の後ろで彫刻コースの生徒がうさぎの塑造をしていたり、デザインの平面構成の後ろでデッサンを描いていたりと、同じアトリエで様々な実技をしているのがわかると思います。

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このように、基礎科ではいろいろな科の実技を同じアトリエで制作しています。他の人の実技を見て、あれをやってみたいなとか、Nさんのように油絵をやってきたけど彫刻にチャレンジしてみよう、など自分が本当にしたいのは何なのか探っていける、そんな環境になっています。

また、様々な科出身の先生がいるので、いろいろな視点から指導を受けることができますし、どの科でも共通する「ものを見る基本」は何なのか知ることもできます。

基礎の充実と、それを活かせる幅で皆さんのやる気をしっかりとサポートしていきたいと思っています。

 

 

2015年4月17日(金)〔中学生 , 基礎科