こんにちは 基礎科です!
今日から夏季講習会前期2の第2課題の静物デッサンがスタートしました。
前期1の静物デッサンモチーフとは異なり、石膏台にセットした、見上げる形の静物モチーフになります。
↓↓↓前回の前期1の静物モチーフです。↓↓↓
↓↓↓今回の前期2の静物モチーフです。↓↓↓
ザーサイ壺、石膏マスク、りんご、白布のモチーフです。
「狂いが比較的気にならないモチーフで思いっきり描いて欲しい」という意図をもってセットしました。
ザーサイ壺は手作り感もあり、完全な工業製品ほどのシビアさはなくても描いていきやすい思います。
石膏マスクも普段よく描くメジャーな石膏像に比べると、印象を掴みながら入っていきやすいモチーフを選んでいます。
台上のパースも必要になるのですが、一列目は見上げて描くケースが多いと思うので、台の角の2辺を描けばある程度形になっていくかと思います。
もちろん、台上の位置関係をシビアに表現しようと思うと、視点をあげて上面を見えるようにして描いたり、描写による空間表現を求めていっても良いと思います!
どんなデッサンが完成するか楽しみですね。
静物デッサンの構図に関するレクチャーからスタートしました。
構図に迷った時にはクロッキー帳にモチーフ全体を収めて描いて、そこから枠取りをして、どんな構図にすると良いかイメージしてみると良いと思います。
このモチーフだと、縦構図、横構図どちらも描けそうですね!!
基礎科には油画、日本画、彫刻、デザイン、工芸といろいろな科の生徒さんがいます。
科によって構図のイメージが違うので、「みんなこの構図にしましょう」とは言えないのですが、「ねらいとイメージをもって」「自分が入れたい構図にきちんと入れる」というのは科をこえての基本になると思います。
構図を決めるということはその画面で何をするかを決めるということでもあります。一番はじめに一番重要な仕事をするんですね〜。
モチーフをみて何を感じたか、この一枚で何を表現したいか、まとめながら構図が決められると良いですね。
明暗の捉え方のコツや、簡単なパースの話などを聞いてレクチャーが終了しました。
今日は油画の五十嵐先生、工芸の坂井先生、日本画の百武先生がデモンストレーションで生徒と一緒に描いてくれました。指導の時にはにこやかですが、自分の画面となると真剣な表情になります!!
外の暑さも厳しいですが、アトリエも良い熱気に満ちています(エアコンで気温は涼しいですよ!)。
レクチャー、デモンストレーションを参考にしながら、集中して取り組んで、実力アップの夏にしましょう!!