冬季講習2日目に生徒達と一緒に三谷先生がデモンストレーションをしてくれました。
本日はその解説をしますので、自分の描き進め方と比較しながら見ていきましょう!
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まず、描きはじめです。
大きく鉛筆を動かしながら、イメージした構図の位置関係や影(床)を捉えていきます。
(ここで大切な事は、1つ1つにならない事です❗️モチーフ全ての位置関係を確認しながら、構図のあたりをとると床が安定して見えてきます。)
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形態によって影の描き方も変わってきます。
垂直の物の影は、接点がピリッとしまってきます。
丸い物の影は、広範囲に伸びてきます。
形態を意識しながら、陰影を入れていきます。
(輪郭にとらわれ過ぎないで下さいね。あくまでも、塗り絵にならないように。)
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人工物のプロポーションや、モチーフの特長を意識していきます。
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固有色や質感の差も出てきました。モチーフを観察した上で発見した質感や特長などを表現してゆきます。
(せっかくの観察眼も、鉛筆のタッチや色などのバリエーションが無ければ差がつきづらいです。これらのバリエーションも増やしていきましょう。)
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もうすぐ完成かな?
必ず離れてチェックして下さい!
・光の方向は表現できているか?
・影(床)の変化は的確に入っているか?モチーフ同士の間に空間は美しくできているか?
・固有色の差はできているか?
などなど…
*講評ノートを見返して、よく注意されている事を確認してみましょう*
中学生の美術系高校受験では、これらを90分から3時間(学校によってことなる)で仕上げなければいけません❗️
熱い気持ちを絶やさず、時には冷静に自分の作品を作り上げてください。
2018年12月28日(金)〔中学生〕