こんばんは基礎科です。
今週のビギナーデッサンコースは少し変わった課題に取り組みました。
普段は対象を観察してそのまま写しとって描く訓練をするのですが、今回は幾何形体に自分で質を決めて描くという課題です。
いきなり何も見ずに質感を想定して描くのは非常に難しいので、この課題では質感の参考にいくつかのモチーフを出しています。
工芸科の先生の参考作品!見ないで描いてこのクオリティー!!
こんな補足の課題文も。見て描かないで!?
↑この質感を参考にして
↓これを描いています
サイコロステーキ??
立方体がりんご!
昨今の入試状況を見ていくと、写しとるだけでなく独自の発想力やその発想を説得力をもって描ききる力が要求されている科もあります。
この課題は普段の訓練で養っている「ものを見て描く力」を、「自分の視点や発想を表現する」ために利用していくトレーニングになってくれればと思って組んでみました。
課題に対する反応がとても良く、チャレンジングな作品が出てきてくれて良かったです。
しっかりと観察して描いていく力を深めていくこと、その描く力を使う幅を持つこと、その両方を鍛えていってもらえればと思っています。
2017年10月27日(金)〔基礎科〕