石膏像たちの豆知識を知ろうの回🫘😍

こんにちは、基礎科です🌧️

 

最近雨模様が多くなってジメジメしてきましたね〜☁️☔️🌀

 

今日は一風変わって石膏像のお話!😆🙌

普段デッサンしている石膏像についてどのくらい知っているでしょう❓❓

元々の素材は?誰がいつどこで何のために作った?などなど・・・

石膏像の背景を知ることで新しい発見と共にデッサンすることが出来るかもしれませんね!🏃‍♀️🏃💨💨

 

まずはこちら!ブルータス

石膏デッサンではお馴染みのこの像ですが、よく言われる「ブルータスお前もか」で有名なあのブルータス。

この像はかの有名なミケランジェロが1539〜1540年(60歳頃)に作った作品。当時のフィレンツェの共和制支持者のリドルフィ枢機卿からの依頼で制作がスタートしたけど未完で終わってしまっている。実は体の部分はほとんど弟子が作ったとか、、、😅

 

現物は見ての通り大理石でできていて頭部の髪の毛の辺りを見てみるとノミ跡が残っていて掘りかけなのがわかりやすいですね。

 

 

本物は石膏像より形がとってもシャープ!肩の留め具も顔もしっかり彫られている👀

ノミ跡がわかるとどの方向で手を動かして作ったがわかりやすいですね〜

 

お次はメディチ!あのイケメンな像です😊

石膏像では首までしかないから、最初に見たとき首の長い像だな〜と思っていたら全身像を知ったときに納得した記憶のある像です。。。

これもミケランジェロが当時大きな権力を持っていたメディチ家からの依頼で作ったメディチ家のお墓のための作品。これも実物は大理石でできているよ!

像を見てわかるように座り姿勢の像なのでいつもの首像のメディチからそれを感じ取れるといいよね🪑👍

 

実はこういう三角形の頂点にメディチの像の頭部がくるような構成になっている△△△

さらに、下の画像のような対になるようなものも作られていたりする〜

 

そしてまたまたこちらもミケランジェロが作った瀕死の奴隷像

ローマ教皇ユリウス2世のお墓のために制作された像。この像の対になる抵抗する奴隷像というのもあるよ。

上から下まで螺旋の構成がしっかり見て取れる、流れの綺麗な像ですよね🌀✨

 

後ろ姿はこんな感じ〜。

 

現物は大理石で作られていてこれまた未完成。後頭部周辺見てみるとよくわかるね。

 

足元には猿が彫られていて実はこれが支えになっていてもしなければ崩れ落ちてしまうらしい。。。🙈

その支えがあることで、奴隷像の方は魂は上昇して、肉体は崩れ落ちる昇天する寸前の瞬間が表現されているみたい😇

 

いや〜ブルータスもメディチも奴隷像も流石のミケランジェロ大先生ですね、凄すぎる👏👏👏

 

さて続いてはこちら!ジョルジョ!別名は聖ゲオルギウス。実在したローマの軍人さん。

石膏像では胸像のジョルジョは実物はこんな感じの全身像。ジョルジョはルネサンス初期の巨匠ドナテッロが1416年(30歳頃)作った作品でオリジナルは大理石。

鋭い目線の先には人々に生け贄を求める悪い竜(ドラゴン)がいてそれを睨みつけている様子が彫られている⚔🛡🐉💨

 

引きで見るとこんな感じ!オリジナルがどんな環境に置かれているか知ることも像を知ることの第一歩👣

 

 

続きましては、マルス

神話の神様で軍神として作られているよ。石膏像になっているやつの実物は大理石で作られているけど、その大理石のものはローマンコピーと言って古代ギリシャ時代(紀元前430年頃)にブロンズで作られたものをローマ時代に大理石で模刻したもの。

原作のブロンズのものは現存しておらず、今はローマンコピーのものがルーブル美術館で見れるよ😎

石膏像では胸くらいまでしかないけど、全身像はこんな感じ。

 

マルスの手に注目してみると、左手には棒状のものが...

これは槍を握っていたのではと推測されているよ。まあ軍神だからね🔥💫

 

右手首と腰のところを見てみると棒みたいなもので支えが作られていて原作のブロンズにはなかったとされているみたい。こういうのがあると元は別の素材で作られているローマンコピーの可能性があるらしい🤨

 

そしてミロのヴィーナス!石膏像では腰までの像をよく見るけど、ちゃんと全身像があるよ。

これもローマンコピーだと言われていて1820年にミロス島で発掘されたからミロのヴィーナスって呼ばれているよ。

 

これも大理石で作られていて発掘されたときから両腕はなくてどんな両腕がついていたのかは未だにわかっておらず、一説によると左手は台に置かれリンゴを握っていて、右手は腰布を掴んでいたのではないかと言われているよ🍎🍏

 

.

どんな両腕がついていたのか考えながら描くのも楽しいよね😆

実はすいどーばた美術学院にはさっき紹介した瀕死の奴隷像とミロのヴィーナスの石膏の全身像が本館の地下にあるよ!

 

次はアポロン!こちらも神話の芸術の神様🎨🖌

この像も石膏像だと胸までの像をよく見るけどちゃんと全身像あります。ベルベデーレのアポロン像と呼ばれていて、15世紀末に発見されて美術的評価もかなり高い⤴️⤴️

でもこれも2世紀頃のローマ時代で大理石で模刻されたローマンコピーと言われているよ。原作はギリシャ時代にレオカレスという彫刻家がブロンズで作ったらしい…。これもよく見ると布のところに棒状の支えがあるね🔍👀

 

最後はラオコーン!(最初名前を知ったときはポップコーンみたいだなと思ってしまった。。。🍿)

この像は16世紀初頭に葡萄畑から発掘された、紀元前1世紀頃のギリシャ時代に作られた代表的な大理石彫刻🍇🍷🍾

その発掘にあのミケランジェロも立ち会っていたらしい!ミケランジェロはめちゃくちゃ衝撃を受けて、実際ルネサンス彫刻にも多大な影響を与えている作品なんだって🤩⚡️

 

何でこんなに苦しそうな表情をしているかというと、これはギリシャ神話で神官だったラオコーンが女神アテナの怒りを買い、失明して息子たちと一緒に海蛇に襲われているシーンだから🌊🐍🐍

なるほど…失明しているから目線がどこ向いているのかわからない感じなんだね

 

海蛇に締め上げられているから、こんなに激しい動きになっているんだな〜と背景を知ると納得できますね。

 

右腕の部分が色が違って見えるのは、発掘当初は腕が見つからなくて多分真っ直ぐに伸びていたんじゃないかということで、一時期は肘を伸ばしている修復がされたんだけど、ミケランジェロは肘を大きく曲げて背中の方に回っていたんじゃないかと主張していたらしい💪💪

そしてなんと1906年に本物の腕が発見されてミケランジェロの説が正しかったことが証明されたんだって!ミケランジェロ、流石すぎます✨

 

 

さて、いかがでしたか?

いつも見ている石膏像達にはいろんな物語があってそれぞれ違った面白さがありましたね〜😆🌺

知っているのと知らないのとでは意識できることが変わってくるので、知らない石膏像があったら興味を持って調べてみると普段の制作もより楽しくなるかも‼️

みんなもぜひやってみてね〜👋

 

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2026年6月6日(土)〔基礎科