基礎科_日本画コース講師 松橋孝先生の個展に行ってきたよ🐸🎒

基礎科です!ケロリ🐸

 

今日はアトリエを飛び出して、ミケランケロ🐸(基礎科公式キャラ)基礎科日本画コース講師松橋孝先生の個展にお邪魔してきたよ!

場所は京橋。銀座と日本橋の間で、首都高速の走っているあたりだよ!

この界隈はアートギャラリーが沢山あるから、ギャラリー巡りをするのも楽しい区域だね。近くにはアーティゾン美術館もある。

 

 

到着!🐸🎒

ギャラリーは基本、入場料がかからないことが殆ど。初めてのギャラリーはちょっと緊張するかもだけど、ミケランケロは昨年も行ったことがあるからだいぶ慣れてきた!

 

 

会場に入ると、大きな絵が沢山!

一見、完全な抽象表現に見えるけれど、松橋先生に制作プロセスや考えていることを伺うと、作品の見え方が変わってきた。

全ての作品に一貫して、モチーフにしているものは  水・空・光・植物などの様々な自然。

ただ、そのモチーフを肉眼で見たまま扱うのではなく、作家本人の感覚を通して作家なりの【かたち】に置き換えているんだ。

確かに、そもそもモチーフという言葉自体が、日本語訳では動機だもんね🐸🧠 モチーフという言葉には、「描く動機」という意味が含まれているんだよね。

 

 

展示作品はいくつかのシリーズに分けられていて、上の2作品は【undercurrent(アンダーカレント)】というシリーズ。

アンダーカレントという言葉には元々、海表面の潮流とは逆方向に流れる下層の潮流という意味があるけれど、作家はそこから解釈を広げ、自分の作品ならではの言葉として扱っていたよ。

タイトルを見て改めて上のスクエア作品を鑑賞すると、一定方向に綺麗に流れるだけではない画材の流動の複雑性が際立って感じられるようで不思議だった🐸人によっては上へ流れて見えるのか、下へ流れて見えるのかケロ。流動する規則をあえて破壊するような左下一部の強い表情も格好いい。

 

作品に寄せられた作家のテキストの “現代の風景画かもしれない” という言葉がとっても印象的だったケロ🐸❣️

 

そして、日本画ならではの岩絵具の素材感が、近くで鑑賞するケロの目を楽しませてくれた!🐸

 

やけに支持体(絵を描く際に画材を載せる基盤のことだよ。キャンバスとか、画用紙とかね)のキメが粗いなと思ったら、麻布を使っているんだって👀

どうりで絵肌心地の味わいが強いはず!

日本画では、絹を使った絹本(けんぽん)を使用することがスタンダードだからびっくりしたよ🐸

 

過去の作品群も拝見したけれど、作家は麻という素材を長らく愛用しており、麻に対して強い重要性を持っているように感じたケロね。

描かれた(イリュージョンされた)絵の世界に100%没入したいというよりは、今、目の前にある物質の手触りを大切にしながら、現実とイリュージョンの間に作品を着地させようという意思を感じたケロ🐸 だから、細かく描くなら確かに絹本が向いているけれど、敢えて作家は素材感の強い麻布を使っているんだね!🧐

 

 

こちらは【interplay(インタープレイ)】というシリーズ。

 

Jazzなんかの即興演奏のことをインタープレイって言うんだって。

「モチーフの観葉植物と支持体、岩絵具たちが即興で一体になったのかなぁ?」なんて考えながら眺めていたところ。

絵を見るだけでも楽しめるけど、タイトルの言葉を読んで鑑賞すると、更に深く考えることができて楽しいね‼️

 

 

少し作風が変化して、こちらは【ryme(ライム)】というシリーズ。

ラップなんかの韻を踏むことをライムというよね。この連続している景色はきっとそこから来ているんだね🐸🎧

即興ラップバトルみたいに、完成を決めず絵⇆作家が対話して作り上げたのかな?なんて考えながら見ていたよ。

 

 

ふぅー、すっかり長居してしまったケロ〜。沢山お話しをありがとうございました!!

最後に松橋先生と記念写真をパシャリ📸

 

展覧会は4月26日(木)までだよ!気になる人はチェックしてみてね!

以上、ミケランケロでした🎤🐸

 

 

 

以下、ギャラリーWeb Siteより拝借です。↓↓↓🐸

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「松橋孝 展」

会期:2025年4月21日 – 2025年4月26日
場所:アートスペース羅針盤(東京都中央区京橋 3-5-3 京栄ビル2F)
TEL&FAX:03-3538-0160

アートスペース羅針盤

【Undercurrent】
 水、空、光、植物など様々な自然や、時間、人の力によって変化が起きたものなど、いろいろな形象から触発されて作品にしています。いわば自分が暮らす「空間-風景」の中で、自分の心の底にある感覚と共鳴した形象を、自分なりの「かたち」に見立てて作品に呼び起こしています。
 今まさに起きている瑞々しい表情、時間や時代が創り上げた表情など様々です。抽象的なかたちを持っていますが、「現代の風景画」かもしれないと思って制作しています。

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2025年4月24日(木)〔基礎科