基礎科 石膏ゼミ(1学期)

1学期も半ばになり、基礎科では先週より石膏ゼミを行なっています。

石膏デッサンはどの科でも描きますが、苦労する課題の一つです。
今回はそんな石膏デッサンを、「似て見せる」をテーマに取り組んでいます。
形を合わせるのは、なかなか大変です。
「少し形が違ってても似て見えたらいいなぁ〜」という事で、「物の特徴をとらえる」力をアップさせるのが目標です。

最初は墨を使い短時間で描き、次に鉛筆でも短時間で描きました。

 

最初は皆んなすごい形と印象でしたが、枚数を重ねるにつけカッコ良くなってきました。

(生徒習作)

 

 

 

先生達もザックッとカッコよく筆を走らせます。

 

N先生 デモスト

 

N先生 デモスト

 

T先生 デモスト

 

先生もみんなと一緒にクロッキー大会です。
クロッキーは習作なので失敗しても気にせずどんどん枚数を重ねていきましょう!!!
最初は腕の動きが硬くてもだんだん滑らかになりますよ!

墨のみでやった後は鉛筆でも同じ見方でクロッキーしてみます。
鉛筆は細部の作業ができてしまいますが我慢です!笑
大きな明暗で見る様にします。

 

(生徒習作)

 

(生徒習作)

 

(生徒習作)

 

(生徒習作)

 

正中線の話もしました!
(正中線とは、直立する人を正面から見たときに左右対称となる身体の中心を通る線です。)
石膏像の中にはは頭部が傾いていたり体が捩れていたりと動きのある像も多いので、正中線を意識してみると良いですね。
実際には像にそんな線はありませんが、画面内に補助線を入れてみると分かりやすくなりますね!

黒いマスキングテープてもクロッキーしてみました。
墨とは違い、剥がして直すことができます。

(生徒習作)

 

(生徒習作)

 

石膏デッサンでは、似せようとすると、とかく目鼻口の細部など部分にとらわれがちです。
むしろ最初は大きな明暗の面積の形や比率ぐらいで見れるようになると似せやすくなりますよ!
クロッキーは手軽にできますので、通常の石膏デッサンでも、最初に準備運動がてら何枚か描いてから本画面に入ってもよいですね。

今回のゼミを各自次回に活かしていきましょう!

2022年6月3日(金)〔基礎科

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