こんにちは、ビギナーデッサンコースです!
冬季講習後の1月で出ました生徒優秀作品をご紹介します。
ガラスや木の観察が細くされており描き込みがしっかりしています。特に右側の木の表現が良いですね。全体的に固有色も思い切って色をのせてありカッコイイです!ガラス器の中の木やボールの重なりの手前奥がわかりにくいので、そこまで観察と表現が行き届くとより良くなります。
木枝の細部の描き込みやガラス円筒花器の現象の観察など大変良いですね、石の硬さも伝わってきます。臨場感を感じる力強いデッサンです。
柔らかい調子で全体にバランス良く丁寧に描かれており好感が持てます。木枝それぞれの関係(空間)が出せたらより良くなりますね。
オランダビールにしっかりと濃い固有色を乗せることができています。この経験は今後に繋がりますね。蓋やラベルのロゴなどには丁寧な観察と描き込みがされています。玉葱との対比も良いですね。
ペットボトルの透明で繊細な現象などの様子に対してのシャープでキレのあるラベルのロゴのレタリングなど、透明モノを無理矢理に観念的な作業で描いてしまうのではなく、丁寧な観察とそこからくる無理の無い表現が、品の良い自然感を感じさせます。
手のシワや柔らかい肌などの表現がしっかりできています。ゴムを握った指の隙間の空間もしっかり感じられます。バランスの取れたとても良いデッサンです。
白い紙に描く透明のペットボトルは難しいですがうまく描写できています。画面全体がとても自然に描けているのでとても見やすいデッサンです。床に落ちる影の方向をもう少しまとめられると良いですね。
ペットボトルと靴紐、ライムの構成デッサンです。画面内の光の設定がしっかりできているのでモチーフ同士の関係(明暗)の表現が明快にできています。
大胆な構図ですね、大きく入れているペットボトルもしっかりと観察に基づいて描き込みがされており説得力が出てきています。離れて見ても力強い作品です。
ミッキーのお面の難しいツルツルした質感表現や箱の中の入れていることでできる陰影関係の表現も良いです。
床に落ちる影もモチーフ自体の表現と同じくらい観察できるとよいですね。
紙箱のやらかい質感や、お面の下の空間を感じさせる床の影のグラデーションなどもしっかりと描けています。お面のハイライトが抜きっぱなしなのでもう少し観察できると良いですね。
各自描きたいものを持参しデッサンする課題です。
鹿の角の描写がしっかりできています。また床の影のグラデーションも綺麗でよく観察できています。明るい部分がやや抜け気味なのでバランスが崩れることを恐れずに描いてしまってから調整しても良いかもしれませんね。
ビギナーデッサンコースはこれから初めて実技に取り組む人に最適の入門コースです。
デッサンにある程度慣れてきたところで各個人の希望のタイミングで専攻コース(油画、日本画、彫刻、デザイン、工芸(専攻が決めきれていない人はデッサンコース)にステップアップしていきます。
これから美大受験の勉強を始めようとしている人はおすすめのコースになります。
2022年1月29日(土)〔基礎科〕