こんにちは。基礎科です!
今回は自画像課題でした。
テーマは「演じる私」
前回の石膏課題は「像に似せる」ことが重要でしたが、今回はその前の段階の「モチーフのセッティング、ライティング、視点、構成を考える」も重要になります。
「演じる私」という言葉をヒントに、「ちょっと大袈裟なポーズにしようかな?」「すごく見下ろす構図が格好良いな」「学校の自分と家の自分は違うな、これも演じているということなのかな、、、その“ごく普通だけど演じてる感”をどうにか絵にできないかな、、、」などなど、普段感じていることや考えていることが反映されやすい課題です。
自分は何を表現したいのか?格好良い画面にするにはどうすれば良いのか。何を描き何を削るのか。自由度が上がり考えることも増えますが、より作家の仕事に近い課題と言えるでしょう。ワクワクしますね。
水曜日と日曜日に沼田先生のデモンストレーションが行われました。
顔の向きや姿勢の違いがどんな印象を与えるか、ポーズにねじれや動きがあると絵にも動きが出る、視点の違いによる効果など制作の具体的なポイントを話しながらもどんどん絵が進みます。
話しながらもあっという間に姿が立ち上がる様は魔法のようです!
今日だけでは消化しきれないような情報量とインパクトが込められたデモンストレーションでした。
(土日・日曜クラス7月5日同課題での沼田先生と林先生の自画像レクチャーの様子)
こんなレクチャー、高校生の時に受けたかった、、、、
皆も野望を胸に制作開始です。
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土日・日曜クラスからも魅力的な作品が出ています!
格好良い作品が数多く出ました!ここに載せられなかった作品にも面白い作品がいっぱいありました。
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ほんの少し位置をずらしてみたり、強弱を変えてみたりしただけで、画面の格好良さは変わります。やってみて初めて分かったことも多かったと思います。「こうすれば良かった」と思ったらすぐエスキースを描いてみましょう。その繰り返しが構成力を鍛えてくれます。
モデルが必要な人物画やモチーフが必要な静物画と違い、自画像は何時でも何処でも描くことができます。それに、今の自分は今しか描けません。
気軽に描ける人物画として、格好良い画面を作る練習の一環として、自分とは何者なのかという問いかけに対する「今日の答え」として、何度も何度も繰り返し描きましょう!
2020年7月6日(月)〔基礎科〕