基礎科です。
先週よりビギナーコース以外の全コースでは、石膏デッサン「ラボルト」に取り組んでいます!
そんな中、一学期最初の1課題体験授業を平日3日と日曜、両クラスで開催しました。
1課題体験授業に参加する人は、初めて石膏デッサンに取り組む人が多いので、最初に構図や明暗と立体感の基本的なレクチャーをします。
また、用具の使い方なども不安のないよう対応をしています。
慣れないうちは、鉛筆をカッターで上手く削るのも一苦労だったりしますね。
デスケルを、構図を確認する目安で使ったりしますが、使い方には注意点があります。
それらを含めて実際にデッサンの描き出し、構図の取っていき方など、用具の解説も交えて実演します。
平日クラスのデモストレーターは、東京藝大工芸科在学の坂井先生。とっても明るい先生です!
皆さんの緊張も解けたのではないでしょうか?
短時間で少ない仕事量ですが、的確なポイントが入って、この段階で構図の収まりと全体のプロポーションの確認ができるようになっていますね!
参加者の中には油画希望の学生もいましたので、東京藝大油画在学の李先生がマンツーマンで構図やデッサンの話をしてくれました。油画は他の科と比べると構図にも個人の視点が求められます。
今年度から日本画コース担当の新人スタッフ高橋健太先生も基礎科初指導!
東京藝大日本画専攻3年生の現役藝大生です。昨年度まで日本画夜間部、受験生を担当していました。
浅井先生がまとめてくれた「基礎スタッフ一覧」で先生のカッコイイ作品も見れますよ!
日曜クラスの1課題体験授業でも最初に構図レクチャーからスタートしました!
石膏像「ラボルト」の本物は、現在はルーブル美術に収蔵されていますが、もともとはパルテノン神殿に在った彫像だそうです。
(出典 https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Weber-Laborde_head_Louvre_Ma740)
本物はだいぶデッサン用の石膏像とは違いますね。石膏像になっているものは近年になって鼻や口周辺が復元されたものです。
日曜クラスでは、東京藝大日本画在籍の可児先生が導入デモストをしてくれました!
可児先生も坂井先生も、科は違えど構図の取っていき方は、ほぼ一緒でした。受験ではいかに安定して的確に作業を進めていくかが大事になります。そのため考え方などは科を超えて重なることが沢山あります。
制作終了後、体験参加者も基礎科内部生に混じって一緒に講評会です。
沢山の作品の中に並ぶと自分の作品を客観的に見ることができますね!
今回の体験を是非、次へと繋いでいって欲しいと思います! お疲れ様でした!
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基礎科では、この後も[1課題体験][手ぶら体験]など、授業に体験参加できる機会があります。
進路で迷われている方は、体験授業に参加してみてはいかがでしょうか?お待ちしております!
2019年4月21日(日)〔基礎科〕