※2026年は準備中です
M.Hさん
合格大学:
東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科
出身校:香川県立高松工芸高等学校 現役
『努力と奇跡のいいバランス』
私は高一の冬から先端を目指し始めました。私は美術科高校に通っていたため、進路については早めに決めることになっていました。初めは東京の美大のデザイン科に行こうとしていましたが、調べていくうちに「なんだか物足りないな」と思うようになりました。そこでさらに調べ、先端を見つけ、試験対策の面白さとポリシーに惹かれて「ここに行きたい!」と強く思い、そこからは先端受験を軸にした高校生活が始まりました。
高二の春季講習で初めてどばたの先端科に参加しました。デッサンや、総合実技や、コンセプトを練って自由に制作すること、そのどれもが新鮮で刺激的でした。私はその時の自由制作課題の講評で「逃げ」を指摘され、納得してしまったのが悔しくて、それからは逃げずに考える!制作する!をモットーに、できることから始めていきました。不安な時はネット上に公開されている全ての先端・合格体験記を読みあさっていました。
高二の春季から一年以上経って、高三の夏季講習に参加したのが二度目のどばた先端でした。そういえば、高二の時は高校での制作が山ほどあったので、予備校に通うことはしませんでした。どちらかをおろそかにしてしまいそうだったからです。ただ、そんな中でも自主制作を発表する機会があれば、なんでもいいから何か作ろう!と、色々な課題やタスクと並行して作品を作りました。
話を戻して、高三の夏季講習について。私は春から本格的に制作を始めたものの、抽象的なコンセプトに収束しがちで、ヴィジュアルの面白さが先行してしまうタイプでした。しかし夏季講習の最終日にあったワークショップ課題で、実体験に基づく作品制作の感覚を掴むことができました。そこから地元での作品制作は、楽しく素直なものを作ることに集中しました。1ヶ月に2、3作品を目標に、高校の実技の時間や土日休みはほとんど制作に費やしました。秋ごろに一度他の大学を考えたりもしましたが、結局先端に戻ってきました。他の大学を考えたからこそ、なぜ先端なのか、先端で何をしたいのかについてじっくり考えることができ、この経験はのちに志望動機につながっていきました。
そして地元で最後に大きな作品を作って、入直に参加。入直ではポートフォリオに集中しました。私の作品はほとんど地元で作ったものだったので、先生方に作品を紹介するところからのスタートでした。それでも期日に間に合うように指導してくださって、本当に感謝しています…。一次や二次の対策は、最後まで粘って試験の前日まで伸び続けていました。各課題ごとに反省を言語化して、次の課題ではこうしたい!と明確にしていたのが効いたのだと思います。
私はいわゆる講習会生で、どばたの先生方や生徒は私の作品を知らない、高校でも先端に特化した方法論はない、という受験においては賭け要素多めの環境でした。しかし、そんな中でも、講習会を誰よりも大事にする意識をもち、身の回りの出来事をよく観察し、考え、誰かと議論すること。自分なりに工夫して、地味でもいいから何か作り続けること。その蓄積が良い結果をもたらしたように思います。
最後に、親身になって指導してくださったどばたの先生、地元の先生、作品に協力してくれたみんな、家族、先輩、運、などなど…。私と関わってくださったたくさんの人や物事に大いに支えてもらった受験生活でした!すっごく楽しくて流れ星みたいな一年!本当にありがとうございました。
