工藤あみ さん
埼玉
県立所沢西高等学校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学造形学部映像学科
私がすいどーばた美術学院へ通い始めたのは、3年の4月からでした。
幼少期から美術に関わった仕事をしてみたいと思っていた私は、高校2年の時映像に興味を持ちました。
しかし高校は普通科で、美大について知っている人はとても少なかったです。
高校では中々同じ志を持つ生徒はいませんでしたが、どばたの生徒は気が合うのですぐに仲良くなれました。
先生方もとてもフランクで、教室はいつも明るい雰囲気でした。
7月までの授業は映像の基礎について学ぶものでしたが、夏季講習を過ぎるとその内容は入試に向けたものに変わっていきました。
その中で、私は10月頃にスランプになってしまい、周りがどんどん伸びていく中で、作品を作っても満足のいかない時期が続きました。
同じ方向へ帰る友達に意見を聞いたり、相談に乗ってもらう中で自分なりの武器を探し、入試直前講座ではそれを突き詰めていきました。
結果、自分で作っていて楽しいと思える作品を作れるようになりました。
実技の試験はどこの大学も傾向が変わっていて、本番では戸惑いました。
しかし、対策してきた力は付いていると信じていたので、落ち着いて取り組むことができました。
つまり美大受験をするにあたり大切なことは、技術は勿論ですが、問題に対して柔軟に対応できる力だと私は思います。
田中日海 さん
東京
私立國學院久我山高等学校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学造形学部映像学科
「思考する力」
どばたは受験に関する知識だけではなく、映像について思考する土台も作ってくれる場所でした。
どばたで学んで1年、映画や写真などへの理解がより深まるようになりました。
「予備校に通って合格する」という目的はもちろん、それ以上の収穫がありました。
先生方が私たちに思考のヒントを各々のあった方法で与えてくれたお陰で、私たちは自力で作品を生み出す能力を培うことができました。
長所をしっかりと理解してくれた先生が合格へと近づけてくれたのです。
前田明 さん
高校卒業認定
合格大学:
武蔵野美術大学造形学部映像学科
僕が『どばた』に入ったのは入試の三週間前の入試直前講座でした。
そのときは小論文も感覚テストもやり方が全く分からず、正直、合格するとは思ってもいませんでした。
実際、最初の授業で出題された課題は全然できなくて、入ってからの一週間は不安でいっぱいでした。
しかし、同じ教室の人の作品をみて学んだり、講師からアドバイスをもらうことにより徐々に自信を持ち始め、入試まで残り一週間の頃には合格が現実的なものになってきました。
そして武蔵野美術大学に一般入試、センター利用のどちらともで合格することができました。
たった三週間でも、美大のことを全く知らなくても、講師の先生方が1から熱心に教えてくださったので、無我夢中で課題に取り組むことができました。
勝永 伊紀 さん
埼玉
県立伊奈学園総合高等学校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学造形学部映像学科
私は三年生の四月から通い始めましたが、早くから受験勉強を始めて正解だったと思います。すいどーばたでは「作品研究」という授業や、実際に映像作品を作る「映像実習」など、受験で使う実技だけを教わるのではありません。実際に進学した後に行うことを意識して取り組めたことで、目の前の受験のことだけでなく、自分がその分野を学び続けていくのに向いているのかも考えさせられます。
先生方は入試のことだけでなく、視野の広い映像の面白さについて教えてくれます。すいどーばたに入ったことで自分の中にある映像に対しての気持ちが、入る前よりも強く深くなったことに受験を終えて気づきました。年度の前半は試験時間の2倍ほどの時間をかけて課題に取り組んでいきますが、後半にかけて試験と同じ時間に少しずつ合わせていくようになります。集中力と時間の勝負なので、私は受験が近づいて神経質になってしまい上手く取り組めないときもありました。先生方にこのことを相談すると環境を調節してもらったり、アドバイスをしてもらったり手厚くサポートしていただけました。こんなことで…と思うのではなく、こちらがアクションを起こすことが自分の成長を助けてくれると思います。
学科との両立は受験に近づくほど難しくなると思います。なので、配点の高い実技を邪魔しないように自ら計画を立てて要領よくこなしていかないと、どれも中途半端に終わってしまいます。受験前にみるみる実技の得点を上げる周りの友達に遅れをとって焦るのは、自分にとってよくありません。
すいどーばたの授業では受験に生きるポイントが先生たちの言葉に沢山隠れています。メモを常に取って、そのポイントを自分で実践することが合否を左右すると思います。いっぺんにやるのではなく、出来そうだと判断したことを選んで続けることが大切です。 先生たちは十二分に合格の扉を開く鍵を持っています。その上で自分が予備校をどこまで活用できるか。これにかかっていると思います。
上田 夏美 さん
鳥取
県立八頭高等学校 卒
合格大学:
武蔵野美術大学 映像学科
多摩美術大学 情報デザイン学科
京都造形芸術大学 美術工芸学科
「好きになること」
私が地元の画塾に通い始めたのは高1の秋です。その時の進路はデザイン科で、デッサンなどのデザイン科の対策をやったり、息抜きに油絵を描いたりしていました。
デザイン科から映像科に変えたのは3DCGをやってみたいという軽い気持ちでした。それまでは、映像のことに殆ど目を向けていなくて、無知の状態で"映像"に足を踏み入れました。そのせいか、私にとって感覚テストは18年間生きた中で、一番の壁でした。文章を書くのが苦手だったし、デッサンや平面構成とは全く違った頭の使い方をするので、感覚テストというものがとにかく分からなかったです。良い作品ができなくて憂鬱になったり、自分の能力の低さにイライラしたりしました。
しかし、どばたの講習を通して、映像を好きになり、絶対に大学に合格して、色んな作品を作ってみたいと思えるようになりました。映像科には他の科では味わえない、特別な雰囲気があります。参加しているうちにその雰囲気に引き込まれて、映像が好きになったと思います。
武蔵美の映像に一浪で合格しましたが、振り返れば一つの大きな心残りがあります。それは浪人の時に上京して、一年間みっちり映像を学べばよかったという心残りです。地方から来た人はどばたにずっと通っている人に比べて、作る作品が少ないし、壁に当たって成長するチャンスも少ないです。どばたで勉強して、たくさん刺激を受ければ良かったと今でも思っています。
どばたに来ていたのは短い間でしたが、受験の事以上に、大学での四年間やその先の人生に役立つ事を教わった気がします。
倉島 悠太 さん
埼玉
県立越谷北高等学校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学造形学部映像学科
東京造形大学デザイン学部アニメーション専攻
「ここで得たこと」
すいどーばたに通い始めたのは高校三年の四月。私はコマ撮りや手描きのアニメーションに興味があり、またマルチに様々な分野にふれてみたかったので映像科を選びました。
進学校に通っていた私にとってすいどーばたでの先生や生徒たちとの交流、課題はすべて刺激的なものでした。
絵を描くことはしていても実際に映像を撮って作品にしたり、文章を書いたりした経験に乏しかった私は焦りました。
まわりには映画に詳しい人や文章のうまい人が沢山いて、それぞれが強い個性を持っていました。
劣っていると思った私はできることは何でもやろうと考えました。小説を読み、薦められた映画を見て、自分の強みとなるものは何かを探しました。
休日はできる限り外へ出て知らなかった場所やそこでの出来事を体で実感し、気になっていたことを試しました。
これらの経験は課題をこなすうえで多くの引き出しになり、私の武器になりました。
また、発見を重ねていくにつれて今まで見過ごしていた自分の内面にもより深く考えることができました。
入試が近づき、仲間たちが成長していく中で私は頭一つ抜けることが出来ず、伸び悩みました。
仲間の優れた作品と自分の作品を比べ何が足りないのか、どうすれば点数を上げることが出来るのかとそればかり考えていました。
次第に以前のようにのびのびと作品を作ることが出来なくなり、自分の持ち味や描きたいことに対して盲目的になってしまいました。
活路を開けずにいる私に先生は「点数は気にしなくていい。お前はもっとスケールの大きいことが描きたいのではないのか。」とおっしゃってくださいました。その言葉で私は吹っ切れることができたのです。
そして入試の前日に私は自分が作ってきたものの中で一番良い作品をつくることができました。
本番の入試でこのことは強い自信になりました。
すいどーばたで過ごした日々を振り返ると、この受験は楽しい一年でした。
勿論そこには葛藤や不安が常にありましたが、自分のやりたいことに真剣に向き合う中で多くの学びを得ました。
映像科の受験は思考の密度が問われます。思考することは映像に限らず、作品を作るうえで大事な基礎となります。
私はここで学んだことで、より多くのことが「見える」ようになったと思います。ここで得たものをこれからの作品にも活かしていきたいです。
葭原 武蔵 さん
東京
私立錦城学園高等学校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学 造形学部 映像学科
東京造形大学 アニメーション科
日本大学藝術学部 映画学科 映像表現・理論コース
「どばたで学んだ沢山のこと」
その出来事があったのは日藝の映画学科を受験した時でした。
日藝の面接会場では面接までの時間に係の大学生が緊張をほぐそうと雑談をしてくれます。
その中で、日藝でどんな風に映像の基礎を学ぶのかを教えてもらいました。
その時、ふと「あれっ…?その授業ならどばたでやった事あるな…」と感じました。
その瞬間、受験をきっと乗り越えられると自信がわいてきて、結果的に日藝もムサビも受験した大学全てに合格することが出来ました。
ちょうど一年前の四月、春季講習に初めて来た時の僕は、アニメーションを作りたいという夢はありましたが、デッサンも苦手で、小論文も書いたことがない状態でした。
そんな僕を合格に導いてくれたのは、一学期から夏にかけてのカリキュラムに組み込まれている作品研究を始めとする基礎的な授業です。
僕はそれまでアニメーション一辺倒で実写映像、特に旧来のモノクロなどの時代の映像作品には殆ど興味を示しませんでした。
しかし、どばたの作品研究で様々な作品を見た事でより深く映像の世界に興味を持つようになりました。
一学期の間に作りたい映像や小論文の思考が大きく変化したと思っています。
夏休み以前のどばたは僕にとって受験に向けた予備校というよりも、映像についての勉強をしているようでした。
そして、夏期講習の映像実習は一学期に学んだ事を最大限に生かす場となります。
友達と意見をぶつけあいながら一生懸命に一つの作品を作り上げる。完成した作品は自分の学習の成果であり、大きな糧になりました。作品が出来上がった後に感じた達成感は、作品だけではなく、今までの基礎的な学習に一区切りがついたからではないかと思います。
そして、授業の雰囲気は夏を境に大きく変化して、いよいよ夏を過ぎると受験に向けてより実践的な課題に変わっていき、それと同時に少しずつ課題の評価にも良い兆しが見えて来ました。夏が大きな転換点になったのです。
大学受験で一番大切なことは合格です。
しかし、どばたの魅力は合格実績だけでは無いと思います。
大学に入ってから、また将来の作家活動に向けての基礎的な教育も大きな魅力です。
僕がこの一年を本当に充実したものにする事ができたのは、膨大な参考作品やバラエティに富んだ先生方など、映像に向き合う為の環境が整っていたからです。
自分がどんな作品を作り、どんな事をするために美大に行きたいのか、その目標のために具体的に何をすれば良いのかなどを考える機会をどばたが与えてれました。
映像に興味はあるけれど、絵が苦手だから…と躊躇していたからこそ、どばたに来る意味があったのだと思います。
河城 ふみ さん
東京
私立桐朋女子高等学校 現役
合格大学:
武蔵野美術大学 映像学科
「支えられて」
高校2年の夏季講習、翌年の春季講習を受けて、高校3年の4月から本格的にすいどーばたに通い始めました。
はじめのうちは、感覚テストや小論文がどういうものなのか、絵や文章はどのように書けば良いのか分からず、ああでもないこうでもないと試行錯誤していました。
回を重ねていくと、少しずつ、それらで求められていることや作品制作の際に自分が気を付けるべきことが見えてきました。
ただ、考えをなかなか上手く形にできず、受験直前までずっと行き詰まっていました。
今まで困難にぶつかるとすぐに逃げていた私は、他の進路に目移りすることもありました。
それでも、こうして映像科で学び続けられたのは、第一に先生方の支えがあったからでした。
先生方は言葉を濁さずにはっきりとアドバイスして下さいます。
時には落ち込むこともありましたが、自分のことを真剣に考えてくださっているのだな、と次第に思えるようになりました。
また、いつも時間内に課題を終えられず、何をするにも人一倍時間がかかる私を、先生方は最後まで見捨てず親身になって教えて下さいました。
だからこそ、頑張ろうという気持ちが芽生えてここまでやってこられたのだと思います。
一緒に授業を受けてきた仲間も、心の大きな支えとなっていました。皆とても仲が良く、尚且つ互いに切磋琢磨できる関係でした。
普段の何気ない会話や、夏に行われた映像実習のグループワークなどを経て、その仲は深まっていったように感じます。
絵が得意な子や文を書くのが上手な子にコツを教わったり、作品の感想を言ってくれたりと、常に様々な刺激を受けていました。
受験という辛い時期を乗り越えられたのは、信頼できる先生方と仲間がいたからです。
すいどーばたでの出会いやここで経験した事を胸にこれからも頑張ります。
ありがとうございました。