こんにちは、映像科です。
今、授業では写真ワークショップの大詰め。アトリエでは編集と製本の作業を行っています。
先週行ったゲスト講師の写真家Ryu Ikaさんのレクチャーもとても刺激的でした!
レクチャーは別のアトリエにもオンラインで配信しました。
Ryu Ikaさん。ムサビ時代のことや、自身の作品の「誠実さ」や「暴力性」の話などとても面白かったです。
生徒たちの写真集、どんなものが出来上がるか楽しみです。
さて、今日は映像科「初夏オンライン講座」についてのお知らせです。
6月1日から24日の4週に渡って、火水木の18-21:00にオンライン授業 (Ⅳ期はアトリエ通学と選択) での講座を開講します。
このオンライン講座は通信教育コースの生徒、地方在住などの理由で通学ができない生徒、金土日コースに通っているがより多く制作し、いち早く実践的な課題に取り組みたいという意欲のある生徒が対象です。
内容は武蔵野美術大学映像学科の入試科目「感覚テスト」と総合型選抜「クリエイション資質重視方式」の対策です。
1週目 (6/1-3) から3週目 (15-17)にかけては「感覚テスト基礎・オンライン Ⅰ~Ⅲ期」と題して感覚テストの基礎を学びます。感覚テストは絵と文章を用いて映像のイメージを表現するもので、入試において要となる科目といえます。募集ページには「2020年度武蔵野美大映像学科受験者のうち、およそ7割の生徒が感覚テストで80%(120点)以上」と書きましたが、先日報告された2021年度のすいどーばた映像科の受験生の入試結果によると、補欠合格を除くストレート合格者の全員が80%以上の点数を獲得していました。 学科で多少足を引っ張った生徒も感覚テストの点数によって救われているケースも少なくありません。
感覚テストは美大受験の中でもユニークな形の科目で、文字通り「映像的な感覚」を有しているかを見るテストです。まず、感覚テストで求められていることを知り、形式を理解することから始めて、徐々に自分の作りたい映像のイメージをそのフォーマットの中で表現していくことが大事です。
Ⅰ期からⅢ期にかけて課題内容がステップアップしていく形になります。極力通しで受講できると、より明快な理解を得ることができると思います。この機会に対策を始めましょう。
Ⅳ期 (22 – 24) はクリエイション資質重視方式対策として、提出する映像作品についてのアドバイスが主な内容です。クリエイション資質重視方式では実写、アニメーションなどの映像作品、映像を使ったインスタレーションやメディアアート作品、写真作品などをポートフォリオやUSBメモリにまとめて提出することが求められます。作品の数は多ければ良いというわけはなく、自信のあるものを数点に絞りそれらを具体的に解説していく形が有効です。この講座では「自信がある」「納得している」作品にまで仕上げるプロセスをアドバイスし、引き続き夏季講習や入試直前の秋季講座まで継続的に指導をしていきます。
初夏オンライン講座の申し込みはこちらから。
合格を目指して入念な準備をしていきましょう!
2021年5月15日(土)〔映像〕