6月の日本画科昼間部は受験のためのモチーフから少し離れ、クラスごとに様々なカリキュラムが行われます。
あるクラスでは、上野動物園で1日取材をし、授業日を2日使い、足りない分を自宅に持ち帰り動物をテーマとした絵を制作しました。
上野動物園は広く、描きたいものを見つけるだけでも大変です。
上野動物園入口で集合。
制作途中の講評の様子。
他の週では人物着彩を3日かけて制作しました。人物は多摩美の試験で出ますが、試験日が近づくまでは授業で制作することはあまりありません。しかし人物画は造形の基本でもあるので、描けるようにしておきたいモチーフです。背景や色が自由なので表現力が試されるモチーフでもあります。
さらに4日間かけて花の構成着彩をしました。
日本画科ですから植物の描写は基本的な課題ですし、その組み合わせ方、美しい余白の作り方も研究テーマです。
花に対して葉っぱのサイズが微妙で、構成しずらそうでしたが幾つかのいい作品ができました。
2015年6月23日(火)〔学院から , 日本画科〕