Y.Mさん
合格大学:武蔵野美術大学造形構想学部映像科 合格(進学)
東京造形大学造形学部アニメーション専攻領域
出身校:埼玉県立所沢高校 現役
『悩んだらどばただー!』
アニメーション映画の監督になりたいと漠然とした夢があり、高3の時に春の1日体験入学に参加しました。そこで初めて武蔵野美術大学に映像科があることと感覚テストの存在を知りました。そして私がすいどーばたの映像科に通うことを決めたのは、なによりも講評が楽しかったことです。美術予備校というと、なんとなく講評が厳しいイメージがあってメンタルが弱い私はそこが1番不安でした。ですが映像科の先生方の作品のコメントやアドバイスは前向きで、自分では分からなかった視点や作品の長所、似ている映画や文学を挙げてより私の作品の魅力を高めてくれます。1年間を通して受けた授業の中でも、2回あった映像制作は楽しすぎて終わって欲しくありませんでした。そして授業回数を重ねる毎にアニメーション以外にも映像の視野が広まり、夏のオープンキャンパスで武蔵野美術大学を見学したこともあり、いつからか絶対に武蔵野美術大学に通いたいと思うようになっていました。
私は先生に受験前日まで心配される程感覚テストも小論文も完成するのがとにかく遅く、特に小論文は必ず最後でした。ですが小論文では、時間をかけても絶対に納得のいく作品を作ること。絶対に提出し講評してもらうことを自主的に制約していました。毎回の講評から自分の書き方の癖を治したり、参考作品の観察や言い回しを真似たりして論文の精度を上げていきました。すると冬季講習の講評で「二次元と三次元の移動に興味があるんじゃない?」と先生に言われてから、自分の観察の強みに気がつき、それに基づいて書いていくと安定した評価を得られるようになっていました!そこで自分が成長している自覚が生まれ、自信がついたのがはっきりと分かりました。正直感覚テストは最後までコツを掴むことはできなくて、1つだけの自信作で本番に挑み運良くリメイクが上手くいく課題を出されました。ですが小論文はモチーフが私の得意な観察ができず、偶然受験3日前程にいい評価を受けた観察を応用してどうにか時間内に書き切ることができました。
すいどーばた映像科のいい所は、「根拠のある自信」を得られるところです。自信は余裕につながるため、受験は余裕があれば無敵になれます!当日の小論文で手応えがなく不安になりましたが、映像科でこなした数を振り返り「まあ私がダメならきっと他の人はもっとダメだろう」と思い直すことができました。先生方の言葉や豊富で秀でた参考作品から得た術が、私の自信に根拠をつけてくれたからです。自分の良さを知る。この経験が受験をする上で何よりも合格に近づく道だと痛感しました。それから夏休みは家庭環境の悩みや自分の良さが何もないんじゃないかと思って思い切り病みました。先生の前で泣きました。これも大事です!病むと他の子のいいところがよく分かるため、それをその子に伝えると案外私の作品の長所を教えてくれます。それがまた自信に繋がる。これが結果に繋がると、もう最強です。最強になって合格しました。
お金とか才能とか人生とか受験生になって大きく視野が広がりました。そんな1年を過ごせたすいどーばたで得た交流や思い出は一生の宝物です。みんな大好き!ありがとうございました!!!
M.Hさん
合格大学:武蔵野美術大学造形構想学部映像学科(進学)
東京造形大学デザイン学科映画映像専攻
出身校:都立府中高等学校 現役
『充実した日々』
私は三年の一学期までどばたの私大デザイン科にいました。しかし美大といったらデザインかな、と安易な考えで通っていたせいか不安な気持ちが募る日々。色々考え直すうち元はアニメ作品に感銘をうけて美大を志したことを思いだし、すぐ映像科の先生に面談を頼みました。そこで目指す大学の特色やカリキュラムの説明を聞き、私は夏季講習の申し込みを決めました。
少し遅れたスタートに不安な気持ちだったのですが、そんなもの一瞬で無くなりました。
なぜなら楽しかったから!
感覚テストって本当、何やってもいい。好きな設定、状況。溜め込んだ妄想を吐き出せる機会の様で、私は胸の内で高揚してました。
もちろん映像として魅力的なものを考えるという大前提は大事。
だけど楽しんだもんがちだったな、と思うのです。私は日々面白いと思った事柄をメモしていて、その中から気分で作品に採用してたのですが、ノリノリで書き進められる時は大抵良い作品が完成してました!制作中も先生達がたくさん助言をくれるので毎制作が良い作品を産むチャンスです。
個人的に文章へのこだわりは強く、読み返しては細かい所でも書き直す、を何度も繰り返していました。なので人一倍、文章を褒められると嬉しかったです。熱意を持って取り組めば読み手に伝わるんだと思います。こだわりは武器。
どばたは映像実習もあります!ここでも時間をかけて何テイクも撮り直し、何回も編集を見直す。私は初めて映像作品を作るということをしたのですが、こだわる程に良くなっていって、今でも見返すくらいにはお気に入りの作品です。間違いなく今後に生きていく体験でした。
夏から冬まであっという間です。
もちろん受験だから、コンクールで結果が振るわなかったとか、落ち込む日もありました。私の場合は好きな映画の聖地へ遠出してみたり、先生おすすめの映画を見たりして、創作に繋がる様な気分転換を心がけてました。
先生方、実習を共にした同期の仲間、参考作品。刺激が多く孤独じゃないので、最後まで駆け抜けることができます。
私の場合本番はまったく緊張してなくて、自信しかなかったです。どばたで作ってきた作品達が背中を押してくれました。
入試直前期、受かっても落ちても、この経験って間違いなく今後に生きるなぁと思っていました。それくらいには、どばたで映像について学ぶことは多いし濃いし、大学に行く前に知れて良かったと思うことばかりでした。どばたを楽しんだもんがちです!
Y.Aさん
合格大学:武蔵野美術大学 造形構想学部 映像学科
現役
『継続は力』
私は高二の冬にあった高一、高二向けの講習会で初めてすいどーばた美術学院を訪れました。それまで美術予備校に通った経験がなく、自分で絵を描いたりなどもしたことがなかったです。そんな私が出すアイデアにも先生方は、それを根本的に変えようという助言ではなく、さらに磨きをかけるというような私の描きたいことに沿った的確なアドバイスをして頂きました。今まで体験したことのない新しい刺激を沢山受けた制作がとても楽しく、春季講習から一年通い始めることになりました。
5月頃には個人での写真集制作とグループでの映像制作がありました。自分はカメラを通して何を撮りたいのか、どういう風に風景を切り取りたいのかなど思考を伴いながら撮影していく。この体験で得た学びもその後の制作に役立っていきました。例えば感覚テストでは自分でカメラの位置を置いて、そこに写った出来事や空間を画面に書き起こしていきます。自分の頭の中で考える映像のイメージがさらに広がる良い糧になりました。
すいどーばた美術学院ではこの実践的な演習に加えて課題がとても充実してます。夏季講習や冬季講習、入試直前講習となると毎日通う中で、入試と同じ一文が提示される課題の他にも、詩を読んで感じたことを元に制作する課題など多種多様なものが出されます。小論文の課題でも毎回驚くモチーフで、本当に頭の思考が鍛えられました。
私は一年間で良い作品が作れない時期が多かったですが、課題に向き合っていく中で考えたことはしっかり自分に蓄積されていました。とにかく諦めず継続していくことが大切です。すいどーばた美術学院では課題にどのように答えていくかという考え方をとにかく学びます。映像学科を受験するのにすいどーばた美術学院はとてもいい予備校でした。
S.Yさん
合格大学:武蔵野美術大学 造形構想学部 映像学科(進学)
東京工芸大学ゲーム学科
出身校:実践女子学園高等学校
『自分らしさを落とし込むこと』
すいどーばた美術学院の魅力はやはり、実力ある生徒が集まるところだと思います。私は浪人になってからすいどーばたに来て、たくさんの多才な生徒と自分の作品を比べることができるのが驚きでした。
先生方は正解不正解ではなく、生徒たちのアイデアがより広がるようにアドバイスしてくださいますので、怖がらず積極的に話しかけるのがいいと思います!
そして先生方の仲が良く、制作中の先生同士の会話でみんな笑いを堪えていました。笑
すいどーばたでの学びの中で特に役に立ったことは、先生の言葉です。いつも、なんでこんなに多彩で面白い言葉が出てくるんだろうと思っていました。「すごく感覚的」「"落ちる"行為と相性がいいのかもしれない」「群衆と私」 など、講評ではっきりと言われる言葉も、ふとこぼれる一言も必死で紡ごうとしていたと思います。
すべての失敗をやったのではないかと思うぐらい伸び悩みましたが、受験直前には課題とやりたいことを自分に寄せることができていたと思います。
受験において重要なことは、落ち込みすぎないことです。失敗も当然ありますし、伸び悩むこともあります。自分よりも成績がいい生徒もいます。
そんな時はまず自分が自分を認めてあげたらいいと思います。講評を恐れず、自分の作品を愛してあげてください。
私は浪人生でしたが、講師の先生に「保守的にならず、挑戦し続けてください。」と面談で言われたことを覚えています。失敗の経験は必ず助けてくれますので、たくさん失敗してください!
それから、私の努力の原動力は友人の存在でした。冬季も過ぎると皆戦友のようになり、「この人のこれからの作品を見たいから絶対同じ大学に行く。」「みんなと一緒に学校生活を送りたい。」という気持ちが私に最後の踏ん張りを与えてくれたと思います。失敗も挫折も、もちろん成功も糧になりますので、頑張ってください。年度は違えど同じ戦友として応援しています。
M.Kさん
合格大学:武蔵野美術大学 造形構造学部 映像学科(進学)
東京工芸大学 アニメーション学科
出身校:清泉女学院中学高等学校
『試行錯誤の繰り返し』
一浪した私は、高3の時別の予備校に通っていました。
綿密に対策した武蔵野美術大学映像学科のディレクション資質重視方式で落ち、手応えがあったためにショックが大きく、自分には価値がないように感じました。その後の一般方式の対策も「どうせ受からない」と身が入らず、先生に個別に講評をしてもらいに行ってもなかなか理解ができずにいました。やる気を失って、予備校への足も遠のいていきました。そして入試を受けず、附属の大学に進学しました。
大学生活を送る中で、あまり自分には合わないなぁと感じていました。また美大に進み楽しそうにしている高校時代の友人や、浪人して頑張っている友人を見ると、悔しさがありました。夏休み明け、学校が再開した時にその後悔が最高潮に達し、ふと調べたどばたの映像科に10月入学があることを知り、その場の勢いで申し込みました。
再度予備校通いを始めたものの、入試直前までなかなか良い評価を取れませんでした。高3の時に夏期講習などで少し対策をしていたとはいえ、遅いスタートだったと思います。落ち込みやすかった私に、先生方は励ましの声をかけたり、具体的にどこが良いか、悪いかを教えてくださりました。そのおかげで、自分の作品を冷静に俯瞰して見ることができるようになりました。すると、講評を聞く中で自分に不足している点を感じられるようになりました。先生方は一人一人アドバイスの方向性が異なっていて、自分の足りていない所を多角的に理解できました。そこからは参考作品や評価がいいものを読んでいいと感じたポイントを真似てみたり、今回は以前指摘されたこれを克服してみようなどと、段階を踏んで良い作品とは何かを探っていきました。失敗もしましたが試行錯誤する自分は正しい!、試験までに自分の100点を目指せればいい!というマインドも大切だったと思います。
試験中、不安はありましたが、先生の言葉を思い出しながらやったことで手応えを感じながら制作をすることができました!
自分の成長を感じられた数ヶ月でした。どばたにきて良かったです!
S.Hさん
合格大学:武蔵野美術大学映像学科(進学)
東京造形大学映画・映像
東京工芸大学映像学科
出身校:福島南高校 現役
『地方から美大へ』
私は2年生の冬頃に武蔵美の映像学科を目指す事を決めた。そこで美大の予備校を探したが、私は地方住みなので近くに映像科の対策ができる予備校が無かった。ネットで調べていると、どばたの映像科を見つけ、通信教育がある事を知った。3年の春に私はそれを受けることにした。
毎月配信される課題をこなし、担当の先生に添削してもらう。通信はじっくりと課題と向き合う時間があり、細かく的確な添削を読み、自分のペースで学べる点が自分に合っていた。そして、私は先生に勧められて夏と冬にオンラインで講習会に参加した。そこでは時間内に作品を制作したり、作品の制作途中に先生にリアルタイムで質問したり、他の受講生の作品を鑑賞したり、アトリエの雰囲気を知ることができた。通信授業で基礎的な力を身につけ、オンライン授業の夏季、冬季講習で集中して実践するといった流れで私はやってきた。
通信やオンライン授業を通して何度も課題をこなし、作品を制作してきた。そのおかげで受験の時、なんとなく自信があった。実際、本番の感覚テストでは今まで作ってきた作品の中からリメイクを行った。本番の課題文を見た時妙に落ち着いていたのを覚えている。
地方から受験しようと考えている人達に向けて、オンラインや通信で大丈夫だろうかと不安に思う人もいるだろうが、問題ない事を伝えたい。むしろ、1人でやっていくのはかなり厳しいため、オンラインでもなんでもやった方がいい。どのように対策するべきか、そういう道筋をオンラインや通信でも教えてくれる。そして私は数をこなす事が大事だと受験の中で感じた。1人で課題を考えるには限界がある。オンラインや通信の中で課題を与えてもらうことで何をやるべきか分かるようになる。ぜひ、地方民もオンラインや通信などで積極的に作品の制作に取り組み、沢山作品を制作してほしい。きっとそれが本番の自信になるだろう。
T.Kさん
合格大学:武蔵野美術大学造形構想学部映像学科
出身校:都立新宿山吹高校 現役
『作品を知り、みて、考え、制作する』
私は武蔵野美術大学映像学科総合型選抜クリエイション資質重視方式の入試のために映像インスタレーションの展示を行いました。元々美術館で映像を鑑賞をするのが好きだった私に展示をやることを後押ししてくださったのはすいどーばたの先生方です。すいどーばたの先生方には、何度も展示を行ってきた先生や、映画を撮っている先生など様々な経験を持った方がいて、展示を行うか迷っていた私を手助けしてくださいました。
作品作りのアイデア出しには、先生方から教えていただいた作家や作品の知識が大変役立ちました。先生方は作家や音楽など元々その人が好きなものから話を広げ、私たちが知らないようなおすすめの作品や音楽などを毎回沢山教えてくださいました。私はその中で、様々な作家や作品の知識を身につけていきました。また、それらを鑑賞する上で作品を鑑賞する“め”を教わりました。他者が映像というメディアで「何を」「どう」撮っているのか考えながら「みる」。作品を鑑賞する目は、作品を制作するときにも役立ちました。作品を作っていくとき、何度もトライアンドエラーを行いました。何を撮るのか、それをどういう風に撮るのか、問い続けるたびに役立ったのがすいどーばたで行い続けた“映像とは何か”を考えることです。
どばたでの授業では、常に「映像とは何か」を自分に問い続けるようにカリキュラムが組まれていたと思います。写真実習や映像実習、映画鑑賞の授業や小論文、デッサン、感覚テストの対策の時も「なぜ映像でやるのか」、「映像とはなにか」常に考え続けるように授業を行なっていました。作品を知り、みて、映像について考え、作品を制作する。このことの繰り返しがどばたの授業では組まれ、そしてまた私自身の成長に繋がったと考えています。これからも制作を続け、なぜ自分は映像をやるのか、映像とはなんなのかを考え続けていきたいと思っています。
A.Tさん
合格大学:武蔵野美術大学造形構想学部映像学科
出身校:関東国際高等学校 現役
『すいどーばたでできたこと』
私は高校3年生の夏季講習からすいどーばたに通い、武蔵野美術大学映像学科総合型選抜ディレクション資質型入試で合格しました。当初は一般大学の映像科を志望していましたが、武蔵美の映像学科に魅力を感じ夏頃に志望大学を変更しました。それまで一切美大の対策をしていなかったので不安でしたが、途中からでも大丈夫だと先生方が言って下さったおかげで諦めることなく受験することができました。ディスカッションに苦手意識はなかったので総合型選抜を受けることにし、夏季から秋季、冬季の講習を受講していました。
短い時間で作品を構想したり、作品やテーマについて話し合ったことはなかったので、初めは周りの面白さに圧倒されてばかりで全くうまくいく実感がありませんでした。しかし作品作りについて誰かと話すというのはすごく楽しく、充実した時間でした。先生方が講評して下さったのをメモして、作品を構想する上で大切なことやディスカッションで意識すべきことを身につけていきました。冬季では、ディスカッションを今までよりも積極的に展開させていくこともでき、本番でも練習のように話すことができました。講習では過去問を使ったり、試験と同じ時間で行うので、試験当日も今までの対策を思い出して落ち着いて行うことができたのだと思います。
面接の対策では、ディスカッションの内容をほぼ全て書き上げて、そこからどんな質問が来るのか、どう答えるのか対策をしていきます。自分だけでは気付けなかったことや出来なかったことも、先生方が夜遅くまで細かく指導して下さったり、一緒に練習する仲間がいたことで乗り越えることができたと思っています。
すいどーばたには過去に合格した沢山の先輩方の記録や、細かい内容が残されているので、出来る限りの対策を行い挑めたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。