基礎科ビギナーデッサンコースです。
基礎科には、科ごとの専攻コースや専攻が未定の人向けのデッサンコースがありますが、[ビギナーデッサンコース]には初めて美術予備校に通う方や、デッサン未経験の方が多く参加している入門コースです。
講習会各ターム初日には、現役の東京芸術大学在籍講師やベテラン講師が丁寧にデモスト交えて説明しています。
初めて見るとちょっとびっくりするような鉛筆の削り方や鉛筆の持ち方、鉛筆の種類、消し具でもプラ消しや練り消しなどデッサンをしていく上で基礎の基礎となる道具の使い方など一から説明をします。
道具の使い方の後には実践です。構図の決め方や描き出しの手順、鉛筆の種類の選択など、デモストし交えて解説しますので初めての人でも安心です。
どうしてよいか分からない時は、とりあえず真似をしてみると良いと思いますよ!
今回は、与えられたモチーフ[カボチャ、テニスボール]を各自、卓上に任意に配置し、それをデッサンする課題でした。
デモストの手元の様子をモニターに映して、何時でも皆さんが見れるようになっています。
先生のデモストです。
鉛筆の色幅、モチーフの固有色や光・陰影、質感の差など参考になりますね!
テニスボールのロゴなども見せる配置をして積極的に描いた方が絵が引き締まります。
それでは生徒優秀作品をご紹介しましょう!
柔らかい鉛筆の調子(トーン)で丁寧に描かれています。カボチャの種周辺の密度も良いですね。
カボチャの皮にしっかりと固有色を感じる黒がのせられています。種周辺の観察も良いですね。
丁寧な観察が伝わってきます。カボチャの表情とテニスボールの柔らかい表面の差も表現できています。
固有色の差が明快に表現された、鉛筆の色の綺麗な作品です。二つのモチーフの関係も良いですね。
丁寧な作業による独特の鉛筆の調子(トーン)に魅力を感じます。カボチャの黒皮の色もしっかりとのせることができています。
カボチャを縦に見たアングルで空間を感じます。テニスボールも手前に見えるよう試行錯誤を感じます。
冬季講習会は始まったばかり。
師走の寒さに負けずに、体調に気をつけてステップアップ目指していきましょう!🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥
____________
ビギナーデッサンコースは、実技未経験者や初心者向けの入門コースです。
専攻コースデッサンの約半分(B3サイズ)の画面で、卓上モチーフを中心にじっくりと時間をかけて基礎固めをしていきます。
どの時期からの入学でもスタートプログラムがありますのでご心配いりません。
思い立った時から始めることができます!
2022年12月20日(火)〔基礎科〕