こんにちは、基礎科です。
先週より年の一度の全コース合同の粘土立体制作に取り組んできました。
絵画系志望の学生は、粘土制作は初めての人も沢山いました。
そんな中で彫刻コース担当の浅井先生が、学生と一緒に制作してくれました!
生徒作品も力作ぞろいでしたよ。
各先生が1点ずつお気に入り作品をピックアップしてモニターを使って全体講評会を行いました。
講評会もつい笑みがもれます。
熱く、たのしい講評会!
石膏デッサンなどを学んでいく過程で、構図をしっかりと取る、全体のプロポーションを正確に捉えるなど、客観性を持って自分の実技を矯正していくような勉強が必要になります。これを反復して学んでいくことは非常に重要なのですが、作る喜びや徹底的なこだわりなど、美術に触れはじめた頃に感じた感覚を忘れやすくなります。
そこで今回は「自分の好きな二次元キャラクターを立体で徹底的につくり込む」という課題に意図的に取り組みました。
キャラクターの線をどのように立体上で表現するか、水粘土上にコスチュームの明暗差を作るためにはどうすれば良いか、皆さん楽しみながら試行錯誤して密度のある作品が出来上がっていました。
普段のレクチャー、デモストレーションを使った実践的な実技訓練と、このような遊びと幅をもたせながら創造力に働きかける課題、この二つを組み合わせることで、芯の強い基礎力を養っていければと思っています。
2017年9月23日(土)〔基礎科〕