先端芸術表現

北川 光恵 さん(2017年 先端芸術表現)

東京
私立広尾学園高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

 元々海外の大学を目指していた私は高校1年生から一年半、すいどーばたの海外美術留学準備コースに通っていました。しかし高校3年生の春に急遽進路を変更し、夏季講習から先端芸術表現コースに通い始めました。

 最初はコンセプトや伝えたいことがたくさんあっても、どのようにして形にするのか、どのメディアが最適なのかなど「作る」ことの難しさに直面しました。しかし、作っていくうちに自分が得意とする作品形態や自分の思考パターンが見えてくるようになりました。もちろんそのプロセスの中で先生方に相談することは多かったです。しかし私の場合、先生方から直接的な指導をもらうことは少なく、どちらかというと話し相手のような存在でした。制作でつまづいたことや今考えていることを話すと、何かしらの反応が戻ってきたのでその反応の中からヒントを探っていました。自分の作品を違った観点から見てくれるので作品内容がより深く、広くなっていった気がします。

先端の受験にはポートフォリオに加えて小論(またはデッサン)と実技、そしてセンター試験もあるので短い期間でやることはたくさんあります。しかしここで過ごした時間や考えていたことは当時の自分が思っていた以上に濃密で現在の自分に影響していると感じています。

作品制作は受験のためとはいえ、自分や社会を見つめることなので、「受験」という言葉に捉われずマイペースに制作していただけたらなと思います。すいどーばたにはその自由を認めてくれる環境と人々がいますよ。

布谷 麻衣 さん(2017年 先端芸術表現)

埼玉
県立坂戸高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

 私は、先端ゼミに2年間所属させて貰いました。その中で、この場の長所だと感じてきたことは、ここの講師陣はアーティストやキュレーターとして一人一人が異なったベクトルの制作活動をしている方々であって、「作品を作る」上でのアドバイスや教示が生々しく多面的であると言う事です。
また自身の持つ問題意識や、興味の対象を深めるためリサーチをして行く過程で行き詰まった時、親身に制作相談にのってくださいます。

 私自身「先端芸術表現科」という様々な美術領域を横断する学科を目指す中で、自身の行いたい美術活動とは何なのかという問題に幾度も幾度も直面し、答えを見つけられず悶々とした時期がありました。
それらを講師陣に相談した時に、講師陣は私に答えを与えるわけではなく、問題を理解し解決する手段や例えを教えてくれました。誰かに与えられた答えではなく、自分で答えを手繰り寄せられた事は本当に良かったと、感じています。

 これからの受験生に私が伝えられる事は「自分で答えを手繰り寄せる」いう事です。
自分の行いたい制作のテーマを見つけるため、講師陣や周囲の人の知識や知恵を吸収して、自ら咀嚼し消化する事が大切です。そこから自分がワクワクするような、強い興味を持てるテーマを見極めて、素敵な制作活動に繋げてください。
それらをサポートしてくれる場と、素敵な講師陣がここにはいます。それらを存分に利用して、暖かい春を迎えてください。応援しています。

元岡 奈央 さん(2017年 先端芸術表現)

愛媛
県立松山東高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

 私にとって、常識を全て真摯に受け入れることは生身の人体に心肺蘇生を行うようなものである。今まではこの心肺蘇生を行う存在が私を導いていた。ありがたいが、痛いしちょっと困るのである。
すいどーばた美術学院において、マイペースな私は、一旦仮死状態に陥り、生き返ったような体験をすることができた。学校生活では得ることができない素敵な友達ができた。みんな好きなことをやっているように見えて、変だった。
 別に変にしようとしなくても製作するうちに自分が表面的にも形成されるのだと思った。
 一方で、私は友人のアドバイスなどからいろいろ実践をしていった。例えば「好きなことをすればいい」と言われたりして、ちょっと途方にくれたけど今芸術の学校にいる。私は自分がやりたいことをしていいのだ、という実感を学んだ。
 話は変わるが大まかに実践していたことは3つだ。自分のやりたいことを挑戦する。自分の得意な方法を見つける。周りの人と影響を与え合う。
 大切な体験をさせてくれた友達や家族、先生、近所のお兄さんお姉さんおじさんに感謝している。

川本 杜彦 さん(2017年 先端芸術表現)

東京
私立麻布高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

中学3年の頃に、私の主義主張や社会に対する批判意識、描く将来像などの「私を構成している」と自認する要素が、自分で選んできたようで実は選ばされてきただけなのではないか、という疑念を抱いた。ちょうどその頃、駅の階段から転落して車椅子生活になったり、試験中に気絶するという経験をしていた。当たり前に自我を支えていた私自身の身体への信頼を揺るがす体験によって、盲目的に未来へと突き進んでいた歩みを止めざるを得なかったのだ。
それからというもの、どれだけ知識を増やしても、どれだけ新しいものに出会っても、空虚であった。「所詮は先人が創り出した道具に過ぎず、私はそれらを組み合わせて使いこなすことでしか自己を形成できないのか。」という想いが渦巻いて消えることは無かった。

そんな私は、高校2年の夏に「東京藝術大学先端芸術表現科」の存在を知った。何よりもその入学試験の内容に心惹かれた。「こんなにも全人格的な要素を要求してくれる試験があるのか!」ということがただただ嬉しかった。倍率や卒業生の進路、教授陣のことなど正直どうでも良かった。とにかく心から楽しめる大学受験をしたかったのだ。
どばたの先端科のカリキュラムは「決めつけ過ぎない」ことの精度がとても高いと常に感じていた。全体を通してみれば、初期はジャンルの縛りがある課題を多種多様にこなし、徐々に個々人の興味関心や得意分野に特化した表現をする機会が増える。その過程で、講師陣によって設定された課題やスピード感に必ずしも常に答えられるわけではない。私自身そうだった。だが、完成に至らなかった作品や授業で上手く説明出来なかった動機など、歩みをためらう気持ちにこそ私自身の深層心理が反映さえているのではないかと思うことが出来たのは、講師の先生方が生徒の吐き出したものを決めつけ過ぎず、様々な可能性を提示することで並走して下さったからである。

講師の先生の1人が、藝大の最終合格発表を待つ期間に私に語った言葉が忘れられない。
「ここは、美術教育をするところではない。」
私が1年をかけてどばたで何をしたか、ということを自問自答すると、それは過去を遡り、自らの人格がいかに形成されたかを見つめ直すことであった。知らず知らずの内に私が手探りで掴みとっていた価値観を再発見し、作品制作を通して自らに「本当にそれはお前の真実か?偽っていないか?」と問い続けた。そして、目の前の事象を生々しく感じ取る肌感覚と、自らを社会に組み込まれた一つの個として俯瞰する視点とを猛烈に行き来しながら生きることが、私にとっての何よりの喜びであると確信することが出来た。

最終面接が終わり、上野公園を通り抜けながら私は思わず呟いた。「私は幸せだ」と。「解放された」「終わった」「上手くいった」ことへの安堵や嬉しさを抱いたのではなく、何よりも楽しいと思えることに挑戦する機会を与えられたことへの感謝、支えてくれた多くの人がいたことへの感謝であった。

最後に、このページを見ている「あなた」へ。
「表現すること」が抱える分からない、割り切れない、言葉にならないという不安定さに向き合うことは、きっと人間を強くする。自分の何処から来るのかと思うほど湧き出てくる情熱と、妥協したくないという覚悟を胸に、自分の頭と体の全てを使って、自分が信じるべきもの、信じたいものを手繰り寄せてほしい。その手助けをしてくれる場所が、まさにここにある。最高だ!

中西 真穂 さん(2017年 先端芸術表現)

埼玉
県立浦和西高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

私は現役の時、武蔵美の映像科を志望していたため、どばたの映像科に通っていました。
その後、冬に芸大先端を知りましたが、志望変更が遅かったので浪人して受験することに決めました。

どばた先端に通い始めた時、はじめは制作の進め方が分からず、漠然と扱ってみたいメディアや表現の方法だけが頭にあってテーマが決まらず悩んでいました。しかし、授業やWSに取り組む中で夏頃から自分の興味のあるものが明確になっていきました。自分の中にあるこだわりや引っかかりに気づくことが出来たのだと思います。

また、先生から、制作のメモやドローイングをまとめるノートをつくってみたらどうかとアドバイスを頂きました。これは制作はもちろん、小論文やポートフォリオを作る際にとても役立ちました。普段から文章やイメージを書き出すことで、着実に自分の考えを進めていくことが出来ました。

小論文対策の課題は毎回面白く、ブドウ糖を摂りながら書くとどこまでも発展しそうな考えや、掘り下げたい領域が見つかっていきました。
先端科で学ぶことと自分の生活が地続きになっていると実感しながら過ごした一年はとても楽しかったです。

丸山 華乃 さん(2017年 先端芸術表現)

京都
私立京都女子高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

私がどばたを知ったのは高3の夏です。
それまであまり芸術に触れることがなかったため、どうしたらいいかわからず困惑していた私に対して先生方は、どうしたらいいかを明確に示すのではなく、私が私なりの方法で制作を進められるような助言や、参考になる作品を教えてくださいました。
 また、講評の際はアドバイスと共に良いところも言ってくださり、これまで気付かなかった自分の特徴や良さを知ることができました。
私が何をしたいか、何を表現したいかを優先にした制作ができたと感じます。

 遠方に住んでいたため通信講座を受講していましたが、先生にメールをするために頭の中を言葉に変換する、という作業も力になりました。
ポートフォリオに載せる文章や小論文において、その力は大いに役立ったと感じています。

 講習会で上京した時には、同じように先端科を目指す受験生の方がたくさんいました。
他の受験生の方の作品を見ることは、想像以上に良い刺激になります。
同じ目標を持つ人がいることでモチベーションも上がりましたし、パソコンの使い方を教えてもらったり、ポートフォリオを見てもらったりと、フランクにアドバイスをくれる存在がいたことは本当にありがたかったです。

 約半年という短い期間の対策で私が合格できたのは、先生方や受験生の方がいたからです。とても有意義な、楽しい受験期間を過ごさせていただきました、ありがとうございました。

井上 智晶 さん(2016年 先端芸術表現)

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東京
私立共立女子高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

私は一般大学に在学していましたが、大学3年生の時に、再度美大への受験を考え、すいどーばた美術学院の基礎科に通い始めました。
まだ当時は進路を決めていなかったのですが、進路相談で先端科のお話を伺い、大学3年生の夏から本格的に先端科へ転科しました。

当初は現役生よりも年上であることがネックになってしまうのではないかと心配していましたが、むしろ現役生とは異なる強みがあると先生方に励まして頂きました。
一方、大学の学業と並行した受験対策は正直きついことも多々ありました。
中退ではなく、在学中の大学も卒業したいと考えていたため、4年生での卒業論文と並行した作品制作では、どちらも上手くいかないことに強い焦りを感じました。
しかし、卒論に合わせたペースで作品制作をしたいという私の我儘も、先生方は受け入れてくださり、お陰様で卒論も受験も乗り切ることができました。
本当にありがとうございました。

乾 真裕子 さん(2016年 先端芸術表現)

大阪
私立関西学院千里国際高等部 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

私は、高校二年生から通信教育を始め、学校が長期の休みに入ると、大阪から東京へ出て講習を受けていました。

当時は芸術について何も知識がなかったので、小論文の課題になっている文章を解読することさえも苦労しましたし、作品を制作する際も戸惑ってばかりでした。
だけど、芸術を学びたい気持ちだけは強くあったので、芸術について論じている本を読んだり、展覧会を見に行ったり、芸術家がどのような作品をどのようにして制作しているかを調べたりしました。このようにして、芸術に関する情報や知識を吸収していきました。

さらに、どばたで学んでいくにつれて、芸術についての考えが次第に深化し、明確になっていきました。
どばたに入った当初は漠然とした考えしか持っていなかったのですが、高校三年生の秋に「今の私は芸術と社会との関係性に興味がある」と自覚しました。
それ以降は、小論文で自分の考えを論じやすくなり、作品のコンセプトを考えることが楽しくなっていきました。
今振り返ると、答えを性急に求めず、独自の思考を深めていくことが、私の受験において重要なことだったのではないかと思います。

芸術について何も知らなかった私が自分の考えを持てるようになったのは、先生方の指導があったからです。
どばたの先生は、その人の個性を尊重し、とても懇意に指導してくれます。この場所で芸術を学べて良かったと、心から思っています。ありがとうございました。

関根 吉乃 さん(2016年 先端芸術表現)

兵庫
県立神戸高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

高校3年にあがる春に上京し、都内の様々な大手予備校を見学して、すいどーばたに通うことを決めました。
実家が神戸にあるため、学校のない夏、冬、直前講習に参加させていただきました。
はじめは作品を作るということ自体どういうことなのか理解できず、良い悪いも、自分が何をしたいのかさえもわかりませんでした。
そこで、とにかく毎回の課題に対して手を抜かずに、納得のいくものだけを作ろう、と決めました。
そうしているうちに私なりのこだわりのようなものが見えてきて、段々と作品に反映させることができるようになりました。

藝大合格という成功は、決して私1人のものではありません。いつも素直に意見を述べて一緒に改善点を考えてくださった先生方や、毎朝早く教室に来ては授業の準備をしてくださった教務さん方、互いを思いやりながら成長できる良い仲間がいたからです。
そして何より、このような場所で有意義な受験対策ができるよう、サポートしてくれた両親のおかげでもあります。
これから受験を迎える皆様には、芸大、美大を目指すという特別な環境にいる自分を応援してくれる、たくさんの方の支えあってこその受験であるということを忘れないで欲しいです。

山本 明香里 さん(2016年 先端芸術表現)

岡山
県立岡山城東高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

どばた生の皆さん、こんにちは! 私の体験記が少しでも皆さんの参考になることを願って、私がどのような対策や準備をしてきたのかを紹介したいと思います。

私は5歳くらいの時から、私の地元である岡山の美術教室に通っていて、高校入学後はデッサンを描き始めました。
一年生のうちは主にデッサンを描いていて、高二の時にどばたの通信教育を始めました。

始めた当初に私が気付かされたことは、「”現代美術”の作品の作り方を知らなかった」ということでした。
今まで私は美術教室で水彩画をよく描いていたので、現代美術の特徴である「コンセプトのある作品」や「メッセージ性のある作品」の作り方を知らなかったのです。

そんな私に大きなヒントを与えてくれたのが、同じく高二の時に初めて行ったどばたの夏季講習会でした。
通信教育ではなかなかできない、リアルタイムな課題制作に多くの刺激を受けました。それらをこなしていくうちに、何と素晴らしいことに私は”パフォーマンス”という芸術分野に出会うことができました。その才能を引き出して下さったのは、どばたの先生方でした。
「自分が伝えたいことをいかに思考を凝らして作品化するか」という、現代美術には欠かせないことを学びました。

しかし、その後講習会を終えて地元に帰った際に、私がずっと苦しんできたことがありました。それは、「作品制作をするモチベーションを保ち続けること」でした。
通信教育生が幾度となくぶつかるのはこの問題でしょう。
そこで、毎日がモチベーションとの戦いの通信生に幾つかのアドバイスを提案します。

一つ目は、他のどばた生とこまめに連絡を取り合うということです。
メールでもいいし、スカイプだともっとリアリティが増していいですね。
今の自分の制作状況を伝えて、「いつまでに作品を作り終えるか」という約束をしてみたり、気になるアーティストや展覧会の情報交換をしたり、全く美術とは関係ないけれど作品のネタになりそうなことを教えあったりすることをお勧めします。
二つ目は、作品制作で少しでも行き詰まったら、躊躇せず先生にヘルプを求めましょう。
ただし、何でもかんでも先生にお任せするのではなく、しっかり自分で考えてそれでもどうにもなりそうにない、というタイミングで相談してみましょう。
その際、先生とはメールでやりとりするため、自分が頭の中にもやもやと抱いていることまで文章化しなければならないという苦しさが生まれるかと思いますが、自分ができるところまででいいので頑張ってやってみましょう。
これはある意味通信生の特権だと思います。言葉にしにくいことを言葉で表すという訓練ができるからです。
これは必ず今後の糧になります。特にポートフォリオを作る時にとても助かります。既に文章にしてしまっているから、それをそのまま引用できるからです。

最後に、受験という壁を乗り越えるために必要なことを贈りたいと思います。
「先端芸術表現科に行きたい」という強い「志」。
作品制作につながる経験を積極的に行う「フットワークの軽さ」。
どばたという最高の環境に身を置かせてもらえるという「感謝」。
これらをしっかりと胸に抱いて、合格という目標に向かって励まれてください。

中谷 優希 さん(2016年 先端芸術表現)

北海道
道立釧路江南高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

私は北海道から東京へ上京し、一人暮らしを続けながら浪人生活を送っていました。

はじめに現役生の時のことです。先端を志望にしたのは高校一年生の秋でした。その時から地元北海道の予備校に通っていましたが、
そこには先端を志望する人、比較する相手がいなかったため、自分のレベルや他者の作品・考えを知ることができませんでした。
そんな一人の環境を変えるために、はじめてどばたに来たのは高校三年生の夏季講習でした。
冬季講習はセンター試験の勉強に時間を当てたため不参加でしたが、入試直前講習には参加しました。

次に浪人生の時のことです。知らない土地で、はじめての一人暮らしをしながら浪人をするのは相当厳しいと聞いていたため、地元に残ることも考えました。
ですがやはり入試ギリギリになるまで自分や周囲をよく把握できていなかった昨年のことを思い、上京しどばたへ一年間通うことを決めました。
通常授業、夏季・冬季・入試直前講習と全ての授業を受けて、合格に至りました。

現役時代と比べ、この一年でとても変わることができました。
それは、親や友人という甘えられる人のいない環境に身を置いたこともあり、また、どばたの先生の親身なご指導、競い支えあうどばたの仲間がいたからだと考えています。

受験生の皆さん、楽しくストイックに受験を乗り越えてください。

白尾 芽 さん(2016年 先端芸術表現)

神奈川
私立横浜雙葉高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

私が初めてどばたに行ったのは、3月の体験入学の時でした。
先生の実家が近所だったり、突然「受かるよー!」と言われたりして、運命を感じ通うことを決めました。

制作では、最初はよく分からない部分で褒められて困惑することもありました。
でも先生のコメントをよく聞いてじっくり考えることで、自分の何が評価されていて、次にどうするべきか判断できるようになりました。
しかしもちろん、行き詰まる時もありました。
実際に私は、12月後半から作品が進まなくなったし、総合実技が苦手すぎて試験2日前でさえ何も出来上がりませんでした。
でもそういう時こそ焦るのをやめて、本を読んだりリサーチをしたり、自分が良いと思うことをするようにしました。
これから受験をする人もうまく行かないことがあると思いますが、そんな時は一度立ち止まってみてください。
先生たちはそういう時間を理解してくれるはずです。どばたは楽しいし、色んな人が面倒を見てくれます。
でもまずは自分でよく考えて何かを知ろうとすること、いつも自分の全体を見ることが重要だったと今は考えています。

小柳 多央 さん(2015年 先端芸術表現)

東京
NPO法人東京賢治シュタイナー学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

先端は個々に異なったメディアを使用しているため指導や対策が困難であると思います。
しかし講師の方々は1人1人の作品に応じて意見やアドバイスをしながらも、決して導き過ぎることなくあくまでも生徒に考えさせ、かと言って生徒を見捨てずに辛抱強く待っていてくださるような最高な講師陣でした。
生徒間の関係もお互いの作品について意見交換をしたり助け合ったりと非常に良い関係を築けたと思います。
そのため他の受験生の作品や考え方からインスピレーションをもらうこともありました。また対人関係についてのストレスがなかったため制作や受験に集中することが出来ました。
授業内容は一つのメディアに留まることなく様々なメディアを使用した課題が組みこまれ、また予備校外での課外授業も行われたこともあり、物事を見る視点や創作の幅が広がりました。
そのことでポートフォリオや二次試験において柔軟に対応することが出来たのではないかと思います。
予備校にいた期間はあっという間に過ぎたように感じますが、その中でとても濃密な取り組みが出来、すいどーばたで受験期を過ごすことが出来て良かったと思っています。

林 歩美 さん(2015年 先端芸術表現)

東京
都立富士高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

私がすいどーばた美術学院に通い始めたのは高校2年生の4月でした。
初めは「美術の勉強がしたい、そのために美大に進学したい。」という気持ちから、基礎科のデッサンコースに一年間通っていました。
その時の他科見学がきっかけで、先端芸術表現という科があることを知り、高校3年生の4月から先端芸術表現ゼミに通うようになりました。

受験において一番不安だったのは、学科と実技の両立でした。時間に明確な区切りを持ってやるべきでしたが、なかなかそれができずにいました。
しかし、最終的には制作や通学の時間の合間に単語帳や過去問をみることを日々の慣習にし、それをセンター試験当日まで継続しました。

先端科の受験では個人資料ファイルの提出があるため、とにかく作品をつくることが大事です。
制作で行き詰まることもありますが、その時は、まず作品を形にして講評してもらうことが1番良い方法だと思います。
すいどーばたの先生方は、作品をよく見て的確な講評をしてくださいます。もちろん自分自身である程度の取捨選択はすべきですが、信用して作品を作っていってほしいと思います。
2年間、たいへんお世話になりました。また、これから受験する学生のみなさん、頑張ってください。

神垣 優香 さん(2015年 先端芸術表現)

広島
市立基町高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

自宅からどばたが遠かったので、冬季と直前講習に通いました。それ以外は美術コースのある高校で対策をしていました。
どばたにいる期間は少なかったですが、高校と大きく違うと感じる点が2つあります。
1つ目は先端志望者が集まる環境であること、もう1つがどばたの先生は先端について詳しいという点です。

1つ目の先端志望者が多いというところです。
通い始めた初日他の生徒と自分の差を痛感して、正直愕然したようなショックのような気持ちになりました。
でもその環境に置かれて初めて本気で焦るようになりました。
他の生徒の作品を見たりプレゼンを聞いているだけで刺激的で、同じ課題をしていても全く違うものができるのが不思議でした。

2つ目の先端の先生は科のことに詳しいという点です。
高校では先端という学科があまり浸透していなくてどんな対策をして良いか分からないところがありました。
その点どばたは専門的で、入ってくる情報量も地元より大きかったです。

また先生方は生徒のことを真剣に考えてくれて、面談の中でふわふわしていた自分がだんだんと輪郭を持って見えていくような感覚がありました。
受験期に本音で客観視してくれる先生方の存在は大きかったです。
どばたに通ったのはちょっとでしたが、受験中から発表までいつも何となくどばたを感じていました。
それだけ私の中でどばたは支えでした。本当にお世話になりました。

小野 澤峻 さん(2015年 先端芸術表現)

群馬
県立前橋高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

私が先端芸術表現科を志望し始めたのは、高校3年の春頃だったと思います。
それまでの私は、美術や芸術とは何の接点がなく、趣味でパフォーマンス活動をしている高校生でした。
人前で演技することで普段とは違う自分を発見できる。人前だからこそ出せる自分がいる。私はパフォーマンスを通してこのように感じていました。
パフォーマンスとは異なる媒体でも自分を表現をしたい。様々な表現を学びたい。薄々ではありますが、日頃このように思っていました。
しかし、芸術とは何の接点もなかった私には、志望大を芸大に決定することが中々できませんでした。

高校3年の夏にドバタの先端の先生と電話して、授業体験に行くことになりました。
今思えば、思い切ってしたあの電話が救ってくれたように感じます。授業の体験は、見学というよりは、芸術に初めて直面した機会だった気がします。
それぞれの生徒が自分だけの表現を行なっており、自分の知らない世界に足を踏み入れた感覚でした。そこから私の志望は固まり、本格的に学び始めました。

とはいうものの、作品の作り方や美術の知識は何も知らず、最初は授業の課題の意味すら理解できませんでした。
少しでも周りに追いつこうと、美術史の勉強や、インターネットで数百人のアーティストを調べデータでまとめたりしていました。
このアーティスト調べは、自分が作品を作る際に大いに力になってくれました。
また、わからないことは先生にどんどん聞き、少しでも何かを吸収しようと必死でした。
たった6ヶ月という予備校生活でしたが、予備校に通う1日1日がとても濃く、自分が前進していることを実感できる内容でした。
5人の先生一人一人が皆的確なアドバイスをくれ、また相談に乗ってくれ、本当に頼ってばかりでした。
しかし、自分だけで悩んでいても前に進みづらいと思います。少しでも気になることがあれば、先生に聞いてみることをお勧めします!

渋谷 悠 さん(2015年 先端芸術表現)

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

どばたは目白駅から歩いても、池袋駅から歩いても真ん中にあります。
場所がほんとにいい。住宅街に突如現れる感がイイね!

受験期は楽しかった。
最初はおっきな壁があるようにみえても、周りの子たちが強い戦士にみえても、その前でこつこつ手を動かしてればいつのまにか壁の向こう側にいるときがあるよ。不思議。

ポートフォリオは手書きしたり、立体的にしたり、最終的に自分の分身みたいになるまでいじる。
小論は、変と思ったらつっこむこと、具体例をたくさん書く。実技はいろんな素材に慣れること。

どばたの先生たちのアドバイスが的確で、ちょっとずつ自分のいいところを伸ばせた気がします。
仲間も本当にいろんな子がいて、こんな考え方もあるのか!と何度も驚かされました。

どばたではのんびり、確実に前に進めます。
楽しかったデス!ありがとう。

土肥 志保美 さん(2008年 東京芸大先端芸術表現科ゼミ)

長野
県立田川高等学校 卒

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

「浪人生活で学んだこと」

私はどばたに来るまで芸大の油画科受験で5 浪はしていました。予備校も転々として色々な意味で行き詰まりを感じていました。社会人経験もあったことから、様々な経験が総合的に生かせる、また今まで見た事もなかった表現との出会いで、日々温めてきた事が表現として成り立つかもしれないという確信と期待を持つ事ができたのが先端芸術表現科でした。どばたに来て1年目はデッサン力不足と、表現に対して自分はどう考え実行し、その結果どうなったのか客観的に捉え、人に伝える表現力が足りず合格できませんでした。しばらく落ち込み何もする気になれませんでしたが、それでも私は絵を描くこと、ものをつくること、表現することを好きでいられるように、受験という枠組みをなるべく意識しないように心がけました。また過去に制作した作品を見直す中で自分の作品の良さを認め、自分の作品に励まされ、もう1年頑張ることにしました。
2年目は先端のクラスだけにとどまらず、油画科、彫刻科、日曜コースと色々なクラスを往来し、先生方からアドバイスを頂き、対話し、仲間から沢山の刺激をもらい、考えを深めていきました。入試直前の2月下旬に体調を崩し、受験を投げ出してしまいそうになった時、先生に本気で怒られました。自分の弱さや甘さに直面し、それを認めた上で自分の最大限の力を出し切る大切さと諦めないという気持ちを教えてもらいました。今までの積み重ねてきたものをすべてポジティブな力に変えて表現する、悩む自分もバイトしてる自分も表現することにつながっている、またどんな人からもその人の良さを見つけ、学ぶことを大切にしました。先生方にはとことん相談に乗ってもらい、沢山泣いて沢山笑ったように思います。仲間からはがむしゃらに頑張るひたむきな姿勢、一緒に過ごしたかけがえのない時間、新鮮な発見と感動がありました。
私は沢山の人たちに支えられ、助けられ運よく合格することができましたが、まだまだ私にはやることが沢山あります。どばたで学んだことを私の制作の糧としてこれからも楽しく頑張っていきます。
先生、みなさん本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。