通信教育

M.Sさん(2022年 工芸 通信教育)

合格大学:東京藝術大学工芸科
多摩美術大学工芸科

出身校:名城大学附属高校 

『”好き”を大切に』

9月から約3ヶ月通信でお世話になりました。
地元の大手予備校に居ましたが自分に合わず現役の受験目前に辞め、地方の教室で浪人していました。工芸科を目指す人はおらず1人で課題をやるからこそ”自分の好き”を沢山伸ばしてもらい、とても居心地のよい場所でした。しかし立体の指導が十分でないため9月に通信を始めました。

大手予備校への勝手なトラウマで12月に上京する前は不安で泣いていましたがどばたは先生方が沢山いて様々な意見が講評で飛び交う面白い場所でした。でも受験まで2ヶ月少しなのに他の生徒と技術面で大差を感じました。

拙いのは3ヶ月経った今も変わらないです。でもどばたの先生方は私の個性を魅せるため最低限クリアすべきことを提示してくださり試験でも活かせました。
試験中、技量のなさに落ち込みましたが地元で育てた自分の魅力がカバーしてくれました。

地方は情報が少ない分怖がらず”好き”を追求でき、それは短所を補う武器となります。地方でこそ伸ばせる力はあります。通信生の方は通信の丁寧な添削と地方の強みとを上手く活用し自信を持って努力してください!

C.Wさん(2022年 デザイン 通信教育)

合格大学:多摩美術大学 生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻
多摩美術大学 芸術学科
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科
東京造形大学 テキスタイルデザイン専攻領域
女子美術大学 ファッションテキスタイル表現領域
東京家政大学 服飾美術学科
文化学園大学 ファッションクリエイション学科

出身校:茨城 私立清真学園高等学校 現役

『自分の弱さを受け入れる』

私は高校1年生からすいどーばたの通信教育を始めました。しかし、学校行事などで立て込むと体調を崩して何ヶ月も課題を溜めてしまい、それを消化し切る前ににまた体調を崩して提出が滞る…ということを繰り返していました。それにもかかわらず、先生は毎回優しく丁寧に添削してくださったので、諦めずに課題に取り組み続けることが出来ました。

高校3年生の春から参加し始めた講習会では、周りからの刺激を受け過ぎてしばしば挫折していましたが、なるべく多くのことを吸収するために他の人の講評も聞くようにしました。私は講習会を受けるだけで精一杯なので、受け終わった後、通信課題に取り組みながら先生方にいただいたアドバイスを自分の中で消化していました。

本番の直前にはzoomで講評と最終チェックをしていただいたので、安心して入試に臨むことができ、結果的に受験した全ての大学・学科に合格することが出来ました。
すいどーばたで学ぶことが出来て本当によかったです。心から感謝しています。

K.Tさん(2022年 デザイン 通信教育)

合格大学:多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
多摩美術大学 統合デザイン学科
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科

出身校:秋田高校 現役

『自分のペースで』

私は高3の4月からの1年間すいどーばたの通信教育にお世話になりました。
普通科高校で、高3の夏まで美術部ではない部活に熱中していました。
通信の課題も秋までは、途中まで描いて思い通りにいかなく、何度か出さなかったことがありましたが、先生は自分のペースでいいと言ってくださったので、本当に気が楽になりました。
初めは課題添削をメールで願いしていましたが、zoom添削にしてもらってからは自分からたくさん質問が出来て、先生の意見もよく伝わってきたのでzoomでの添削を強くおすすめします。
地方から東京に行くことが時間的にも簡単ではなく、夏期講習や入直などは受けませんでした。
多摩グラ受験前日に予備校へ初めて足を踏み入れ、先生から当日の注意事項や応援の言葉を頂き、安心して実技試験に望むことが出来ました。
自分なりのスケジュールを組むことができ、共通テストの勉強と両立が出来たので、通信が自分に合っていたと思えました。
受験について何でも聞くことができる先生がいることがなにより心強かったです。本当にありがとうございました。

鈴木 奏さん(2021年 デザイン・工芸 通信教育)

静岡県
常葉大学附属菊川高等学校

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン
多摩美術大学 統合デザイン

自分を信じて

私は金銭的理由でどばたの通信教育を選びました。最初は通信で多摩グラに受かるのだろうか…と不安でしたが担当教員が私と似た境遇で多摩グラに合格されていたので、少し安心できました。夏前まではメールを介して作品のやり取りを行っていましたがコロナ禍の影響もあり、zoomでのオンライン講評へと切り替わりました。作品講評では担当教員の田中先生がとても丁寧に教えて下さいました。また、田中先生が私と同じ境遇だったのもあり、この時期はどのように勉強していましたか?などの普段の生活を質問したりして、自分と照らし合わせたりして客観的にみれるよう努めました。私と同じ境遇の担当教員だったのは本当に心強かったなと今は思います。
そして夏休みはどばたの実技講習会に参加しようと考えていたのですが、私は地方出身ということもあり、コロナ患者の急増が原因で参加を断念せざる得ない状況となりました。大変落ち込みましたが、どばたの方でオンライン夏期講習を設けて下さり、そちらの方で1ヶ月お世話になりました。ただ、どばたの方も初めての事態ですので考慮していましたが、正直に言うとあまり質は良くなかったかな…という印象です。しかし、ここで他の人達と一緒に講評会に参加できたのは、自分を客観視する材料になったので良かったなと思います。また、学科の模擬試験もありましたが、コロナの状況があり、参加できないと考えていました。しかし、その旨を伝えたところ、在宅受験をさせて頂くことができました。対応して下さりありがとうございました。
10月頃にはデッサンコンクールがあったのでそこで初めてどばたの校舎に足を運びました。担当教員の田中先生とも直接話すことができ、嬉しかったです。また、全国の生徒が集まってデッサンが行われるので普段できない自分のレベルを客観的に見ることができた良い機会でした。
そして12月の後半から2月の受験までどばたの実技講習会に参加しました。田中先生をはじめ、多くの先生方が丁寧にアドバイスを下さり、どんどん成長できました。
この1年通信を選び、正直不安でしたが、田中先生の丁寧なご指導や現地の先生方のご指導のおかげで合格を掴み取ることができました。これから通信教育で頑張る方達はとにかく1年間頑張ってきた自分を最後まで信じてください。応援しています。

井上 玄太さん(2021年 デザイン・工芸 通信教育)

宮城県
県立仙台二華高等学校 現役

合格大学:
多摩美術大学 生産デザイン学科テキスタイルデザイン
東北芸術工科大学 芸術学部美術科テキスタイル

すいどーばたの環境

僕は高校3年の夏期講習からすいどーばた美術学院にお世話になりました。それまでは宮城の美術予備校で受験に向けて準備をしてきました。地元の予備校は人数が少ないので手厚くご指導していただいていました。けど、僕は少し地元の予備校だけだと限界があるのではないかと不安がありましました。同じ志望校を目指す人はおらず、予備校には志望校の参考作品も少なかったという状態でした。地元の先生も僕の志望校に合わせてご指導をしていただきましたが、やっぱり自分が目指す志望校と同じ人はどこまでのレベルなのか分からなく焦っていました。そこで僕はすいどーばたの夏期講習に参加しました。すいどーばたの夏期講習では上手くいかない日が多かったですが、その分学ぶことも多かったです。同じ志望校の人は誰もいないという時期はありましたが、地元の倍以上の人数で参考作品もあるということで最高の環境だと思いました。
それから、秋頃からすいどーばたの通信講座を始め、学校に地元の美術予備校、学科の予備校と通信講座で忙しくなり、ほぼ見完成の状態で通信講座の課題を提出してしまうときもありました。しかし、すいどーばたの先生たちは今、自分ができてるところとできていないところ、これから自分がどのようにすればもっと技術が上がるのかをご指導していただきました。課題を制作する中で自分が躓いてしまったことを質問すると、丁寧にご指導していただきました。提出した作品にびっしりと書かれた講評文は次の課題への励みになりました。
それからは、すいどーばたの冬季講習と入試直前講座に参加しました。通信講座の担当の先生と受験に向けてどうしていくかを、直接話し合いました。1日の授業が終わったあともまだ返却されていなかった通信講座の作品について遅くまで直接講評をしていただきました。
すいどーばたに来た最初の頃は人数が多くて指導してもらえるか不安なることがありましたが、授業終わりにデッサンで苦手なモチーフが出たときに個人的にデモストをしていただいたり、講評後に自分の作品をどうすればもっと良くなっていくか聞けばアドバイスをいただくことができました。
すいどーばた美術学院で良かったと思います。

清水 陽菜さん(2020年 先端芸術表現 通信教育)

大阪府
府立清水谷高等学校

合格大学:
東京藝術大学 先端芸術表現学科

私は一年の浪人を経て東京藝大の先端芸術表現科に合格することができました。
どばたには高校三年の夏から通信教育生としてお世話になり始め、浪人生となってからも引き続き通信教育と夏季と冬季と入試直前の講習会を通して対策をしました。

私が受講していた通信教育コースでは、定期的に出される課題を自分のライフスタイルに合わせて進めることができるので、東京を訪れることが難しい状況でも対策をすることができます。月一回のビデオ通話はもちろん、メールなどで制作の相談をしながら自分なりに工夫をして課題をこなしていました。メールを送る際、制作した作品のコンセプトを自分で噛み砕き文章化していたことがポートフォリオ編集の場面でとても役立ったと思います。
ですが、通信生は本校生(=すいどーばた美術学院に通学できる学生)と比べて作品制作を行う生の空気感に触れる機会がどうしても少なくなってしまいます。そういった時に、夏季講習や冬季講習などで東京へ赴く機会を積極的に作ることを強くおすすめします。
講習会では、遠方から集まった現役生、浪人生たちとグループワークを通して制作をしたり、他の人の作品や講評を見ることができます。みんな同じ先端受験者でありながら、それぞれが全く異なった視点、思考、表現方法を持っているので、お互いに刺激を与え合う環境でこそ体感できることがあります。講評後に友達とお互いの作品について話し合たり、新作を見せ合ったりして作品制作を楽しみながらできたことが心の支えになりました。

しかし、作品を作る中でいくつもの壁にぶつかり、何がなんだかわからなくなる時も何度もありました。そういった中でも先生方は、私の漠然とした不安に対して1つずつ丁寧に向き合っていただきました。形式ばった指導ではなく、とてもラフな会話を通したものだったので、肩の力を抜いて制作を続けることができました。
一次試験においては、本番2ヶ月前に1年半対策を続けていた素描から小論文に変えるという無茶をしました。周りに比べて圧倒的に経験不足だった為不安と焦りが生じ、試験当日2日前にどばたのアトリエで大号泣してしまったこともあります。しかし、先生方の適切な指導の下で添削、やり直し、添削、やり直しを繰り返すことで不安の中でも力をつけることができました。

そして、どんな時でも常に私の意志を尊重していただけたことが何よりも嬉しかったです。
受験に限らず「自分がどうしたいのか」という1つの軸を持つことが鍵となります。自分は何を表現したいのか、どう表現するのかという問いに何度も向き合うことで自然と浮き上がってくるものがあると思います。どばたは、そういった表現や自身への問いを与えてくれた場でした。これからも学んだことを糧に頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。

お母様の清水陽子さん

美大受験を決めた高2の秋、幼少から絵が得意でしたが美術の基礎はなく慌てて地元の画塾へ。藝大に進路を変えた高3の夏。毎年合格者多数の実績から「すいどーばた通信講座」の受講を決めました。初めて親子で上京し面談の中で合格のノウハウを知りました。
初受験は2次で不合格。親として心配が尽きませんでしたが、先生から「責任を持って面倒をみます」と100%信頼させる強い言葉を頂き、全てをお預けしました。
浪人生活は充実していました。通信講座と併用して夏・冬・直前の講習、合間に地元の画塾。沢山の読書・展覧会に惜しみ無く足を運んでいました。作品作りの為に、両親祖母、友人、地域住民までも巻き込み、親が驚くほどの行動力と意欲を発揮していました。
どばたを選んで良かった…娘は勿論ですが、先生方を信頼できたからです。親の役目…必要な事を負担なくスムーズに行える準備をしてあげる事。信じて見守る事が全てではないでしょうか。
最後までご指導頂き本当にありがとうございました。

坪井 進介 さん(2020年 デザイン・工芸 通信教育)

静岡
私立聖隷クリストファー高等学校 現役

合格大学:
多摩美術大学 生産デザイン学科

「地方の強み」

 私は高校に入学した時から多摩美術大学のプロダクトデザイン専攻(以下多摩プロ )に対して他の美術大学とは違う憧れをもっており、入学を志願していました。そのために今から何をするべきか考えました。まず最寄りの絵画教室でデッサンを始めることにしました。ただ、その絵画教室に通っている中高生は僕1人。さらに、その絵画教室の先生は多摩美の油絵出身でデッサンのクセが強い方でした。そのかわり、形をとるスキルを抜群に鍛え上げられました。小学低学年の子供達に囲まれながら黙々と描き続ける日々の中、ある時、絵画教室の先生がすいどーばた美術学院冬季講習のチラシをくれました。高1の冬、すいどーばたで初めて人のデッサンと自分のデッサンを比べることをしました。形をとるスキルに絶対の自信を持っていた私は自信をつけて地元に帰りました。地元で練習し、長期休みにすいどーばたで実力を試す、そんなことを繰り返しているうちにいつのまにか高3になってました。
 高3の春に初めて浪人生の平面構成を見て、このままではダメだと感じ、通信教育を始めることを決意しました。通信教育を始めたことで、地元で常に抱えていた地方にいることへの不安が解消されました。具体的な箇所を褒めたり、指摘してくれたり、自分の実力や立ち位置を知ることができるので、自分がやってきたことが正しかったことを再認識させてくれました。
 受験を通して、地方にいることが必ずマイナスなことではないと感じました。もちろん、切磋琢磨できる仲間が近くにいるのも大事ですが、見えないライバルと戦い、危機感を持ち続けることで、常に上を目指して努力することができると思います。結果的に推薦試験で合格することができました。
 地方での生活リズムに合わせられるし、地方の画塾に通っていたりしても、やはり受験情報の面であったり、有名美大を目指すには欠かせないと思います。通信教育をやっていて本当に良かったと思います。ありがとうございました。

伊藤 紗月 さん(2018年 デザイン・工芸 通信教育)

新潟
県立新潟高等学校 現役

合格大学:
筑波大学 芸術専門学群 構成 ビジュアルデザイン

「地方生徒よ、通信を使え!」

 私は、2年生の冬に学校の先生からすいどーばた美術学院を勧められ、3年の春に春季講習を受けたことをきっかけに、すいどーばたの通信教育を受け始めました。

いくつかの予備校に行きましたが、私がすいどーばた美術学院を選んだ理由は2つあります。
1つ目に、長期休みの時の講習では、先生から直接指導して頂くことはもちろん、他の生徒の作品や参考作品など、たくさんの良作を見ることで、自分の作品をより良くするヒントを見つけることができます。
地方の予備校より格段に人数が多いため、得られる情報量も段違いです。
なかなか東京に出ることが難しい人もいると思いますが、1度は大人数の中で揉まれる経験をした方が必ずプラスになると思います。

全体講評では、自分の作品、人の作品関係なく、良いと言われている所は、真似しよう、これからも続けよう、悪いと言われているところは、しないようにしよう、これからはやめよう、と客観的に聞き、質問があれば先生にどんどん聞きました。
しつこいくらいに聞きましたが、先生達は嫌な顔せず答えてくださいました。
夏季講習のとき、すいどーばた本館と離れた教室から私と一緒にわざわざ本館の画材屋まで行き、画材購入のアドバイスを下さった学生講師の方に、今でもとても感謝しています。あの講師の方がいなければ、今持っていなかっただろう便利な画材がたくさんあると思います。
その時「お金で解決できることはした方が良い」そう言われたのを覚えています。
もちろん自分の技術があるのが前提ですが、せっかく技術があっても、道具が足を引っ張っていてはもったいないと思います。
どんどんお金を注ぎ込め、という訳ではなく、しっかりと道具を見直して必要なものは迷わず買って、より早くより綺麗な仕事ができるようにするべきだと思います。

2つ目に、通信教育だと、無理なく自分のペースで好きな時間にできることです。
私の志望校筑波大学は、他の美大と比べてセンター試験の比率が高かったため、学科との両立が課題でした。
通信教育では毎月3〜4課題が送られてくるので、平日は学校の予習復習で忙しくても、土日に1課題ずつこなしていけば無理なく終わります。
気に入らなかった作品を描き直す時間も充分に取れると思います。
また、私は3年生のとき、体育祭の応援のリーダーをしたため、準備などで忙しく、1ヶ月ほどほとんど絵が描けませんでした。
しかし次の月に集中して前月の課題もすることで遅れを取り戻せました。
自由に自分のペースで進められる通信教育のおかげで、学校行事も悔いなく終えられました。
また、センター試験が終わるまで、実技を少しセーブしつつ学科に時間を割けたため、センター試験では8割得点することができ、余裕持って二次試験に臨むことができました。
 

受験生の皆さん、とても不安かと思いますが、こなした作品の数は決して裏切らないと思います。
私は何度も、なかなか上達しないことの焦りから美術の道を諦めようかと悩みましたが、解決方法はいつも、泣くことでも、実践の時間を削ってまで技術の指南書を読みふけることでもなく、ひたすら手を動かすことでした。
上手く描けなかったら、納得のいくまで描き直してください。
自分が描きたいものの描き方の本や、参考作品が無ければ、それを自分で作ってやろう!という気持ちでとにかくモチーフを観察してください。
描ける瞬間は、本当に突然現れますが、その1秒前まではひたすらの闇です。
先が見えない不安は誰もが抱えていると思います。
「1歩進んだだけで、もしかしたら光が見えるかもしれない」と、いつも思いながら描いてください。
また、描けない時はどんなに根詰めても本当に描けないので、気分転換も大切にして下さい。
友達と通話する、外に出て風にあたってみる、ゆっくりお風呂につかる、など少しのリフレッシュはとても効果的だと思います。

自分の見たもの、聞いたもの、嗅いだもの、触れたもの、味わったもの、全てが自分の作品を作る材料になります。
どんな課題も、無駄だと思いながら描いたら無駄になりますが、自分の取り組み方次第で、いくつも発見できることがあり、それは必ず力になります。
感じること全てを吸収し、それを自分なりに練り直して自分の力に変えられるような、柔軟な心を持って、受験生活頑張ってください。

有木 陽美 さん(2017年 先端芸術表現 通信教育)

大阪
府立豊中高等学校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科
武蔵野美術大学 デザイン情報学科
武蔵野美術大学 芸術文化学科

「大切なことを学べる環境」
 私が美大への進学を決めたのは高3の夏でした。
地方に住んでいたので普段は通信教育と、夏季、冬季、そして入試直前の時に東京に出てきて講習を受けました。
夏季講習の初日、1人で不安な中すいどーばたに初めて訪れた時は、そのアットホームな雰囲気に驚いたのを覚えています。
普段の高校とは違い、同じような進路を目指す人がたくさんいる環境というのは受験ではとても重要なことですが、私にはとても新鮮で、毎日が多くの発見で溢れていました。
 すいどーばたで学ぶようになって、私は描く時に、それを見る人のことを考えるようになりました。何を伝えるかや、見た人の目線がどこへ向かうかなどを考えることは、大学に受かった後もとても大切なことだと思いました。
 振り返ってみるとあっという間で、すいどーばたで学ぶことができて本当に良かったです。ありがとうございました。

芳田 実霞 さん(2017年 先端芸術表現 通信教育)

静岡
県立浜松西高等学校 現役

合格大学:
金沢美術工芸大学 視覚デザイン
多摩美術大学 グラフィックデザイン
多摩美術大学 統合デザイン
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン

「悔いのない1年」
わたしがすいどーばたの芸大コースを受講したのは高3の夏季講習が初めてでした。
それまでは色々な画塾の講習会を点々としながらも地元の塾で基礎的なことを学んでいました。

夏季講習では周りの上手な人たちの作品にとても刺激をうけ、同時に自分のレベルの低さを痛感しました。講習を受けるまで志望校に合った構成課題は1、2回しかやったことがなかったので正直焦りました。

地元の塾ではやれることが限られると思い10月から通信教育を始めました。
通信では普段の講評だけでは指摘されきれないところまできっちりと教えてくださりとても参考になったし、家で自分が何を学習すればいいのかもわかったのでとても充実した半年を送ることができたと思います。

芸大は2次で落ちてしまいましたが、他の行きたい大学に合格することができたのは、芸大に焦点をあてた勉強があったからこそだと思います。
わたしに芸大を目指すきっかけをくれたすいどーばたには本当に感謝しています。

丸山 華乃 さん(2017年 先端芸術表現 通信教育)

京都
私立京都女子高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

私がどばたを知ったのは高3の夏です。
それまであまり芸術に触れることがなかったため、どうしたらいいかわからず困惑していた私に対して先生方は、どうしたらいいかを明確に示すのではなく、私が私なりの方法で制作を進められるような助言や、参考になる作品を教えてくださいました。
 また、講評の際はアドバイスと共に良いところも言ってくださり、これまで気付かなかった自分の特徴や良さを知ることができました。
私が何をしたいか、何を表現したいかを優先にした制作ができたと感じます。

 遠方に住んでいたため通信講座を受講していましたが、先生にメールをするために頭の中を言葉に変換する、という作業も力になりました。
ポートフォリオに載せる文章や小論文において、その力は大いに役立ったと感じています。

 講習会で上京した時には、同じように先端科を目指す受験生の方がたくさんいました。
他の受験生の方の作品を見ることは、想像以上に良い刺激になります。
同じ目標を持つ人がいることでモチベーションも上がりましたし、パソコンの使い方を教えてもらったり、ポートフォリオを見てもらったりと、フランクにアドバイスをくれる存在がいたことは本当にありがたかったです。

 約半年という短い期間の対策で私が合格できたのは、先生方や受験生の方がいたからです。とても有意義な、楽しい受験期間を過ごさせていただきました、ありがとうございました。

小林 さらん さん(2017年 彫刻 通信教育)

新潟
県立新潟高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 彫刻科

高3の夏に初めてすいどーばたの夏期講習に参加し、高2の夏から通っていた地元の美術予備校(どばたに行くために辞めました)との違いに驚きました。彫刻科専門の教師の数、彫刻科の生徒の人数、充実した設備。圧倒されるままに受験までどばたで勉強することに決め、通信教育を申し込みました。
通信教育はとても快調とは言えませんでした。私の通う高校は進学校で石膏像もありませんし、一緒にデッサンする仲間もいません。人と比べると自分の短所や長所がわかりやすいものですが、それができないので、同じ問題点を抱えた作品が多かったと思います。
悩みの多い通信教育でしたが、その期間に疑問や、添削のアドバイスの言葉などを溜めておくと、入直など講習会をとても有意義に活用できました。今思えば、講習会での吸収力を高めるために必要な期間だったなあと思います。またどばたに行くとずっと自分の実技を見て下さった先生がいるので、それも心強かったです。

悩む期間もありましたが、どばたで受験勉強した半年間は今、「楽しかった」という言葉で振り返ることができます。一緒に勉強した仲間や熱い先生方のおかげです。みなさん本当にありがとうございました。

山本 明香里 さん(2016年 先端芸術表現 通信教育)

岡山
県立岡山城東高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 美術学部先端芸術表現科

どばた生の皆さん、こんにちは! 私の体験記が少しでも皆さんの参考になることを願って、私がどのような対策や準備をしてきたのかを紹介したいと思います。

私は5歳くらいの時から、私の地元である岡山の美術教室に通っていて、高校入学後はデッサンを描き始めました。
一年生のうちは主にデッサンを描いていて、高二の時にどばたの通信教育を始めました。

始めた当初に私が気付かされたことは、「”現代美術”の作品の作り方を知らなかった」ということでした。
今まで私は美術教室で水彩画をよく描いていたので、現代美術の特徴である「コンセプトのある作品」や「メッセージ性のある作品」の作り方を知らなかったのです。

そんな私に大きなヒントを与えてくれたのが、同じく高二の時に初めて行ったどばたの夏季講習会でした。
通信教育ではなかなかできない、リアルタイムな課題制作に多くの刺激を受けました。それらをこなしていくうちに、何と素晴らしいことに私は”パフォーマンス”という芸術分野に出会うことができました。その才能を引き出して下さったのは、どばたの先生方でした。
「自分が伝えたいことをいかに思考を凝らして作品化するか」という、現代美術には欠かせないことを学びました。

しかし、その後講習会を終えて地元に帰った際に、私がずっと苦しんできたことがありました。それは、「作品制作をするモチベーションを保ち続けること」でした。
通信教育生が幾度となくぶつかるのはこの問題でしょう。
そこで、毎日がモチベーションとの戦いの通信生に幾つかのアドバイスを提案します。

一つ目は、他のどばた生とこまめに連絡を取り合うということです。
メールでもいいし、スカイプだともっとリアリティが増していいですね。
今の自分の制作状況を伝えて、「いつまでに作品を作り終えるか」という約束をしてみたり、気になるアーティストや展覧会の情報交換をしたり、全く美術とは関係ないけれど作品のネタになりそうなことを教えあったりすることをお勧めします。
二つ目は、作品制作で少しでも行き詰まったら、躊躇せず先生にヘルプを求めましょう。
ただし、何でもかんでも先生にお任せするのではなく、しっかり自分で考えてそれでもどうにもなりそうにない、というタイミングで相談してみましょう。
その際、先生とはメールでやりとりするため、自分が頭の中にもやもやと抱いていることまで文章化しなければならないという苦しさが生まれるかと思いますが、自分ができるところまででいいので頑張ってやってみましょう。
これはある意味通信生の特権だと思います。言葉にしにくいことを言葉で表すという訓練ができるからです。
これは必ず今後の糧になります。特にポートフォリオを作る時にとても助かります。既に文章にしてしまっているから、それをそのまま引用できるからです。

最後に、受験という壁を乗り越えるために必要なことを贈りたいと思います。
「先端芸術表現科に行きたい」という強い「志」。
作品制作につながる経験を積極的に行う「フットワークの軽さ」。
どばたという最高の環境に身を置かせてもらえるという「感謝」。
これらをしっかりと胸に抱いて、合格という目標に向かって励まれてください。

吉崎 光 さん(2015年 デザイン・工芸科 通信教育)

岡山
県立笠岡高等学校 現役

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
武蔵野美術大学 デザイン情報学科

「ありがとうございました!」

どばたの通信を始めたのは高三になってからだった。地元の予備校の先生にすすめられるがままに講習会にも参加した。
夏季講習会に参加するときは、どんな厳しい指導が待っているのかと緊張したが、先生方は非常に優しかった。
講評では丁寧に問題点について話してくださったし、質問に行くと、尋ねた以上のことを沢山教えてくださった。
どばたの先生は単に実技指導だけをしているのではないのだと知った。そしてありがたいと思った。
どんなに上手くいかなくても、講評で自分の作品が下の方に埋もれていても、先生の言葉を聞けばストンと腑に落ちる感じがした。そして何かをつかんだ気がした。
私はどばたにいられる期間が短かったので、1回1回の制作でなるべく多くのことを学んでやろうと必死だった。
こんなに必死になって何かに打ち込んだのは初めてだった。
当然地元に帰って通信の課題に取組む姿勢も変わった。基礎的な課題が中心だったが、秋頃から志望校に合わせた課題が送られてきた。
それらを淡々とこなすうちに、冬季、入直が始まった。講習会中も通信の先生が会いに来てくださったり、作品の講評をしてくださったり、本当にお世話になった。
どばたの緊張感の中で制作していたおかげで、本番を淡々と制作することができた。
合格できたときは、人生で一番嬉しかった。そして尊い日々だったと思った。
受験期は辛かったはずなのに、急にキラキラしたものに思えた。
それは、どばたに通い、多くのことに出会ったからであるし、どばたに通わせてくれた親のおかげでもある。
周りの人々には本当に感謝している。

菅野 南 さん(2015年 デザイン・工芸科 通信教育)

山形
県立鶴岡南高等学校 現役

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
女子美術大学 ヴィジュアルデザイン専攻

「自分のペースで」

私が初めてどばたに来たのは高二の春季講習会のときです。それまでは高校の部活動でデッサンをしたり油画を描いたりしていました。
どばたに来て、自分は周りのライバル達から大きく遅れていると感じ、通信教育を受講することを決めました。
通信では色彩の基礎から叩き込まれ、自分のペースで課題を進めることがでいます。
私の場合は、忙しい月は最低限の提出、たくさん描けた月は10枚以上提出することができました。
それら全てに担当の先生からの添削文がびっしり書かれて送り返されてくるので、それを自分なりにノートにまとめて着実に力をつけていくことができました。
通信を受講したおかげで、講習会に参加しても思いっきり自分の力を発揮できるようになりました。
進路決定の際も担当の先生が電話で親身になって相談にのってくださり、本当に助かりました。
受験直前まで浪人生との経験値の差に不安がありましたが、通信教育での積み重ねと講習会での実践経験を武器に、現役合格までたどり着くことができました。
すいどーばたで描けて本当によかった!

笹野井 もも さん(2014年 彫刻科 通信教育)

静岡
県立清水南高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 彫刻科

「今できることを」

私は地方の美術科のある高校に通う高校生でした。高校の先生に勧められて高校2年の夏から、何度かすいどーばたの講習会に行くようになりました。
そして高校3年の秋からは高校に通いながらすいどーばたの通信教育を受け始めました。
朝早く高校に行って誰もいないアトリエでこそこそデッサンを描きました。
私は高校とすいどーばたでは指導内容や雰囲気が大きく異なるように感じていました。
自分の作品に対して多様な意見が聞ける良さと、何を吸収し次の制作に活かすべきか自分で選択しなければならない難しさがあり、2つの場所で彫刻を学ぶ上で考え悩むことがたくさんありました。
しかし入試でどんな結果が出ようと後悔や言い訳をしたくないし、良い作品を制作するために出来ることはなんでもやりたいと思って通信教育をつづけました。

入直に入ってからは、すいどーばたで一日中制作する毎日で、
通信教育では添削してもらう機会の少ない塑造が著しく良くなっていくのを感じました。
しかしこれまでがんばってきたデッサンはなかなか伸びず、結局入直最後のコンクールまで、納得するものが描けませんでした。
先生に「自分に不足しているものに気をとられ過ぎている」と言われ、自分がビビっていることに気づきました。
先のことはなるようにしかならないし、いま出来ることをやるしかないじゃないかと開き直ったら、とても気が楽になりました。
そして一次試験の3日前になって、ようやく自分がいいなと思うデッサンが描けるようになりました。

これからも自分が納得できる作品を、楽しみながらつくっていきたいです。
これまで私に様々な影響をくださったすべての方に感謝します。ありがとうございました。

松永 光 さん(2014年 デザイン・工芸科 通信教育)

兵庫
県立神戸高等学校 現役

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科

「心の支え」

常に東京で勉強している人に遅れを取っているのではないかと焦りを感じながら地元で絵を描いていた私にとって、通信でどばたの先生に絵を講評してもらえることはとても心強く、モチベーションに繋がりました。
講習会では、周りのレベルの高さに圧倒され、入直になっても失敗続きで泣いてばかりいました。
しかし、最初は上手い作品を見て、こんな風にしたら良いのかと何となく制作し、訳も分からず感じていた情けなさからの涙だったのが、いつの間にか自分の中にあるイメージが画面に出ず、相手に伝わらない悔しさからの涙に変わっていました。
一方で自分なりのイメージが自分なりの形で相手に伝わった時の喜びは格別で、その喜びはデザインをしたいと思う根本なのだと改めて気づきました。
二年半かけてそんなかけがえのない気持ちを気づかせてくれ、何度も何度も涙を拭いて私をスタート地点に立たせてくれたすいどーばたに本当に感謝します。ありがとうございました。

山崎 里佳子 さん(2013年 デザイン・工芸科 通信教育)

兵庫
私立神戸海星女子学院高等学校 現役

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
武蔵野美術大学 デザイン情報学科

「どばたでの二年間」

高校二年生の時始めた、すいどーばたの通信教育では、自分のペースでじっくり課題に取り組めるので、一枚で得るものが大きかったように思います。
高三になると、地元の予備校で忙しくなり、なんとか手をつけた一枚も思うように描けず、提出できずにひと月過ぎることもありました。
しかし、通信欄やメールで担当の先生に励ましを頂き、持ち直すことができました。
また、講習会では、アトリエに制作の様子を見に来てくださったり、面談で作品を全て見て頂いたりと、モチベーションにも繋がりました。
夜間部や昼間部に通う人達への嫉妬は大きなもので、地方という環境に凄く悲観し、現役合格を諦め、無気力になった時期もありました。
そんな甘えに打ち勝つことが私にとって一番苦しかったように思います。
講習会に行くと、どばたの生徒の作品のエネルギーは圧倒されてしまいそうな程のもので、自分とのレベルの差をつきつけられ、悔しさ、羞恥、焦り、さまざまな負の感情に毎日苛まれました。
しかし、講習会の限られた期間の中でできるだけ多くのものを吸収してやろうという意識は、普段どばたに通っている人より強かったのではないかと思います。
そんな中で描いた一枚はとても重きのあるもので、私に希望を与えてくれました。
通信の先生、デザイン科の先生方、友達、家族、沢山の支えのおかげで経験できたこの二年間は、私の宝物です。
本当にありがとうございました。

三輪 愛 さん(2013年 デザイン・工芸科 通信教育)

山口
私立萩光塩学院高等学校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科
多摩美術大学 環境デザイン学科
東京造形大学 室内建築専攻

「こんな私だけれど…」

通信を始めたのは高3の春季講習会がきっかけだった。
しかし一向に課題をこなせなかった私は、やっと課題に取りかかりはじめ、ダメもとで恐る恐る課題を提出した。
それから返却された課題を見て驚いたのは今でも覚えている。そこには、びっしりとコメントとアドバイスが書かれていた。
予想もしてなかった返答だった。こんな不真面目な私に対して、こんなに丁寧な受け応えをしてくださるのは他にないと感じた。
そして、入直が始まり、どばたに通っても親身になってくださった。
入直期間中、何度も面接をした。個人的に質問もした。不安や悩み相談もした。それに対して本当に親身に温かく接してくださった。
先生の担当とは違うコースのときでも様子を見に足を運んでくださった。
メンタル面のケアー、そして単に制作して上達するための指導だけではない。制作に対する姿勢、根本的なものの考え方も教わることができる。
制作中、講評会には的確なアドバイスをくださると同時に、自分で考え決め、実行に移すことの大切さを教えてくださった。
時に厳しく、時に優しく、制作をするときは制作に没頭し、休憩時間は思いっきり息抜きをする。そのリズムが上達する上で大切だったと今思う。
どばたは、素敵な先生方以外に、教務の方々、事務の方々、お掃除をしてくださる方、そして友人がいる。全ての人々がいてくださったから苦しい時もがんばれた。
どばた生であったこと、この最高の環境にいられたこと、私にとってどばたは大切な場所、どばた無しに今の私はないと思っている。

室井 颯輝 さん(2013年 彫刻科 通信教育)

香川
県立高松工芸高等学校 現役

合格大学:
東京芸術大学 彫刻科

「見ること」

私は、高校2年の夏季講習会で初めてすいどーばたに行きました。
それまで地元の高校でしか作品を作っていなかった私にとって、すいどーばたの空気はとても新鮮に感じられたことを覚えています。
そしてその中で私は、自分には明らかに力が足りないことに気がつきました。その後、高校に通いながら通信教育を受け、講習会の度にすいどーばたに通い、できる限りの努力をしました。コンクールの結果もある程度ついてきたこともあり、実力はかなり付いてきたと思っていました。
 しかし、冬季講習の中頃、私はかつて無いほどの不調に陥りました。
デッサンが納得いかないまま時間が過ぎ、途中で終わる。そんなことを何度も繰り返しました。原因はおおよそ分かっていました。
テクニックに頼りすぎたデッサンに限界がきて、崩壊していたのです。ある先生に、「今お前のデッサンが途中で終わるのは自分でどこか引っかかってる部分があるからだ。そこで自分の手を頼るんじゃなく、目でしっかりモチーフを見て描いて欲しい。途中で終わるのはお前の目が正しい証拠だ。」と言われ、この時から意味も分からず「モチーフを見る」ということを常に課題にして作品を作りました。
初めは上手く行かず、見るってなんだ?としか思いませんでした。
しかし、少しずつモチーフを見ることができるようになってきて、自分の作品がよくなっていきました。
自分が納得できる「作品」を作りたい。そんなことも考えながら作品を作っていると、気づいたら、今私が作品を作る上で一番大切にしたいと思う、「モチーフを見てその感動を写し込む」ということが出来るようになっていました。
しかし、1人じゃ絶対にここまで来ることは出来ませんでした。こんなに素晴らしい事を気づかせてくれたのはやはり、今までに出会ってきた先生であり、ライバルであり、支えてくれた人々です。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました!

佐藤 陽華さん(2012年 デザイン・工芸 通信教育)

山形
県立鶴岡南高等学校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン
多摩美術大学 グラフィックデザイン

「どばた生でよかった!」

私は中学生の頃から漠然と「美大に入りたいな〜」と思って高校生になりました。そして高校二年生になる春休みに、初めてどばたの講習会に参加しました。そこで今までおぼろげだった美大合格への道が明快になっていくような手ごたえを感じました。緊張感のあるアトリエや、「次」につながる先生からの講評…。そんなどばたの空気を味わった私は地元に帰って、すぐ通信教育をはじめました。 通信では構図や絵具の溶き方など、大切な基礎から教えてくれます。私はファイリングして自分だけの教科書のように使っていました。また、先生から画面いっぱいに丁寧に書かれた添削ですが、個人的にはさらにそれをノートなどにまとめ直すと、自分の中で先生のアドバイスが整理・インプットされて効果も増すような気がします。そして通信欄では制作した感想から素朴な疑問、近況報告まで、先生はどんなボールでもキャッチして返してくれました。妙に焦ったり、上手くいかずに落ち込む時も、どばたから添削が返ってくると気合いを入れなおして頑張ることができました。 そして講習会に参加している間は先生が会いに来てくれて、作品を見てもらったり、話を聞いてもらったり、本当にお世話になりました。受験間近になってなかなか思うように描けないときも、先生と話して、最後まで楽しんで課題に取り組むことができました。 どばた生で本当に良かった!

寺垣 遼 さん(2011年 デザイン・工芸 通信教育)

鳥取
鳥取西高校 現役

合格大学:
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
多摩美術大学 情報デザイン学科

「通信とどばたと私」

私がすいどーばたの通信教育を始めたのは高3の時に受講した春季講習の時でした。それまで地方の絵画教室にしか通っていなかった私は、受験に向けてとりあえずできることをやってみようと思い、通信教育を始めることにしました。
通信は毎月だいたい2~3課題が送られてきます。部活などで忙しい月はまず1枚でも送り、そのあとで残りの課題を送る、ということもさせてもらいました。
思い通りに描けず、苦しい時期もありましたが、毎回先生の手書きでびっしりと書き込まれた自分の作品が返ってくるたび、出して良かったなぁ、と思ったものでした。そしてそこに書かれたアドバイスや評価を読み、今度こそは、とやる気をみなぎらせていたのでした。
通信の先生方には、通信のやりとりだけではなく、夏季講習会や冬季講習会でどばたを訪れたときにも大変お世話になりました。個人的に1対1で作品を見てもらったり、つらい時に相談に乗ってもらったりと、地方から単身東京に乗り込んだ私にとっては心強い味方でありました。おかげで講習会ではとても集中でき、効果的にレベルアップができたように思います。特に直前講習では1枚描くたびに新しい発見があり、そして新しい課題が見えてくる。そんなことを繰り返す日々でしたが、気がつけば楽しんでいる自分がいたのでした。
すいどーばたでの日々は何ともあっという間でしたが、非常に中味の濃いものであったと思います。私に関わって下さった皆様、本当にありがとうございました。

森 怜美 さん(2011年 映像 通信教育)

石川
星稜高校 卒

合格大学:
武蔵野美術大学 映像学科
東京造形大学 アニメーション学科

「自分のペースを見つける」

落ちてしまった一浪めは、毎回つく評価に極度に一喜一憂し、成績の順位が下がることにおびえてばかりいました。そのため、二浪めから始めた通信教育は、競う相手がいないことでかえって自分の作品に集中でき、前よりのびのびと製作を行うことができました。情報交換をする友達がまわりにいないぶん、自分自身とよく話し合った一年だったように思います。
どんな映画の、どんな部分が一番好きか、どんな情景に心動かされるか、漠然としていた自分のなかでの 『良い』を追求し、作品に生かしました。
当たり前の事だけど、その日どんな評価をもらえたかより、その日何を学び取れたかが一番重要なのだと解りました。 どばたの先生には本当に感謝しています。受かれて、これからも作る事ができてうれしいです。

遠藤 悠加 さん(2010年 デザイン・工芸 通信教育)

福島
県立磐城高校 現役 

合格大学:
武蔵野美術大学 基礎デザイン学科
東京造形大学 グラフィックデザイン学科

「どばたとともに」

私が「すいどーばた」の通信教育を始めたのは高3になってからのことです。それまで、講習会には毎回参加していたものの、地元に美術予備校がなく高校も普通科だった私は、受験を目前にして、地方で勉強することに不安を感じていました。そんな中、高校の先生や先輩から薦められたことがきっかけになりました。
通信をやっていて良かったことは、まず、基礎から学べることです。溝引きや色彩の効果についてなど、まだ不安が残っていた基礎部分をしっかり固めることができ、それからの作品制作に大いに役立ちました。
次に、公開コンクールに参加できることです。地方で勉強していて一番気になる、自分の位置や他の人の作品を知ることができるので、より客観的に自分の作品を見ることができました。
そして何より、担当の先生の存在です。返ってきた作品にびっしり書かれた添削や手紙には、何度も励まされました。また、講習会で描いた作品を、面接の時に1枚1枚、じっくりと講評してもらったり、受験前でガチガチに緊張していた時には、他愛無いおしゃべりに付き合ってくれたり、アドバイスをくれたりと、担当の先生の存在は地方から受験に挑む私にとってとても心強いものであり、支えになっていました。
そうして自分の作品とじっくり向き合い、加筆やリメイクをコツコツと繰り返していくうちに、自分でも「ちょっと上達したかな?」と思えるようになり、それから絵を描くのがとても楽しくなりました。
切磋琢磨しあえる仲間や熱心な先生方と出逢い、絵を描く楽しさを再び味わうことのできたどばたとの日々は、苦しいことも沢山あったけれど、毎日が楽しくて仕方ありませんでした。
これからも、学んだことを忘れず、楽しく作品を作っていきたいです。すいどーばた、ありがとう!

飯澤 彩水 さん(2009年 デザイン・工芸 通信教育)

福島
県立磐城高校 現役

合格大学:
武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科
多摩美術大学 グラフィックデザイン学科
女子美術大学 デザイン学科

「どばたで学んだこと」

私が初めてすいどーばたの講習会に参加したのは、高2の春でした。アトリエ内の緊張感のある空気。周りに座っているのは上手い人ばかり、普段からすいどーばたに通っている人も多数。美大予備校のない地方から来た私はただただ驚くことしか出来ませんでした
。 高3になり、通信教育を始めました。受験まで1年を切り「地方から東京の美大に合格するのは可能なのだろうか」と、悩むこともありました。それでも今まで頑張ってこれたのは、通信の先生がいてくださったからだと思っています。地方で受験の準備をするということは、同じ大学や学科を目指す人もおらず、とても不安で孤独なものです。そんな状況の中、先生の存在はとても心強いものでした。添削されて返ってきた、びっしりアドバイスが書かれた作品と添えられた手紙が、いつも私にやる気を与えてくれました。
通信と講習会を通して、絵を描くこと自体の楽しさを学べた気がします。もちろん受験は怖くて苦しいものですが、それでも描くことは楽しい。受験を意識するあまり忘れてしまったことを、すいどーばたは思い出させてくれました。受験直前には以前のような、「地方では…」というネガティブな考えもすっかり消え去り、当日は思いっきり楽しんで描いてきました。
浪人が許されなかったこともあり、早朝から高校の美術室に行ってデッサンをしたり、とにかく必死で描いた2年間でした。それも今ではとてもいい思い出です。「描くこと」と真正面から向き合えたのは、受験があったからこそかもしれません。すいどーばたで学んだ技術、そして「絵を楽しむこと」、全て忘れることなくこれからの大学生活に生かしていきたいです。