中学生コース 谷津先生デモストのメイキング!

こんにちは!中学生コースです!
総合芸術高校一般入試対策の入直講座も残すところわずか…長いようであっと言う間でした!
今週は授業時間が30分伸び、いよいよ入試だ〜!という空気が出てきました。
アトリエでは鉛筆のシャシャシャシャ…という音や、筆洗バケツに筆を突っ込むジャブジャブ…という音が響いています。これが聞こえると入直だな〜としみじみ思います^ ^

さて、今日は谷津先生がデモストしてくれたので、順を追って写真を載せていきます。

デッサンの描き出し1時間です。
この時点で絵の中の「床面」がどこなのか、すべてのモチーフの「接地点」が明快に描けています。

「床面(台)」は坂のように斜めっていないかな?
上に置かれているモチーフが全て同じ「床面 (平面)」に乗っているかな?

これをしっかり確認しましょう!

デッサンの完成です。
さっきと比べてモチーフの「キワ」の部分と「光が当たっているところ」の描写が進みました。
両方とも、モチーフの素材感や特徴がよく表れるところです。
デッサンの段階でしっかり観察してから水彩に入りましょうね!

塗りだしです。
一番強い黒が入る長靴に最初から思い切って色を乗せ、絵全体のバランスを取っています。
モチーフどうしの色が反射しあっているところも最初の段階で色を乗せていますね。
「全ての物が絵の中で同じ世界にあるんだ!」と感じさせる事ができます。

また前回のブログでも書いたように、光側と影側の差を初めからバチっ!と乗せるために谷津先生、全てのモチーフの影側を同時に塗っています。

水彩に入って40分ほど。
だいぶ進みました。背景も含め、絵の具が乗っていない場所がありませんね。
ちまちまと一部分だけ描写するのではなく、全体の調和を考えながら進めています。

塗りだしから1時間過ぎた頃です。
ダクトホースを見て見ましょう。手前に伸びてくる部分とパイプ椅子の下や奥にあるもの、表現を変えていますね!
手前かつ光側、奥かつ影側でここまで差をしっかり出しています。

完成!
手前側に迫ってくるものの描写がしっかりと入り、迫力が出ました。
全体のバランスも程よいところで終わっています。

ただ塗る、ただ描き込むだけでない、全体のバランスのよい仕上がりをよく考えて終われると良いですね!

余談ですが、谷津先生はなんと今日ちょうど(!)東京芸術大学の博士後期課程選抜試験に合格したそうですよ!
おめでたい!みんなもおめでたいパワーを分けて貰いましょう〜!

家でもどばたブログで復習してくれると嬉しいな^ ^

ラストスパート、休むときはしっかり休んで駆け抜けましょう!

2017年2月20日(月)〔中学生